マーケットの話題
明日の戦略
3桁下落も売り一巡後は値を戻す、来週は決算発表が目白押し
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり712/値下がり819。安川電機、ファナック、キーエンスなど、ロボット・FA関連が大幅上昇。NECや富士通などソフトウェア関連に強い動きが見られた。前日ストップ高となったSUMCOがきょうも買いを集めて2桁の上昇率。モンテネグロの国営電力会社と戦略的協力についての覚書を締結したと発表したパワーエックスがストップ高となったほか、株主還元方針の変更が好感されたスクロールがストップ高比例配分となるなど、好材料のあった銘柄には資金が殺到した。
一方、傘下アームの急落が嫌気されたソフトバンクGが4.6%安。米インテルの株価下落を受けてイビデンが売りに押された。三井住友、みずほFG、東京海上など金融株が全般軟調。TOAやイトーキが決算を受けて急落した。トヨタは今期の20%営業減益見通しが嫌気されて2%を超える下落となり、年初来安値を更新した。
日経平均は下落したが、押し目は拾われてローソク足では陽線を形成した。きのうストップ高比例配分となったキオクシアHDが利益確定売りをこなしながら上昇しており、ソフトバンクGが大きく下げる中でも大崩れは回避した。きょうの終値は62713円。ここから2000円下げたとしても6万円は下回らない。この先は証券会社のリポートなどでも日経平均の見通しを引き上げる動きが出てくると思われる。しばらくは買い方優位の流れが続くだろう。
【来週の見通し】 堅調か。決算発表が多く、引き続き個別物色の活況が見込まれる。連日で注目度の高い企業の決算が出てくるが、13日に予定されているソフトバンクGの決算は中でも注目を集める。そして、金曜15日の引け後にはキオクシアHDの発表が控えている。キオクシアの業績に対する期待が高いだけに、売り急ぎは抑制されるだろう。足元ではAI関連が人気になっているが、AI関連以外でも決算を材料に評価が高まる銘柄は多く出てくると推測される。大型連休明けに日経平均が大きく水準を切り上げたこともあり、楽観ムードの強い地合いが続くと予想する。
【今週を振り返る】 大幅高となった。大型連休があり、立ち合いは2日。日経平均は連休明けの5月7日に3000円を超える大幅上昇。休場の間に米国でハイテク株に強い動きが見られたことや、米国とイランの和平合意に対する期待が高まったことなどが買い材料となった。この日は史上最高値を大幅に更新し、一時63000円台に乗せた。8日は米国株安を受けて下落したものの、売り一巡後は下げ幅を縮めるなど底堅く推移した。日経平均は週間では約3200円の上昇となり、週足では陽線を形成した。
一方、傘下アームの急落が嫌気されたソフトバンクGが4.6%安。米インテルの株価下落を受けてイビデンが売りに押された。三井住友、みずほFG、東京海上など金融株が全般軟調。TOAやイトーキが決算を受けて急落した。トヨタは今期の20%営業減益見通しが嫌気されて2%を超える下落となり、年初来安値を更新した。
日経平均は下落したが、押し目は拾われてローソク足では陽線を形成した。きのうストップ高比例配分となったキオクシアHDが利益確定売りをこなしながら上昇しており、ソフトバンクGが大きく下げる中でも大崩れは回避した。きょうの終値は62713円。ここから2000円下げたとしても6万円は下回らない。この先は証券会社のリポートなどでも日経平均の見通しを引き上げる動きが出てくると思われる。しばらくは買い方優位の流れが続くだろう。
【来週の見通し】 堅調か。決算発表が多く、引き続き個別物色の活況が見込まれる。連日で注目度の高い企業の決算が出てくるが、13日に予定されているソフトバンクGの決算は中でも注目を集める。そして、金曜15日の引け後にはキオクシアHDの発表が控えている。キオクシアの業績に対する期待が高いだけに、売り急ぎは抑制されるだろう。足元ではAI関連が人気になっているが、AI関連以外でも決算を材料に評価が高まる銘柄は多く出てくると推測される。大型連休明けに日経平均が大きく水準を切り上げたこともあり、楽観ムードの強い地合いが続くと予想する。
【今週を振り返る】 大幅高となった。大型連休があり、立ち合いは2日。日経平均は連休明けの5月7日に3000円を超える大幅上昇。休場の間に米国でハイテク株に強い動きが見られたことや、米国とイランの和平合意に対する期待が高まったことなどが買い材料となった。この日は史上最高値を大幅に更新し、一時63000円台に乗せた。8日は米国株安を受けて下落したものの、売り一巡後は下げ幅を縮めるなど底堅く推移した。日経平均は週間では約3200円の上昇となり、週足では陽線を形成した。
| 指標 | 現値 | 前日比 | 騰落率 | 始値 | 高値 | 安値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 為替(ドル/円) | 156.78 | -0.12 | -0.08% | 156.90 | 156.99 | 156.71 |
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は3日ぶり反落 グロース250指数が年初来高値を更新
8日の日経平均は3日ぶり反落。終値は120円安の62713円。米国株安を受けて3桁下落スタート。500円超下げたところでいったん持ち直したが、ある程度戻したところでは売り直された。前引けにかけては下を試しにいき、下げ幅を600円超に広げた。
