前場コメント No.9 石油資源開発、インヴィンシブル、ヤフー、スクエニ、カカクコムなど

2017/09/22(金) 11:30
★10:37  石油資源開発-みずほが目標株価引き下げ 収支状況が厳しい北米の資産評価を見極めたい
 石油資源開発<1662.T>が8日続伸。みずほ証券では、収支状況が厳しい北米事業の資産評価の動向を見極めたいとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は2600円→2300円と引き下げた。
 1Q決算の内容や油価・為替前提の変更などを踏まえて業績予想を見直し、目標株価を引き下げる。油価が50ドル/バレル台での推移では低収益が続く見通しで、収益性指標をもとにした株価評価は困難との見方を継続。株価水準はPBRの最低値を更新する水準で推移しているが、短期的にはLNG事業の計画検討を中止したことを受けて、カナダのシェールガスの上流事業の資産に関するさらなる減損計上などを注視する必要があるとした。

★10:39  インヴィンシブル-続落 投資主優待制度を導入 宿泊を10%割引
 インヴィンシブル投資法人<8963.T>が続落。同投資法人は21日に、投資主優待制度を導入すると発表した。2017年12月31日を基準日に10口以上を保有する投資主を対象とし、以降は各決算期末日を基準日にする予定。
 優待内容は、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルへの宿泊に際しては、ベスト・アベイラブル・レートから10%の割引を受けることができ、また、マイステイズブランド・ホテルへの宿泊に際しては、対象となるホテルにおいてベスト・アベイラブル・レートから10%の割引を受けることができるという。なお、「ベスト・アベイラブル・レート」とは、各ホテルが、その宿泊時期・予約時点において最も安い値段であるとする料金のこととしている。

★10:46  ヤフー-CSが目標株価引き下げ アドフラウド対策の影響は短期的にあるも軽微との見方
 ヤフー<4689.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、アドフラウド対策の影響は短期的にあるも、中長期のトレンドには軽微と想定。投資評価「OUTPERFORM」を継続も、目標株価は610円→590円と引き下げた。
 1Q決算を反映し、業績予想を見直し。Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)配信先(他メディア)を一部停止した影響でトップラインの成長は一時的に鈍化するとし、業績予想を見直したもの。ただし、Yahoo Japan自体の広告メディアは堅調で、広告収入は1ケタ半ばの成長率を維持できる見通し。業績予想は微修正。

★10:47  スクウェアエニックス-大幅に3日ぶり反発 「NieR:Automata」累計出荷・DL販売本数200万本突破
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が大幅に3日ぶり反発。同社傘下のスクウェア・エニックス(東京都新宿区)は21日に、「NieR:Automata」(対応機種:PlayStation4/PC)の世界累計出荷・ダウンロード販売本数が、200万本を突破したと発表した。
 2月の発売以降パッケージ出荷とダウンロード販売本数を伸ばし、4月には同本数が100万本を突破していた。なお、日本ゲーム大賞2017にて優秀賞を受賞するなど作品の評価も高いとしている。

★10:53  カカクコム-CSが目標株価引き下げ 1Q決算を反映 業績予想を見直し
 カカクコム<2371.T>が3日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、1Q決算を反映させ業績予想を見直し。投資評価「UNDERPERFORM」を継続、目標株価は1300円→1200円と引き下げた。
 1Q業績は前年同期比1ケタ前半の増収増益にとどまった。業績のけん引役と想定していた食べログ事業も同6%の増収にとどまり、成長率の低下が懸念される。食べログ予約サービスの利用率向上と料金改定、および個人課金のテコ入れで食べログ事業は2ケタ成長に回帰するとみられるが、価格比較サイトは低調な状況が続くと予想。連結業績の成長率低下が続けば、株価回復は期待しにくい。
 一方、B/Sは強固で配当増、自社株買いの余力があると注目。9月20日には最大70億円、500万株(発行済み株式の2.3%相当)の自社株買いが発表されたと評価。


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