前場コメント No.7 ＴＨＫ、駅探、村田製作所、ＴＤＫ、東京電力など
★9:18 ＴＨＫ－ジェフリーズが「HOLD」へ引き下げ 受注調整局面の到来
ＴＨＫ<6481.T>が7日続落。ジェフリーズ証券では、受注調整局面が到来したと判断。投資判断を「BUY」→「HOLD」、目標株価を5300円→3300円と引き下げた。
株価パフォーマンスは、しばらく冴えない展開になる見通し。今18.12期末に向けて、受注の調整局面入りを示すサインが出ているため。今18.12期～来19.12期にかけて営業利益が過去最高を更新していくが、このような受注残に支えられる利益成長は投資家にとってすでに認識済み。株価は当面弱含みで推移するとの見方を示した。
ＴＨＫ<6481.T>が7日続落。ジェフリーズ証券では、受注調整局面が到来したと判断。投資判断を「BUY」→「HOLD」、目標株価を5300円→3300円と引き下げた。
株価パフォーマンスは、しばらく冴えない展開になる見通し。今18.12期末に向けて、受注の調整局面入りを示すサインが出ているため。今18.12期～来19.12期にかけて営業利益が過去最高を更新していくが、このような受注残に支えられる利益成長は投資家にとってすでに認識済み。株価は当面弱含みで推移するとの見方を示した。
★9:21 駅探－急騰 クラウド型旅費交通費精算サービス「駅探BIZ」開発
駅探<3646.T>が急騰。同社は15日に、クラウド型旅費交通費精算サービス「駅探BIZ」を開発し、販売を開始すると発表した。
このサービスは、同社乗り換えエンジンを活用した従来の「運賃検索機能」、「定期代及び定期払い戻し代検索機能」、「定期区間登録及び定期区間運賃控除機能」などに加え、新たにSuica、PASMOなどの交通系ICカードに蓄積された電車、バスの乗車履歴データを同社が特許を取得した独自技術により解析、加工することで、交通費精算業務を大幅に効率化できる業務用ソリューションサービスという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
駅探<3646.T>が急騰。同社は15日に、クラウド型旅費交通費精算サービス「駅探BIZ」を開発し、販売を開始すると発表した。
このサービスは、同社乗り換えエンジンを活用した従来の「運賃検索機能」、「定期代及び定期払い戻し代検索機能」、「定期区間登録及び定期区間運賃控除機能」などに加え、新たにSuica、PASMOなどの交通系ICカードに蓄積された電車、バスの乗車履歴データを同社が特許を取得した独自技術により解析、加工することで、交通費精算業務を大幅に効率化できる業務用ソリューションサービスという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★9:21 村田製作所－5日続伸 中期では低収益事業の適正利益回帰 「買い」継続
村田製作所<6981.T>が5日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、業績ドライバーのMLCCの上振れと、中期では低収益事業の適正利益回帰という両輪を保有していると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を16500円→18300円と引き上げた。
105円/ドルベースを前提とした18年度MLCC売上会社計画（前年比14％増）は保守的とみて、2018～2020年度までのMLCC収益見通しを引き上げ。MLCCは今後複数年の業績ドライバーであり続けると予想。市場はMLCCの潜在成長力を十分に織り込んでいないと考え、「買い」を強調。
MLCC業界トップの同社は製品ラインナップの広さと深さの両面もを持つ。すなわち、MLCCは車載向け拡大の恩恵とコモディティー向けの価格是正の両面で恩恵を受ける企業と予想。加えて、2～3年タームではメトロサーク、電池、RFモジュール、SAWフィルターなど、これまで低調であった事業が適正利益に回帰する局面を迎えるとの見解は不変。2020年度に向けて業績改善の伸びしろが大きい企業として位置づけられるとした。
村田製作所<6981.T>が5日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、業績ドライバーのMLCCの上振れと、中期では低収益事業の適正利益回帰という両輪を保有していると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を16500円→18300円と引き上げた。
105円/ドルベースを前提とした18年度MLCC売上会社計画（前年比14％増）は保守的とみて、2018～2020年度までのMLCC収益見通しを引き上げ。MLCCは今後複数年の業績ドライバーであり続けると予想。市場はMLCCの潜在成長力を十分に織り込んでいないと考え、「買い」を強調。
