後場コメント No.1 日揮、イビデン、免疫生物研究所、アークランドサービス、トリドールなど

2018/02/20(火) 15:00
★12:30  日揮-大和が目標株価引き上げ 受注環境好転 不採算案件リスクも相対的に低い
 日揮<1963.T>がもみ合い。大和証券では、受注環境は好転し、不採算案件リスクも相対的に低いと判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2100円→2900円と引き上げた。
 従来予想からの違いは受注環境の好転。原油価格のボトムアウトを背景に昨年よりダウンストリームを中心に設備投資需要は回復傾向にある。加えて、LNG案件も2022~23年頃の需給タイト化を視野に、カナダのLNGカナダや米ゴールデンパス、モザンビーク(陸上)などでFID(最終投資決定)が視野に入る。
 戦略的な観点からは、オイル&ガスからインフラ分野への事業領域拡大や事業投資などの非EPC事業の利益拡大が引き続き注目点。世界的に加速する脱炭素の動きに対応する意味からも、特に前者は継続的なテーマになるとした。

★12:30  イビデン-大和が目標株価引き上げ 業績はまだ低位だが安定してきた印象
 イビデン<4062.T>が3日続伸。大和証券では、業績はまだ低位だが安定してきた印象とし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は1500円→1750円と引き上げた。
 今18.3期3Q(17年10~12月期)は事前の大和予想を若干下回る程度だったが、セグメント別利益では回復期待の電子が再度悪化し、大幅下振れ、セラミックがユーロ高と特殊炭素・NOx除去フィルターなど課題事業の改善で大幅に上振れるという出入りの大きな決算。業績底割れリスクは縮小したが、20.3期以降の明確な成長シナリオは依然不透明。本決算で発表される可能性がある新中期計画に注目。

★12:31  免疫生物研究所-後場買い気配 SSEA-3に対する特異的なIgGクラス新規抗体の作製に成功
 免疫生物研究所<4570.T>が後場買い気配。同社は20日12時に、生命科学インスティテュート(東京都千代田区 以下、LSII)と共同でSSEA-3に対する特異的なIgGクラス新規抗体を作製することに成功したこと、またその結果LSIIと大学や製薬企業などの研究機関へ当該新規抗体を販売するための販売許諾契約を締結したことを発表した。
 なお、当該新規抗体の販売における、18.3期の業績に与える影響は軽微だが、19.3期以降は同社の収益に寄与することを想定している。

★12:32  アークランドサービス-野村が目標株価引き下げ 2ケタ成長が期待される数少ない外食
 アークランドサービスホールディングス<3085.T>が3日ぶり反落。野村証券では、2ケタ成長が期待される数少ない外食企業と注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
 「かつや」に続いて「からやま」が第2の成長の柱としての地位を確立しており、同業態へ出店の軸をシフト。高水準の新規出店による成長とFC構成比の高さゆえの人件費上昇への耐性力を評価。業績予想は微修正にとどめ、今18.12期の予想EPS84円に18年度外食平均PER21倍を上回る25倍を適用し、目標株価は2100円と算出。プレミアム要因は業界平均を上回る高い営業利益成長率とした。

★12:32  トリドール-いちよしがフェアバリュー引き上げ 「UDON」から「世界のヌードル」へ
 トリドールホールディングス<3397.T>がもみ合い。いちよし経済研究所では、「UDON」から「世界のヌードル」チェーンへとコメント。レーティング「A」を継続、フェアバリューは4800円→5000円と引き上げた。
 1月に米粉で作ったヌードル「雲南ヌードル」を香港で展開する会社を2社買収した。プレスリリースでは2社とも純利益は前年比2割以上伸びている。2社合計の純利益は27億円以上と推定。香港の雲南ヌードルの買収により、アジアでは「丸亀製麺」に加えてマレーシアでポ-クフリー業態「ボートヌードル」、香港の「雲南ヌードル」などヌードル(麺)業態は3本柱となった。国内の「丸亀製麺」の既存店売上高も堅調な展開が続くとみているとした。


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