前場コメント No.15 三井住友、静岡銀行、高砂熱学工業、松井証券、マネックスGなど

2017/05/29(月) 11:30
★10:39  三井住友-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 17.3期決算を受けて予想を見直し
 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、前17.3期決算を受けて予想を見直し。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は5100円→4900円と引き下げた。
 前17.3期当期利益は7065億円(前年比9.3%増)、会社予想の7000億円(同8.2%増)比は101%となった。連結納税制度導入に伴う税効果(1000億円程度)、前年同期のBTPN(インドネシア)のれん減損や利息返還損失引当金の負担消滅などが大きい。
 業績は今18.3期の減益後、安定的な成長を予想。超低金利による資金利益の伸び悩み、与信関係費用の標準化(費用増)を見込む一方で、役務取引等利益や市場部門の健闘を期待。

★10:42  静岡銀行-SMBC日興が目標株価引き下げ 18.3期は市場部門収益の再構築へ
 静岡銀行<8355.T>が続落。SMBC日興証券では、今18.3期は市場部門収益の再構築を想定。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1000円→900円と引き下げた。
 今18.3期連結純利益計画は460億円で、前17.3期初計画(500億円:外債の損失処理やマネックスグループ株の減損処理などを実質的に除いた利益水準)をやや下回る。前17.3期末にかけて外債を中心に有価証券を前期末比約4 割削減したため、今18.3期は有価証券の積み上げを急いだとしても、有価証券利息配当金(除投信解約益)は前期比約100億円の減少が見込まれる。一方で、有価証券売却益や一般貸倒引当金の戻入(会社計画50億円:算定基準の見直しによる)などで補い、今18.3期はおおむね会社計画線は確保できる見通し。

★10:42  高砂熱学-底堅い ビルエネルギー管理で気象予報など外部データ活用
 高砂熱学工業<1969.T>が底堅い。29日付の日刊工業新聞で、同社が空調などを制御するビルエネルギー管理システム(BEMS)上で気象予報などの外部データを活用する機能を開発すると報じられた。
 天候や気温の変化に備えて空調設備を自動制御することで省エネルギー化を進めるという。また、人工知能(AI)によるデータ解析機能も強化するとされる。2019年度までをめどに建物データを一元管理する情報処理基盤の構築を目指すもよう。今後の収益貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★10:44  松井証券-SMBC日興が目標株価引き上げ 配当利回りは5%を超えよう
 松井証券<8628.T>が反発。SMBC日興証券では、記念配当を保守的に見積もっても、配当利回りは5%を超えようとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は880円→950円と引き上げた。
 目標株価変更の主因は、(1)市場環境を踏まえた業績上方修正、(2)市場全体の期待収益率下落(6.9%→6.3%)。株価の上値余地は市場環境しだいであるが、今期は記念配当にも期待でき、普通配当のダウンサイドリスクが相対的に小さいため、配当利回り株としての魅力が高いと考えるとした。SMBC日興では100周年記念配当を保守的に15円と予想、期末へと期待は高まる見通し。

★10:47  マネックスG-SMBC日興が目標株価引き上げ コスト削減フェーズは一段落
 マネックスグループ<8698.T>が続落。SMBC日興証券では、コスト削減フェーズは一段落しており、収益基盤の拡大を注視するとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は240円→250円と引き上げた。
 目標株価変更の主因は、(1)目標株価算出の基準となる決算期の変更、(2)市場全体の期待収益率下落(6.9%→6.3%)であり、業績予想数値に大きな変更はないとした。
 引き続き、同社のシステムコストが高止まりすると想定。前17.3期4Q決算で会社側から示された人件費も含めた今18.3期の固定費削減効果(17.3期対比24億円減)を参考に業績予想に反映させているとしたが、システムコストは長期にわたり固定化されやすい。さらなる固定費水準引き下げには長期の取り組みが必要であり、同社の業績は金融市場環境次第で大きく変動する構造が続くとみられるとした。


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