一方、後場に入ると売り圧力が和らぎ、値を戻す流れが続いた。13時55分に決算を発表したトヨタ<7203.T>は発表後にマイナス圏に沈んだものの、全体へのネガティブな影響は限定的。指数は場中に下げた分は取り戻して寄り付き(62654円)を上回って取引を終え、大引けが後場の高値となった。新興銘柄の動きが良く、グロース250指数が4.7%高と大きく上昇して年初来高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で10兆9600億円。業種別では金属製品、サービス、その他製品などが上昇している一方、銀行、証券・商品先物、海運などが下落した。上期決算と併せて上方修正、増配、1:2の株式分割などを発表したFOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>が急伸。半面、1Qが大幅な減益となった住友林業<1911.T>が大幅に下落した。
一方、後場に入ると売り圧力が和らぎ、値を戻す流れが続いた。13時55分に決算を発表したトヨタ<7203.T>は発表後にマイナス圏に沈んだものの、全体へのネガティブな影響は限定的。指数は場中に下げた分は取り戻して寄り付き(62654円)を上回って取引を終え、大引けが後場の高値となった。新興銘柄の動きが良く、グロース250指数が4.7%高と大きく上昇して年初来高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で10兆9600億円。業種別では金属製品、サービス、その他製品などが上昇している一方、銀行、証券・商品先物、海運などが下落した。上期決算と併せて上方修正、増配、1:2の株式分割などを発表したFOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>が急伸。半面、1Qが大幅な減益となった住友林業<1911.T>が大幅に下落した。
前場概況
日経平均は3日ぶり反落 パワーエックスが急騰
8日前場の日経平均は3日ぶり反落。前引けは659円安の62174円。米国株安を受けて3桁下落スタート。前日急伸した反動もあり、開始早々に下げ幅を500円超に広げた。62200円台に入ったところでいったん切り返したものの、62700円台まで戻すと売り直されて、10時台後半辺りからは再び下げ足を強める展開。序盤の安値を下回って62100円台まで水準を切り下げており、安値圏で前場を終えた。値幅を求めた資金は新興銘柄に向かっており、グロース250指数が3%近い上昇となっている。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4600億円。業種別ではサービス、金属製品、その他製品などが上昇している一方、銀行、鉱業、証券・商品先物などが下落している。モンテネグロの国営電力会社と蓄電システムに関する戦略的協力についての覚書を締結したと発表したパワーエックス<485A.T>が、一時ストップ高となるなど急騰。半面、今期の見通しが市場の期待に届かなかった横河電機<6841.T>が急落している。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4600億円。業種別ではサービス、金属製品、その他製品などが上昇している一方、銀行、鉱業、証券・商品先物などが下落している。モンテネグロの国営電力会社と蓄電システムに関する戦略的協力についての覚書を締結したと発表したパワーエックス<485A.T>が、一時ストップ高となるなど急騰。半面、今期の見通しが市場の期待に届かなかった横河電機<6841.T>が急落している。
今日の株式見通し
軟調か 米国株は3指数がそろって下落
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は313ドル安の49596ドルで取引を終えた。序盤では買われる場面もあったが、米国とイランの和平交渉を巡る不透明感から早々にマイナス圏に沈み、安値圏で終了した。ドル円は足元156円90銭近辺で推移している。CME225先物は大阪日中終値と比べて円建てが900円安の62230円、ドル建てが875円安の62255円で取引を終えた。
米3指数がそろって下落しており、日本株も連れ安すると予想する。米国ではサンディスクやインテルなど前日の日本株を刺激した銘柄が弱かったほか、ソフトバンクG<9984.T>傘下のアームが大きく下げている。大型ハイテク株は総じて利益確定売りに押されるだろう。日経平均はきのう3000円を超える上昇となっている分、それなりに下に値幅は出ると思われる。寄った後は、ソフトバンクGなど指数寄与度の大きい銘柄に振り回されることになりそうだ。なお、本日はオプションSQ日で、序盤の動きが荒くなる可能性がある点には留意したい。日経平均の予想レンジは61000-62500円。
米3指数がそろって下落しており、日本株も連れ安すると予想する。米国ではサンディスクやインテルなど前日の日本株を刺激した銘柄が弱かったほか、ソフトバンクG<9984.T>傘下のアームが大きく下げている。大型ハイテク株は総じて利益確定売りに押されるだろう。日経平均はきのう3000円を超える上昇となっている分、それなりに下に値幅は出ると思われる。寄った後は、ソフトバンクGなど指数寄与度の大きい銘柄に振り回されることになりそうだ。なお、本日はオプションSQ日で、序盤の動きが荒くなる可能性がある点には留意したい。日経平均の予想レンジは61000-62500円。