前場コメント No.13 トランスジェニック、タツミ、OKI、アドバンテスト、味の素など

2017/06/22(木) 11:31
★10:35  トランスジェニック-大幅続伸 日経バイオテクで福永社長のインタビュー掲載
 トランスジェニック<2342.T>が大幅続伸。同社は22日、グループ会社のジェネティックラボ(札幌市)が、2種類のがんクリニカルシーケンスの受託検査の提供を開始することについて、22日付の日経バイオテクに福永健司社長のインタビューが掲載されたと発表した。
 ジェネティックラボの2種類のがんクリニカルシーケンスの受託検査は、1種類が、三菱スペース・ソフトウェア(東京都港区)、北海道がんセンター(札幌市)と協業して実施する「PleSSision(プレシジョン)検査」、もう1種類は、国内の大手電機メーカーと協業で立ち上げる受託検査だという。今後の業績拡大への期待などから、買いが向かっている。

★10:37  タツミ-ストップ高買い気配 ロボット分野を強化へ 生産効率化へロボット活用
 タツミ<7268.T>がストップ高買い気配。日本経済新聞・電子版で22日7時01分に、同社がロボット分野の強化に乗り出すと伝えられたことが材料。
 記事によると、自動車の電装品やブレーキ用部品の生産効率化へロボットの活用を拡大するほか、新規事業としてロボット用部品の開発や販売を進める。国内の自動車関連の生産が伸び悩む中、日本での生産・販売の維持拡大につなげる。連結売上高を3年間で2017年3月期に比べ2割伸ばした上で、25年3月期には120億円に引き上げるとした。

★10:37  OKI-底堅い 移動式ATMを開発 3年で1000台販売目指す
 沖電気工業<6703.T>が底堅い。22日付の日経新聞朝刊で、同社が移動式のATMを開発したと報じられた。
 一般車両に搭載でき、入出金や振り込みのほか、通帳記入などの機能を備えるという。一般車両に搭載できるATMは国内では初めてとされる。金融機関にとっては、人口が少なく店舗網を維持することが難しい地域でも一定の金融サービスを提供できるもよう。今後3年間で1000台の販売を目指すとしている。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅く推移している。

★10:38  タカタ-大幅安 民事再生法申請の報道で「何ら決定した事実はございません」
 タカタ<7312.T>が大幅安。同社が6月23日もしくは26日に民事再生法の適用を申請するとの22日付け朝日新聞・朝刊の報道に関し、同日9時30分に「現時点において当社として何ら決定した事実はございません」とするコメントを公表している。
 なお、時事通信は22日午前、タカタが26日にも民事再生法の適用を東京地裁に申請する方向で最終調整に入ったことがわかったと伝えている。
 東証は、法的整理に関する不明確な情報が報道されているとして、タカタ株に注意喚起を行っている。

★10:44  アドバンテスト-小安い 真皮内血管網を高分解能で3次元イメージングすることに成功
 アドバンテスト<6857.T>が小安い。同社は22日に、光超音波と超音波を組み合わせて、人の皮膚内部(真皮)にある血管網を、高分解能で3次元イメージングすることに成功したと発表した。
 光超音波と超音波の組み合わせにより、皮膚の断層画像が見えるだけでなく、真皮のどの深さに血管があるかが精緻に特定できるようになったという。また、表皮の構造(キメ、毛穴など)も画像化に成功。医療や美容をはじめ幅広い分野でのin vivo測定(生体を非侵襲で測定)の可能性を開くとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★10:45  味の素-6日続伸 「先端バイオ医療周辺領域」を成長ドライバーにと報じられる
 味の素<2802.T>が6日続伸。6月22日付け化学工業日報で、同社が経営の柱と位置付けるアミノサイエンスの重点分であるヘルスケアで、「先端バイオ医療周辺領域」を成長ドライバーとして、新たなビジネスモデルを創出する方針を明らかにしたと伝えられた。
 バイオ医薬品と再生医療を両軸に、製薬メーカーや医療機関をサポートする技術開発を加速するとともに、製品・サービスのバリュー・チェーンの構築を目指すもの。特に急拡大が予想される抗体医薬のADC(抗体と薬物複合体)とオリゴ核酸は、開発・製造受託(CDMO)ビジネスに集中すると報じられている。


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