前場コメント No.12 三菱自動車、キヤノン、スタンレー電気、コマツ、イーブックなど

2015/04/28(火) 11:30
★10:19 三菱自-上げ幅拡大 子会社が米大手販売金融会社と業務提携を拡大
 三菱自動車工業<7211.T>が上げ幅拡大。同社は28日10時頃、米子会社が米国の大手販売金融会社アライ・ファイナンシャル・インクと業務提携を拡大すると発表した。
 今回の合意は、米国における三菱自動車のブランド構築と販売拡大に向けた施策の一環。今後は米子会社ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(MMNA)の自動車販売金融事業をアライ社が全面的に行う。アライ社が持つ豊富な販売金融商品とサービスを三菱自動車の顧客とディーラーに対して提供することが可能になるという。

★10:24 キヤノン-反落 通期会社計画にも下振れリスクが残る 「売り」継続
 キヤノン<7751.T>が3日ぶり反落。ゴールドマン・サックス証券では、通期会社計画にも下振れリスクが残ると判断。投資判断「売り」を継続した。目標株価は3250円→3300円と引き上げた。
 会社の通期計画は、(1)レンズ交換式カメラの台数下方修正(640万台→580万台)や、(2)ユーロ安などのマイナス要素を、値下げの抑制、原価低減効果の積み増し、経費の削減などのプラス要素が補う格好で期初の営業利益3800億円が据え置かれた。GSでは、Axis社の連結子会社化やユーロ前提の変更(135円→130円)などを反映し、今期、来期、再来期営業利益予想をそれぞれ+1%、+1%、+3%増額。ただし、依然として会社計画や市場コンセンサスには下振れリスクが残ると考えるとし、「売り」の投資判断を継続。

★10:25  アークランドサービス-続伸 新業態「テツメシ!」を出店 1号店は川崎・溝の口
 アークランドサービス<3085.T>が続伸。同社は4月27日の大引け後に、子会社のアークダイニングが、新業態「テツメシ!」を出店すると発表した。5月2日に、1号店として溝の口店(川崎市高津区)を出店する。

★10:27  スタンレー電気-大幅反落 今期営業益13%増も市場予想届かず 前期も下振れ着地
 スタンレー電気<6923.T>が大幅反落。自動車照明大手の同社は27日、今16.3期通期の連結営業利益が430億円(前期比13.0%増)になりそうだと発表した。市場予想(469億円)に届かない。
 併せて発表した前15.3期通期の営業益は381億円(前の期比3.2%増)で着地した。従来予想(420億円)に届かなかったが、コンポーネンツ事業の採算改善で増益を確保した。年間配当は32円(前の期30円)とし、今期は34円を予想している。

★10:28  コマツ-反落 実績/計画は想定以下 市場評価の反落を想定 「中立」継続
 コマツ<6301.T>が反落。ゴールドマン・サックス証券では、実績/計画は想定以下であり、市場評価の反落を想定。投資判断「中立」を継続、目標株価を2400円→2300円と引き下げた。
 説明会などを通じてのポイントは以下の3点。(1)鉱山機械については、新車本体売上高で前年比4割減を見込むなど、厳しい現状を反映(全需は同3割減前提)。(2)一方で、一般建機は全需見通しが同-5~-10%減だが、新車売上高は-1.4%減の想定。これは売価上昇/構成改善が反映されているもよう。中国をはじめ需要環境が冴えないことを踏まえると保守的とは言い難い。(3)緊急対応的な費用削減を含めた固定費削減余地が大きいことを示唆。具体的なリストラ策などが言及されることはなかったが、鉱山機械/一般建機需要が仮に下振れた場合には、費用削減を徹底して利益創出を図ってくるとの印象。
 GSでは、新会社計画営業利益は市場予想を2割近く下回るものの、さらなる下振れは会社側の合理化努力もあって避けられると考えるとした。

★10:36  イーブック-3日続落 マグネットを子会社化 第三者割当増資を引き受け
 イーブックイニシアティブジャパン<3658.T>が3日続落。同社は4月27日の大引け後に、マンガ配信プラットフォームの構築・運営を行う、マグネット(東京都渋谷区)の第三者割当増資を引き受け、議決権割合50.98%の株式を保有すると発表した。払込日は5月7日、取得価格は5200万円。マグネットの子会社化により、電子書籍のユーザー取り込みの強化を図る。


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