前場コメント No.16 ホンダ、ペプチドリーム、ノーリツ鋼機、ロックオン、カーリットなど

2018/02/20(火) 11:31
★10:53  ホンダ-野村が目標株価引き下げ 3Q決算と新興国通貨安を予想に反映
 ホンダ<7267.T>が4日ぶり反落。野村証券では、3Q決算と新興国通貨安を予想に反映。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3800円→3700円と引き下げた。
 ASEANやインドで高収益な二輪車事業の成長が続いている点は魅力。しかし、アジアの新興国の通貨が対円で下落しており、現状のスポットレートが続けば、これらの通貨が強含んだことで実力以上にアジアの売上高、利益が拡大した17年4~12月期の状況と異なり、実態のビジネスの成長が決算数値に表れづらくなるとみられるとした。

★10:59  ペプチドリーム-野村が目標株価引き上げ 特殊環状ペプチドが狙う市場は大きい
 ペプチドリーム<4587.T>が5日続伸。野村証券では、特殊環状ペプチドが狙う市場は大きく、長期継続的成長を見込むとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3920円→5000円と引き上げた。
 Bayerの共同研究開発契約の条件など、同社のパイプライン価値を推定できる材料が集まり、特殊ペプチドを用いた開発プロジェクトが目指す製品価値の前提を引き上げるとした。自社創薬のロイヤリティ前提を見直したため野村予想は微修正にとどめるとしたが、臨床試験開始数の増加ペースの加速を見込む24.6期以降について、ロイヤリティ収入の増加ペースも加速すること、プロジェクトの進捗及び案件獲得状況を踏まえ、27.6期以降も持続的な製品売上の拡大が見込めるため、永久成長率を0%から1.0%と変更、目標株価を引き上げるとした。

★11:08  東洋エンジニアリング-もみ合い 千葉県勝浦市に建設予定の大規模太陽光発電所を受注
 東洋エンジニアリング<6330.T>がもみ合い。同社は20日に、合同会社KSパワー1が計画している千葉県勝浦市に建設予定の大規模太陽光発電所を受注したと発表した。
 発電容量は32メガワットで、完成は2019年を予定。なお、全量が東京電力エナジーパートナーに販売されるという。この受注により、同社が手がけた太陽光発電所の出力の合計量は580メガワットを超えるとしている。

★11:10  ノーリツ鋼機-野村が目標株価引き上げ ヘルスケア事業は従来予想以上に好調
 ノーリツ鋼機<7744.T>が4日続伸。野村証券では、ヘルスケア事業は従来予想以上に好調と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3170円→3400円と引き上げた。
 今18.3期3Q決算の動向を踏まえて、業績予想を修正。3Qではシニア向けの通販事業は苦戦が続くものの、ペン先事業やヘルスケア事業が予想以上に好調に推移していることを織り込んで、野村の利益予想を上方修正した。
 今18.3期1~3Q期では、シニア向けの通販事業を展開するシニア・ライフ部門の営業利益が、運賃の上昇や新規顧客の獲得費用を積極投入したことを背景に前年同期比67%減益(同6.5億円減益)となった。運賃上昇による悪影響は下期から本格化しており、来19.3期上期にかけても減益効果となる見通し。

★11:10  ロックオン-上げ幅拡大 Dガレージとマーケティングデータ活用と利用促進支援で協業
 ロックオン<3690.T>が上げ幅拡大。同社は20日11時、デジタルガレージ<4819.T>と協業し、顧客企業のマーケティングデータ活用と新規利用促進支援を共同で進めると発表した。
 ロックオンのマーケティングプラットフォーム「アドエビス」が保有するデータ活用ノウハウとデジタルガレージの顧客網を融合し、顧客の統合デジタルマーケティング推進での課題解決を支援する。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★11:16  トランスコスモス-続落 AI活用しSNS上の声から広告訴求開発するメソッド「coemo」提供開始
 トランス・コスモス<9715.T>が続落。同社は20日11時に、SNS上のリアルタイムな声からユーザーインサイトを発掘し、消費者の心を動かす広告訴求を開発するメソッド「coemo(コエモ)」を独自に開発し、その提供を開始すると発表した。
 「coemo」では、「Google Cloud Natural Language API」を活用し、人力では把握しきれない膨大な投稿から広告訴求へ活用しやすいユーザーボイスのみを抽出するという。さらに、過去の多様な業界・業種における広告配信実績から得られた知見や独自の分析手法により、効果的な広告訴求を開発するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:17  カーリットHD-底堅い 前橋市の水力発電所を本格稼働へ
 カーリットホールディングス<4275.T>が底堅い。20日付の日経産業新聞で、同社が前橋市の水力発電所を4月から本格的に稼働させると報じられた。
 近隣の群馬工場で手掛ける電池の受託評価試験事業は電気自動車(EV)の世界的な普及を追い風に、新たな収益源として期待を集めているという。発電所の再稼働で評価に必要な電力を確保し、成長分野の基盤を固めるとされる。今後の収益貢献が期待され、株価は底堅く推移している。


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