〔Market Flash〕鉄鋼市場への影響力を強める中国先物市場~SMBC日興

2017/07/25(火) 13:07
【13:05】鉄鋼市場への影響力を強める中国先物市場~SMBC日興  SMBC日興証券では、中国の先物市場の投機的な動きが鋼材や材料市況の振幅を大きくさせているとコメント。中国の大連商品取引所では、2016年に鉄鉱石の出来高が312億トンとなったが、これは同年の海上貿易量の22倍。参加者の多くが個人投資家であり、経済や鉄鋼需給指標を基に売買を繰り返しており、鋼材や原料の現物市場が先物市場の変動の影響を大きく受けていると指摘している。SMBC日興では、日本の高炉メーカーは鋼材価格を顧客と相対で決めているため、先物取引にはなじまないと考えている。鋼材価格でヘッジ機能がないだけに、今後とも日本の鉄鋼メーカーは、製品と原料価格の変動の波に収益が左右される状況が続くと予想している。 【12:40】自動車セクターへの前向きな見方に変更なし~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、自動車セクターへの前向きな見方は不変とコメントした。底堅い1Q業績などへの期待に加え、今下期の米国新車販売の下げ止まりおよび今後の在庫削減の進行、国内新車販売の予想以上の拡大、中国での日系メーカーの健闘などは、今後も変わらない可能性が高いと見込んでいる。先週から円高傾向が鮮明になった割には、株価も堅調に推移しているとみている。なかでも、トヨタ(7203)とホンダ(7267)は、18.3期会社計画の前提レートを1ドル105円と慎重にみていることで、1Q進ちょく率が他社と比較し高くなると予想している。三菱UFJMSでは両社が1Q決算発表時に、計画以上の円安進行に伴う増益分を少なくとも通期計画に上乗せすると見込んでいる。 【11:05】内閣改造後は人材投資が強調されよう~野村  野村証券では、内閣支持率が6月調査から大幅低下し、第2次安倍政権でほぼ最低水準まで下落したことを受けコメントをまとめた。安倍内閣の支持率が大きく低下したことで、内閣改造が実施される見通しだが、安倍首相は「骨格をころころ変えるべきではない」という意向を示しており、主要閣僚は留任の可能性が高い。野村では、骨格が変わらないのであれば、大幅な支持率上昇を見込むことは難しいと指摘している。また、内閣改造後、安倍首相は経済重視姿勢の再確認を打ち出さざるを得ないと考えている。18年度予算の概算要求基準が閣議了解され、「人材への投資」などの分野を対象とした約4兆円の特別枠が設けられることから、「人材投資、人材育成」「教育」に焦点を当て、そのキーワードに関連の深い銘柄に注目している。 【10:25】任天堂は自社タイトル販売好調もいったん材料出尽くしか~SMBC日興  SMBC日興証券では、「Nintendo Switch(以下NSW)」向けに期待値の高い自社タイトル「Splatoon2」が発売されたことを受けレポートをまとめた。発売日には、大手家電量販店などで同タイトルやNSWを買い求める客の行列ができ、コントローラーなどの本体周辺機器の売り切れが起きるなど大盛況だったもよう。同タイトルの発売に合わせてNSWの出荷も大幅に増やしたとみられるが、品薄状況は解消できていないとみている。一方、任天堂(7974)の株価は終値ベースで低調な展開を見せていることで、大型タイトル発売で短期的な材料出尽くしとなった可能性もあるとしている。次のカタリストになりうるのは、10月27日発売予定のNSW向け大型タイトル「スーパーマリオオデッセイ」と考えている 【9:40】米国株は8月中旬までボックス圏でのもみ合いを予想~みずほ  みずほ証券のテクニカルリポートでは米国株について考察している。先週は主要3指数がそろって史上最高値を更新したが、上値は限定的で週末は下落した。短期調整の時期が後ずれしており、今週は上値が重く、週末に向けてじり安の展開を想定している。8月中旬頃まではボックス圏でもみ合うが、8月後半以降、秋には大幅調整すると考えている。ナスダックは15年2月と並ぶ10日連騰(7/7~7/20)を記録したが、8月中旬頃までは6300pを中心に6200pから6500pでの推移を予想している。8月以降、秋は大きな調整局面となり、10月から11月頃に史上最高値から15%から20%程度下落する可能性があるとみているが、これは毎年恒例の通常の調整局面と想定している。 【8:45】寄り前気配はスタンレ電、キッセイ薬、ソニーFH、ケーズHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、スタンレ電(6923)+10.96%、キッセイ薬(4547) +6.55%、ソニーFH(8729) +5.95%、ケーズHD(8282) +5.02%、大和工(5444) +3.95%、清水建(1803) +3.49%、中国銀(8382) +3.45%、応化工(4186) +3.26%、JSR(4185) +3.20%、ウシオ電(6925) +2.99%などが高い気配値。  一方、山口FG(8418)-19.92%、日梱包(9072)-19.47%、住阪セメ(5232) -7.46%、タカタ(7312) -7.41%、昭電工(4004) -6.37%、滋賀銀(8366) -6.15%、東芝(6502) -3.75%、クボタ(6326) -3.34%、ユー・エス (4732) -3.30%、いすゞ(7202) -3.10%などが安い気配値となっている。
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