前場コメント No.12 ソラスト、JAL、ピープル、ANA、モーニングスターなど

2017/10/20(金) 11:30
★10:21  ソラスト-底堅い 9月訪問介護利用者数は26%増 デイサービス利用者数は27%増
 ソラスト<6197.T>が底堅い。同社は19日、9月の介護サービス利用状況を発表した。訪問介護利用者数は前年同月比25.9%増(8月は同25.4%増)、デイサービス利用者数は同27.4%増(8月は同18.2%増)となった。
 月末時点での入居率について、グループホームは97.8%(前年同月は98.5%)、有料老人ホームは98.8%(同95.7%)、サービス付き高齢者向け住宅は94.7%(同92.1%)だった。

★10:29  JAL-MSMUFGが目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 日本航空<9201.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、業績予想を上方修正。投資判断「Overweight」を再強調、目標株価は4300円→4500円と引き上げた。
 強気の見方を再強調する背景は以下の5点。(1)同社株は16年度決算後の急落したボトム圏から上昇トレンドにあるが、依然として、グローバルベースでみた株価バリュエーションの割安感は強い。(2)配当利回りも2.7~3.0%と下値リスクも限定的な印象。(3)また、主要な欧米FSCの株価に対する出遅れ感も強い。(4)ITシステム刷新に伴う費用負担増などから、前年比での営業減益基調(17年度)は不可避も、株価には相当程度織り込まれたと考える。(5)一方で、18年度の営業増益転換は十分株価に織り込まれいないと考える。

★10:39  ピープル-3日ぶり反発 9月度売上高17%減も営業益は45%増
 ピープル<7865.T>が3日ぶり反発。同社は19日、9月度(8月21日-9月20日)の売上高が3億5347万円(前年同月比16.7%減)だったと発表した。また、9月度の営業利益は4914万円(前年同月比44.8%増)となり、8月度の3797万円(前年同月比84.0%増)から増額となったが伸び率は鈍化した。
 9月度は、玩具部門では新製品発売により積極的な販売促進を行ったが、一方では夏以降に他社から発売された強力キャラクターのお世話人形が、前年まで無かった競合として抱き人形市場に進出し、シェアを簒奪しているため影響を受けたという。なお、売り上げでは前年同月対比で縮小しているが、原価構造が改善されたことで増益となったとしている。

★10:42  ANA-MSMUFGが目標株価引き上げ 総還元イールド6.2%が株価を下支えしよう
 ANAホールディングス<9202.T>が4日ぶり反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、株価バリュエーションに割安感はないが、総還元イールド6.2%が株価を下支えしようとコメント。投資判断「Underweight」を継続も、目標株価は3900円→4400円と引き上げた。
 同社株は年初来TOPIXを24%アウトパフォームし、運輸業界カバレッジのベストパフォーマー。国内線・国際線の旅客需要の好調、国際線の「値上げ力」、航空貨物事業の強含み基調、17年度会社通期計画の上振れ期待など、当面の好材料は相当程度織り込まれたと判断。8月31日付けで発表されたリキャップCB(転換社債)の発行と自己株取得700億円も、株価上昇を後押ししたといえる。グローバル比較した株価バリュエーションに割安感は乏しいが、自己株取得700億円を加味した総還元イールドは6.2%と試算され、株価の大幅調整があれば、押し目買いを推奨するとした。

★10:51  モーニングスター-一時上げ幅拡大 上期11%経常増益 タブレットアプリ提供増加
 モーニングスター<4765.T>が一時上げ幅拡大。同社は20日10時30分、18.3期上期(3-8月)の連結経常利益が9.1億円(前年同期比10.8%増)だったと発表した。ただ、事前に日経新聞による観測が報じられていた通りの結果だっただけに、買いの勢いは限定的だ。
 データ・ソリューション事業でタブレットアプリの提供台数が増加し、フィンテック関連の受注も増加した。ファンドレポートの売り上げも増加した。


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