前場コメント No.11 夢の街創造委員会、三菱ガス化学、花王、日本バルカー、カナミックなど

2017/08/16(水) 11:30
★9:47  日本アイエスケイ-大幅続伸 マイナス金利政策などを背景とした金庫人気 大型化へ
 日本アイ・エス・ケイ<7986.T>が大幅続伸。16日付けの日本経済新聞朝刊で金庫が大型化しているとの特集記事が組まれており、「上野にあるショールームの来訪者が目に見えて増えてきたと感じる」との同社常務の三木隆信氏のコメントが掲載されている。マイナス金利政策の導入以降、金庫の人気が高まったが、最近は売れ筋が「どんどん大型化している」とのこと。同記事では、銀行口座にマイナンバーを登録しても預金残高などは把握されないが、漠然とした不安から現金を好む人は多いとの内容も報じられている。これらを好感した買いが入っているもよう。

★9:48  夢の街創造委員会-反発 期末配当金を3.3円に
 夢の街創造委員会<2484.T>が反発。同社は15日に、これまで未定としていた17.8期の期末配当予想を3.3円に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:50  三菱ガス化学-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 機能と芳香族の好調持続を織り込んだ
 三菱ガス化学<4182.T>が6日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、機能と芳香族の好調持続を織り込んだ株価水準に到達したとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は2100円→2760円と引き上げた。
 主に芳香族化学品の予想を増額し、利益予想を大幅上方修正。市況好調や数量増により機能化学品や芳香族化学品が業績をけん引すると予想していたが、従来予想よりも収益貢献が大きいため収益予想を上方修正するとした。今18.3期1Q(4~6月)は、両セグメントで予想以上に需要増とスプレッド改善が寄与、三菱UFJMS予想を大きく上回った。各製品の市況推移はほぼ想定通りであったが、半導体向け薬品や芳香族化学品などの市況品以外の収益が弊社従来想定を大きく上回った。現在の両セグメントの好調が2Q(7~9月)以降も持続すると予想し、利益予想を上方修正。

★9:50  花王-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 紙おむつ以外の領域における競争打破が焦点
 花王<4452.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、紙おむつ以外の領域における競争打破が焦点とコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は6570円→6550円と引き下げた。
 以下3点に注目し、エクイティストーリー「中立」で据え置き。(1)中国とインドネシアにおける紙おむつ事業の高い売上成長、(2)国内化粧品とアジア日用品の競争激化に対する収益性の低迷、(3)増配継続と株主還元に対する投資家の信頼。今17.12期上期(1~6月)決算では、(1)中国とインドネシアの紙おむつ事業のトップライン成長持続、(2)越境ECの紙おむつ事業が収益をけん引する国内ヒューマンヘルスケア事業、(3)ファブリック&ホームケアの原材料価格上昇影響と競争激化を確認したとしている。

★9:56  日本バルカー-続伸 半導体製造用薬品タンクを中国と米国で生産
 日本バルカー工業<7995.T>が続伸。16日付の日経産業新聞で、同社が半導体製造に使う薬品を貯蔵するタンクの生産を中国と米国で始めると報じられた。
 今年秋から来年はじめにかけて、両国で製造体制を整えて、以前からの台湾を合わせて海外3拠点での生産体制を整えるという。関連製品向けを含めた投資額は5億円強とみられる。IoTが広がり、半導体生産が世界各地で活発になることに対応するもよう。今後の業績の伸びが期待され、買いが入っている。

★9:57  カナミックネットワーク-大幅に8日続落 40万株の立会外分売を実施
 カナミックネットワーク<3939.T>が大幅に8日続落。同社は15日、立会外分売を実施すると発表した。需給悪化につながるとの懸念から売りが出ている。
 8月16日に40万株(発行済み株式数の4.99%)の立会外分売を実施する。分売値段は1926円。将来的に東証一部への市場変更を目指しており、その形式要件の充足を図ることが目的。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