■LDNFIX=ドル円は重いが、期末を控え下攻めには躊躇

2017/03/29(水) 00:05
 ロンドンフィックスにかけては、ドル円は緩やかながら110.20円まで下落した。米長期債利回りが2.355%まで低下したことを背景に重い展開だった。しかし昨日も110.11円の安値から110円後半まで切り返したことを見ている欧州勢は、積極的に売りこんで110円割れを狙うことはできなかった。また明日のスポット応答日が3月31日の日本の期末で、東京仲値の買い需要も予想されるため、欧州で作ったドル円のショートポジションを東京市場でカットさせられる恐れもあり、下値を攻められない理由になっている。クロス円はまちまちでユーロ円は120円手前、ポンド円は138円前半、豪ドル円は84円前半で小動き。この後にイエレンFRB議長をはじめ、パウエルFRB理事、ジョージ米カンザスティ連銀総裁、カプラン米ダラス連銀総裁の講演も予定されていることもあり、大きくポジションを傾けにくい。  本日発表された米国の3月消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数は市場予想より良かったものの、ダウ平均も為替も動意薄だった。  ユーロドルは1.08ドル後半を中心とした狭いレンジ取引された。ユーロは明日欧州連合(EU)離脱手続き開始を通告するポンドに対しては強含み0.8674ポンドまでユーロが買われた。ポンドドルは1.2527ドル、ポンド円は138.12円まで下落した。  加ドルは原油価格が48ドル台前半で落ち着いた動きを見せたこともあり、ドル/加ドルは1.33加ドル後半、加ドル円は82円半ばを中心とした動きだった。
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