〔Market Flash〕今週の米国株は上値は限定的か、3指数とも25日線割れの可能性も~みずほ

2016/09/27(火) 14:27
【14:15】今週の米国株は上値は限定的か、3指数とも25日線割れの可能性も~みずほ  みずほ証券のテクニカルレポートでは、米国株について考察している。FOMC直後の米国主要3指数は続伸し、NASDAQは2日連続で史上最高値を更新したが、先週末には反落の動きとなった。ダウ平均とS&P500は史上最高値を更新できずに反落している。今週は主要3指数は共に上値は限定的で下落しやすいとみており、そろって25日線を下回ると想定している。ダウ平均は25日線を下回っていると18000ドル割れの可能性があるとみており、その場合は10月下旬頃に、17000ドルまで下落すると予想している。ただし11月は反発し、年末は18000ドル程度と予想している。 【13:25】建機セクター 事業環境に本格的な回復は見られない~ドイツ  ドイツ証券では建設機械セクターに関して、足元では短期的に石炭価格が回復しているものの、2017年には再び価格は低下すると予想している。大手鉱山の設備投資も減少幅は縮小を見込んではいるものの、2017年も減少を予想している。中国建機市場は底打ち感が出ているが、中国の不動産市況はすでにピークを迎えたとの見方から、2017年の不動産販売は1割減を現時点で予想している。総じて底打ちは近いなかで明確な回復材料には欠けており、コマツ(6301)や日立建機(6305)など、株価が先行している足元の回復感を継続させる要素は見当たらないとコメントしている。 【12:55】為替は足元でドル底入れの可能性も~大和  大和証券のテクニカルレポートでは、今年に入ってからの日銀の金融政策に関して、為替市場には期待外れが続いているが、そこには2つのパターンがあると指摘している。一つ目は会合の翌週火曜日にドルが底入れするパターンで、4月、6月の決定会合ではそのような動きとなり、7月会合後もまずは8月2日の火曜に底値形成のパターンを踏襲していたとのこと。二つ目は日本の休日にドルが底入れするパターンで、1月、4月の会合後には2月11日(建国記念日)、5月3日(憲法記念日)に底入れし、8月もお盆の最終日である16日に底入れしたと指摘している。今回9月は事前に円安期待がなかったこともあり、今後下振れても限定的と考えている。トレンドとしては円高はいったん終了としたとみており、9月22日(春分の日)か火曜の9月27日にドルが底入れすると想定している。 【11:00】小売セクター 9月は残暑、台風で大苦戦も家具は健闘~SMBC日興  SMBC日興証券では、20日締めの小売り専門店が発表した9月度(8/21~9/20)の月次動向を受けてリポートしている。9月度は、台風や高温、高い前年ハードルなどの悪条件があり、想像できてはいたものの、かなり低調な内容と捉えている。そのようななか、気温影響を受けない家具売上があるニトリHD(9843)は相対的に良かったと指摘している。8月の消費者態度指数は前年同月比で回復しており、9月度売上の苦戦は消費意欲が低下しているわけではなく、天候が主因と考えている。今後も天候不良が続いた場合、アパレルは一部商品に機会ロスが発生する可能性があるとみているが、ホームファッションの季節商材は売上タイミングが変動するのみで、機会ロスは軽微と考えている。 【10:35】日経JASDAQ平均は200日移動平均線を上放れた~野村  野村証券のテクニカルレポートでは、日経JASDAQ平均について考察している。21日には終値で200日移動平均線を上回り、翌営業日の23日には6月13日以来、約3カ月ぶりに2500円台を回復した。26日にはマドを空けて続伸しており、7月から続くもみ合いを上放れた可能性があるとみている。目先の上値のメドは6月9日ザラ場高値の2564円を想定している。目先は上昇に対する反動もあるとみているが、反落する場合は200日移動平均線(2474円、26日時点)が下値サポートになると考えている。この先、終値で2500円を割り込まずに推移すれば、来週以降は75日移動平均線が上昇に転じる公算が高く、終値ベースでの年初来高値(1月5日終値2640円)更新が視野に入ると考えている。 【10:05】高粗利商材への舵取りが奏功するライオンとピジョン~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、人口減少と消費マインドの低迷により、国内日用品の需要見通しは楽観できないと考えている。ただし日用品は領域によっては 成長と縮小の二極化が顕著になってきているとみており、ヘルスケアやオーラルケアの領域は、健康維持増進意識の高まりや、単身世帯など世帯数の増加から堅調な推移を予想している。また、女性の就業率上昇による新たな需要の発掘や、自己投資意識に対応した新製品提案も市場を活性化させる新たな要因になってきたと考えている。同観点において、高粗利率商材への舵取りから2桁増益を実現する企業として、ライオン(4912)とピジョン(7956)に注目している。 【9:20】原料炭市況に天井感、メタルスプレッドは短期的なボトムか~SMBC日興  SMBC日興証券では鉄鋼セクターに関して、急騰を続けていた原料炭価格にようやく天井感が出始めたと指摘。豪州の高品質強粘炭のトン当たりスポット価格は1カ月間で約2倍に急騰したが、9月23日にはわずかではあるが3カ月半ぶりに下落に転じた。市況の急騰を受けて中国の熱延鋼板のスポットベースのトン当たりメタルスプレッド(鋼材価格-主原料コスト)は、4週間で3割強縮小したが、おおむね現水準が短期的なボトムとなる可能性があるとみて良さそうだとコメントしている。今回のスポットベースのメタルスプレッド縮小は、日本の高炉各社にとって収益面で大きくネガティブと捉える必要はないと考えている。原料炭市況が落ち着きを取り戻せば日本の高炉各社への投資妙味は増してくるとみており、今後の動向に注目している。 【8:45】寄り前気配はトレンド、住友林、セイノーHD、京成が高い気配値  主力株の寄り前気配では、トレンド(4704) +3.92%、住友林(1911) +3.68%、セイノーHD(9076) +3.52%、京成(9009) +3.32%、THK(6481) +3.10%、大正薬HD(4581) +2.94%、ユー・エス (4732) +2.83%、常陽銀(8333) +2.79%、ニチコン(6996) +2.66%、ヤマダ電(9831) +2.57%などが高い気配値。  一方、東洋水産(2875)-11.47%、ダイセキ(9793)-11.06%、南都銀(8367) -9.67%、八十二(8359) -7.99%、滋賀銀(8366) -7.29%、ニッパツ(5991) -6.87%、日テレHD(9404) -6.74%、北洋銀行(8524) -6.47%、協エクシオ(1951) -6.30%、アルフレッサ (2784) -6.29%などが安い気配値となっている。
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