MLCC業界トップの同社は製品ラインナップの広さと深さの両面もを持つ。すなわち、MLCCは車載向け拡大の恩恵とコモディティー向けの価格是正の両面で恩恵を受ける企業と予想。加えて、2～3年タームではメトロサーク、電池、RFモジュール、SAWフィルターなど、これまで低調であった事業が適正利益に回帰する局面を迎えるとの見解は不変。2020年度に向けて業績改善の伸びしろが大きい企業として位置づけられるとした。
★9:26 ＴＤＫ－続伸 車載向けMLCCの収益改善は想定以上に進むと予想 「買い」再強調
ＴＤＫ<6762.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、車載向けMLCCの収益改善は想定以上に進むと予想。投資判断「買い」を再強調、目標株価を11800円→12500円と引き上げた。
業績予想を引き上げ。同社は（1）MLCCを中心とする受動部品、（2）センサー、（3）バッテリーと3つの主力事業のうち、（2）や（3）による業績変化が大きい企業である点は確か。しかし、車載向けが約53％（18.3期実績）を占める同社のMLCC事業は持続的な売上拡大や利益率改善が最も見通しやすい1社。過去1年間の利益率改善も目覚ましい（同社推定16年度→17年度：+6ppt）。18～20年度の3年間は会社規模が大きく変わるステージ（営業利益17年度856億円→20年度ＧＳ予想1600億円）、MLCCの持続的な収益拡大は同社の中期計画実現に大きく寄与すると予想。
ＴＤＫ<6762.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、車載向けMLCCの収益改善は想定以上に進むと予想。投資判断「買い」を再強調、目標株価を11800円→12500円と引き上げた。
業績予想を引き上げ。同社は（1）MLCCを中心とする受動部品、（2）センサー、（3）バッテリーと3つの主力事業のうち、（2）や（3）による業績変化が大きい企業である点は確か。しかし、車載向けが約53％（18.3期実績）を占める同社のMLCC事業は持続的な売上拡大や利益率改善が最も見通しやすい1社。過去1年間の利益率改善も目覚ましい（同社推定16年度→17年度：+6ppt）。18～20年度の3年間は会社規模が大きく変わるステージ（営業利益17年度856億円→20年度ＧＳ予想1600億円）、MLCCの持続的な収益拡大は同社の中期計画実現に大きく寄与すると予想。
★9:32 東京電力－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 柏崎刈羽の再稼働は一歩後退した
東京電力ホールディングス<9501.T>が3日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、柏崎刈羽の再稼働は一歩後退したとみて、投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は340円→430円と引き上げた。
株価は4月半ばから大きくアウトパフォーム。（1）柏崎刈羽原発再稼働に懐疑的だった米山隆一氏の新潟県知事辞任、（2）18.3期決算および19.3期ガイダンスがコンセンサスを上回るものだったことの2点が主因とみられる。（1）については、6月10日の県知事選挙で当選した花角英世氏の公約では県の「原発事故に関する3つの検証」は継続するが時間軸は2～3年程度かかるとの見通しを示しており、従来の見通しよりもむしろ後ずれする見込み。（2）については、廃炉・賠償関連費用の後ずれによるもの。福島事故対応費用の見込みは16兆円余りであり、株主還元再開までに相当の時間を要するという見方に変更はないとし、投資評価「3」を継続。
東京電力ホールディングス<9501.T>が3日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、柏崎刈羽の再稼働は一歩後退したとみて、投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は340円→430円と引き上げた。
株価は4月半ばから大きくアウトパフォーム。（1）柏崎刈羽原発再稼働に懐疑的だった米山隆一氏の新潟県知事辞任、（2）18.3期決算および19.3期ガイダンスがコンセンサスを上回るものだったことの2点が主因とみられる。（1）については、6月10日の県知事選挙で当選した花角英世氏の公約では県の「原発事故に関する3つの検証」は継続するが時間軸は2～3年程度かかるとの見通しを示しており、従来の見通しよりもむしろ後ずれする見込み。（2）については、廃炉・賠償関連費用の後ずれによるもの。福島事故対応費用の見込みは16兆円余りであり、株主還元再開までに相当の時間を要するという見方に変更はないとし、投資評価「3」を継続。
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