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明日の戦略
続落も週間では4桁の上昇、来週は米国の経済指標に要注目
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり939/値下がり582。1Qが大幅な営業増益となった任天堂が5%を超える上昇。ゲーム株は4-6月決算が好調であった銘柄が多く、バンナムHDやカプコンなどにも強い動きが見られた。AI関連が嫌われた一方でNECや富士通などソフトウェア関連が大幅上昇。ほか業績関連では、ブリヂストンや岩谷産業が大幅高となり、上方修正を発表した三菱マテリアルやロート製薬がストップ高となった。
一方、前期が営業減益のレーザーテックが2桁の下落率。1Qが減益のソフトバンクGは市場の期待は上回ったものの、株価は売りで反応した。ディスコ、SCREEN、アドバンテストなど半導体株の多くが大幅安。フジクラは決算で急騰したが、古河電工や住友電工は下落で終えた。ほか業績関連では、富士フイルムやTOYOTIREの弱さが目立った。
AI関連の多くがきのうに続いて売りに押された。フジクラの上方修正は反転材料になっても良さそうであったが、同業への好影響すら限られた。AI関連は週を通してみれば悪い動きではなかったが、7月までの下げに一巡感が出た後の戻りとしては物足りない。一方で、AI関連以外の銘柄の動きが良くなっている。今週の指数の週間騰落は日経平均が1.9%高、TOPIXが1.8%高と同程度だが、日経平均は今週2勝3敗でTOPIXは4勝1敗。言うまでもなく、日経平均が下落する日に関しては、AI関連が足を引っ張っている。AI関連はあまりもたつくようだと、いったんは脇役に追いやられる可能性がある。各社の決算は悪くないどころか、良好なものが多く確認できている。8月中にもう一段強く戻す動きが見られるかが注目される。
【来週の見通し】 堅調か。11日が休場で立ち合いは4日。決算発表は続くが終盤戦で、お盆のシーズンにも入るだけに、売買代金は日増しに減少していくと思われる。米国で消費者物価指数(CPI)など注目指標の発表が多くあり、米国の長期金利に注意を払う必要がある。また、AI関連については、米国で13日に発表予定のアプライド・マテリアルズの決算が大きく注目される。いろいろと気を揉む要素は多い。ただ、AI関連はある程度調整が進んでおり、足元ではAI関連が売られる局面ではそれ以外の銘柄に資金が向かっている。引き続き決算を材料に強く買われる銘柄も多くなると見込まれる。物色の裾野が広がりつつある中、米国の金利が上昇すれば金融株、円高が進めば内需株といったように、状況の変化に応じて強く買われる銘柄が出てくることで、全体としては底堅い動きが続くと予想する。
【今週を振り返る】 堅調となった。8月相場に入ったが、AI関連は7月最終週に強烈な押し目買いが入ったことから、これまでと比べると売り圧力が和らいだ。ダウ平均やS&P500が史上最高値を更新するなど外部環境にも改善が見られる中、水曜5日にはAI関連の多くが強く買われて、日経平均は2000円を超える上昇。66000円台を一時回復した。AI関連は完全復活とはならず、週後半にかけては売り直された。しかし、AI関連以外では好業績を受けて強く買われる銘柄も多く、日本株全体としてはしっかりとした動きが続いた。日経平均は5日の大幅高の貢献度が大きく、週間では約1244円高と4桁の上昇。週足では陽線を形成した。
一方、前期が営業減益のレーザーテックが2桁の下落率。1Qが減益のソフトバンクGは市場の期待は上回ったものの、株価は売りで反応した。ディスコ、SCREEN、アドバンテストなど半導体株の多くが大幅安。フジクラは決算で急騰したが、古河電工や住友電工は下落で終えた。ほか業績関連では、富士フイルムやTOYOTIREの弱さが目立った。
AI関連の多くがきのうに続いて売りに押された。フジクラの上方修正は反転材料になっても良さそうであったが、同業への好影響すら限られた。AI関連は週を通してみれば悪い動きではなかったが、7月までの下げに一巡感が出た後の戻りとしては物足りない。一方で、AI関連以外の銘柄の動きが良くなっている。今週の指数の週間騰落は日経平均が1.9%高、TOPIXが1.8%高と同程度だが、日経平均は今週2勝3敗でTOPIXは4勝1敗。言うまでもなく、日経平均が下落する日に関しては、AI関連が足を引っ張っている。AI関連はあまりもたつくようだと、いったんは脇役に追いやられる可能性がある。各社の決算は悪くないどころか、良好なものが多く確認できている。8月中にもう一段強く戻す動きが見られるかが注目される。
