ローリスク・ハイリターンを狙う
「おススメスクリーニング」は足元の相場状況などを勘案したスクリーニング条件をご紹介します。
今回のスクリーニングの考え方の土台は、低ボラティリティ戦略です。投資を行う上では、「ローリスクであればローリターン」が常識ですが、市場を下回るリスク(ローリスク)しかとらなくても市場より高いリターン(ハイリターン)が得られるという論文(低ボラティリティのアノマリー)がいくつも発表されたことから、近年、低ボラティリティ戦略への注目が集まっています。
今回は、ボラティリティが低く、業績好調な大型株を抽出し、ローリスクながらハイリターンを狙います。長期で安定した利益を狙う投資家におススメのスクリーニングです。
食料品から日本ハム<2282.T>、化学からライオン<4912.T>、輸送用機器からデンソー<6902.T>、その他金融業からアイフル<8515.T>、小売業からファーストリテイリング<9983.T>などが抽出されました。
このスクリーニングは、長期安定という考え方が基本となりますので、配当や優待との相性も抜群です。
配当利回りをスクリーニング条件に追加してもよいでしょう。また、抽出された銘柄で優待が魅力的なものに投資するというのも有効です。
応用のききやすいスクリーニングですので、これをアレンジして自分専用のスクリーニングを作ってみてください。