前場コメント No.7 ドンキホーテ、旭化成、日本空港ビルデング、UACJ、アイスタディなど

2018/01/19(金) 11:30
★9:11  ドンキホーテ-続落 上期14%営業増益との観測 材料出尽くしで売り
 ドンキホーテホールディングス<7532.T>が続落。19日付の日経新聞朝刊で、同社の18.6期上期(7-12月)の連結営業利益が前年同期比14%増の300億円前後だったようだと報じられた。
 9%増の288億円だった会社予想を上回り、同期間では9年連続で過去最高になるという。食品や日用品を低価格で販売する戦略で来店客数が増加したとされる。訪日外国人(インバウンド)消費も好調だったもよう。18.6期通期の業績予想については引き上げる可能性が高いとしている。しかし株価は、材料出尽くしで下落している。

★9:15  旭化成-MSMUFGが目標株価引き上げ 3Q決算時に通期会社計画は増額されよう
 旭化成<3407.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、3Q決算時に通期会社計画は増額されようとコメント。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は1400円→1560円と引き上げた。
 ANスプレッドの想定以上の改善により、17年度営業利益(OP)予想は1810億円から1930億円に増額。18年度以降もスライドする形で増額だが、増益率は鈍化を予想。17年度3Q決算時に通期会社計画は増額修正される見込み。
 18年度は同1900億円から1960億円へ見直し。ケミカルズやエレキの利益を上乗せした。17年度予想比では、ANの市況・スプレッド低下によりケミカルズは利益減を見込むとしたが、クリティカルケア・エレキ・住宅の伸びでカバーし、営業利益は2%増と予想。19年度も順調な収益拡大が期待可能。

★9:15  日本空港ビルデング-5日続伸 空港免税店事前注文WEBサイトにオンライン決済導入
 日本空港ビルデング<9706.T>が5日続伸。同社は1月18日大引け後に、運営する空港免税店事前注文WEBサイト「JAPAN DUTY FREE」において、クレジットカードによるオンライン決済システムを導入すると発表した。日本で初めて、空港免税店の事前決済が可能となる。導入は1月22日12時。導入により、空港における決済が不要となり、スムーズに免税品を受け取れるとした。

★9:16  UACJ-SMBC日興が目標株価引き下げ 株価上昇には投資効果の浸透が不可欠
 UACJ<5741.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、株価上昇には投資効果の浸透が不可欠と判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は4300円→3850円と引き下げた。
 タイのUATH、米国のCUAの設備立ち上がりの遅れが業績下方修正と目標株価引き下げの主因としたが、投資評価「1」を継続する理由は、長期的には設備稼働率が上昇し、自動車、缶材向けの需要の伸びを捕捉するものと予想しているため。
 今18.3期2Qで在庫影響を除いた経常利益は下振れ傾向にあり、通期の会社計画の下振れ懸念は2Q決算後の株価下落で織り込んだものと推定。もっとも、新規設備の稼働が遅れているにもかかわらず、次々と設備投資を意思決定しており、景気が後退した場合の財務体質に与えるリスクにも留意。今春に来19.3期を初年度とする中期経営計画を公表する予定。現在行われている投資からのリターンを着実にする内容を期待。

★9:17  アイスタディ-急騰 フィスコ仮想通貨取引所と共同マーケティングを開始
 アイスタディ<2345.T>が急騰。同社は18日に、フィスコ<3807.T>のグループ企業でありアイスタディの業務提携先であるフィスコ仮想通貨取引所(東京都港区)と協業の一環として、共同マーケティングを開始したと発表した。
 両社では、仮想通貨市場の正しい理解と活性化に向け、共同で仮想通貨投資教育コンテンツ「eラーニングで学ぶ プロはこうやって儲ける!ビットコイン相場の読み方」の提供を予定している。この取り組みの一環として、教育コンテンツを通じてビットコインに興味を持ったユーザーや、同社が保有する20万人を超える会員に向けたキャンペーンなどを実施し、新規ユーザーの獲得を目指すとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。


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