後場コメント No4 日本通運、住友林業、HOYA、中国塗料、飛島建設など

2015/01/30(金) 15:00
★13:26 野村HD-JPモルガンが目標株価引き上げ 3Q決算は特殊要因を除くとほぼ想定どおり
 野村ホールディングス<8604.T>が3日ぶり反発。JPモルガン証券では、3Q決算は特殊要因を除くとほぼ想定どおりと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は740円→760円と引き上げた。
 3Q純利益は700億円となり、JPモルガン予想410億円を大きく上回った。特殊要因を除くとおおむね想定どおりで、前四半期比約15%減。セグメント利益を見ると、ホールセールが4.5億円で、2Qの222億円から大きく減少。海外のトレーディング益は苦戦したが、顧客フローからの収益は2Q比増加したとのことであり、格付け改善も背景に顧客取引が拡大している点はプラス材料。会社は自社株買いも発表。決算を受け、目標株価を微調整したとしている。

★13:27  日通-反発 3Q累計営業益16.3% 国内外ともに伸長
 日通<9062.T>が反発。総合物流最大手の同社は30日13時、15.3期3Q累計(4~12月)の連結営業利益が347億円(前年同期比16.3%増)だったと発表した。通期見通し(450億円)に対する進ちょく率は77%となった。国内で複合事業や警備輸送が堅調だったほか、海外も好調だった。

★13:41  住友林業-下げ幅拡大 通期の純利益予想を下方修正 建材製造事業の再編で特損計上
 住友林業<1911.T>が下げ幅拡大。同社は1月30日13時に、今15.3期第3四半期(4月1日~12月31日)を発表し、営業利益は146.51億円(前年同期比4.4%増)、四半期純利益は79.01億円(同37.1%減)となった。配当予想は据え置きとしたが、通期予想について、純利益を180億円→165億円(前期比26.8%減)と下方修正した。株価はこれが嫌気され、発表後に一段安の展開。
 純利益の前期比での減少は、2013年9月の豪州、米国でのM&A(合併・買収)に伴い、特別利益を計上したためとし、その反動によるもの。一方で今回、国内の建材製造事業における工場集約、再編に伴う特別損失を計上するためとした。

★13:44  HOYA-上げ幅拡大  今期連結税引き前利益39%増で市場予想上振れ
 HOYA<7741.T>が上げ幅拡大。同社は30日13時30分、従来未定としていた15.3期通期の連結税引き前利益が1190億円(前期比39.2%増)になりそうだと発表した。市場予想(1084億円)を上振れる。
 ライフケア事業では、メガネレンズ事業で海外市場において新規顧客を獲得したことや、セイコーメガネレンズの販売会社を連結子会社化したことが寄与。情報・通信事業では、スマートフォン、タブレット型パソコン(PC)関連製品や、ハードディスク用ガラスサブストレートの販売が堅調に推移する。
 併せて発表した3Q累計(4~12月)の税引き前利益は929億円(前年同期比41.7%増)だった。

★13:49  中国塗料-後場急伸 通期予想を上方修正 国内外の新造船市場が底入れ基調で
 中国塗料<4617.T>が後場急伸。同社は1月30日13時30分に、今15.3期第3四半期(4月1日~12月31日)を発表し、営業利益は54.50億円(前年同期比101.9%増)、四半期純利益39.11億円(同72.1%増)となった。配当予想は据え置きとしたが、通期の営業利益予想を55.00億円→70.00億円(前期比72.5%増)、純利益を37.00億円→50.00億円(同53.0%増)と上方修正。これが好感され、発表後の株価は大きく上昇。
 船舶分野において、国内外の新造船用市場が底入れ基調に転じたほか、修繕船用市場もおおむね堅調に推移し、業績は回復基調とした。コンテナ分野で安定的な市況が持続したことも業績に寄与。これを受け、通期計画を上方修正したとしている。

★13:55  飛島建設-大幅高 今期業績を上方修正 手持ち工事の進ちょく良好 工事採算性向上も寄与
 飛島建設<1805.T>が大幅高。同社は30日10時、15.3月期の連結営業利益が従来予想の22億円を上振れ30億円(前期比74.8%増)になりそうだと発表した。期首手持ち工事の進ちょくが従来想定を上回る見込みとなった。工事採算性の向上も寄与する。


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