キャンバス-後場買い気配 CBP501作用メカニズムに関する論文をOncotarget誌へ掲載
キャンバス<4575.T>が後場買い気配。同社は23日11時30分に、米国の有力な論文誌Oncotargetオンライン版に、同社が開発中の抗がん剤候補化合物CBP501の作用メカニズムに関する論文が掲載されたと発表した。
この論文では、CBP501が肺がん細胞の遊走・浸潤・上皮間葉移行を広く阻害すること、そして特に上皮成長因子(EGF)が誘導する遊走・浸潤・上皮間葉移行阻の阻害については、がん原遺伝子KRasとカルモジュリンの結合をCBP501が阻害することによって起きていることを示したという。
これにより、CBP501は、既に明らかになっていた作用メカニズムである細胞周期G2チェックポイント阻害によるDNA損傷修復抑制作用、カルモジュリン阻害によるプラチナ細胞内濃度上昇を通したDNA損傷増加作用に加えて、同じカルモジュリン阻害によって癌細胞の遊走・浸潤・上皮間葉移行を阻害する作用を持つことが示されたとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