【来週の見通し】 堅調か。11日が休場で立ち合いは4日。決算発表は続くが終盤戦で、お盆のシーズンにも入るだけに、売買代金は日増しに減少していくと思われる。米国で消費者物価指数(CPI)など注目指標の発表が多くあり、米国の長期金利に注意を払う必要がある。また、AI関連については、米国で13日に発表予定のアプライド・マテリアルズの決算が大きく注目される。いろいろと気を揉む要素は多い。ただ、AI関連はある程度調整が進んでおり、足元ではAI関連が売られる局面ではそれ以外の銘柄に資金が向かっている。引き続き決算を材料に強く買われる銘柄も多くなると見込まれる。物色の裾野が広がりつつある中、米国の金利が上昇すれば金融株、円高が進めば内需株といったように、状況の変化に応じて強く買われる銘柄が出てくることで、全体としては底堅い動きが続くと予想する。
【今週を振り返る】 堅調となった。8月相場に入ったが、AI関連は7月最終週に強烈な押し目買いが入ったことから、これまでと比べると売り圧力が和らいだ。ダウ平均やS&P500が史上最高値を更新するなど外部環境にも改善が見られる中、水曜5日にはAI関連の多くが強く買われて、日経平均は2000円を超える上昇。66000円台を一時回復した。AI関連は完全復活とはならず、週後半にかけては売り直された。しかし、AI関連以外では好業績を受けて強く買われる銘柄も多く、日本株全体としてはしっかりとした動きが続いた。日経平均は5日の大幅高の貢献度が大きく、週間では約1244円高と4桁の上昇。週足では陽線を形成した。
| 指標 | 現値 | 前日比 | 騰落率 | 始値 | 高値 | 安値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 為替(ドル/円) | 158.32 | -0.14 | -0.09% | 158.46 | 158.57 | 158.21 |
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は続落 フジクラが後場急騰
7日の日経平均は続落。終値は76円安の65606円。米国株安を受けても上昇して始まり、開始直後には上げ幅を300円超に拡大。しかし、66000円の節目を前に急失速してマイナス圏に沈んだ。AI関連の多くが弱く、しばらく下げ幅を拡大。一方、4桁安となって64600円台に入ったところで売りが一巡すると、10時台後半辺りからは持ち直した。AI関連以外では買われる銘柄が多く、悲観に傾いたところでは下値が拾われた。後場には一時プラス圏に再浮上する場面もあり、2桁の下落で取引を終了。TOPIXは値上がり銘柄が多い動きを反映して上昇した。
東証プライムの売買代金は概算で10兆8900億円。業種別では石油・石炭、その他製品、ゴム製品などが上昇した一方、建設、その他金融、証券・商品先物などが下落した。今期2度目の上方修正を発表したフジクラ<5803.T>が後場急騰。半面、1Qが市場の期待に届かなかったメイコー<6787.T>がストップ安となった。
東証プライムの売買代金は概算で10兆8900億円。業種別では石油・石炭、その他製品、ゴム製品などが上昇した一方、建設、その他金融、証券・商品先物などが下落した。今期2度目の上方修正を発表したフジクラ<5803.T>が後場急騰。半面、1Qが市場の期待に届かなかったメイコー<6787.T>がストップ安となった。
前場概況
日経平均は続落 レーザーテックが急落
7日前場の日経平均は続落。前引けは644円安の65039円。米国株安を受けても上昇して始まり、開始直後には上げ幅を300円超に拡大。しかし、66000円の節目に接近したところで急失速し、マイナス圏に沈んだ。AI関連銘柄の寄った後の動きが弱く、センチメントが悪化した。しばらく下値を模索して、65000円を割り込み下げ幅を4桁に拡大。ただ、4桁安の時間は短く、64600円台に入ったところで切り返し、前引けでは65000円を上回った。プライムでは値上がり銘柄の方が多く、TOPIXは小幅ながら上昇している。
東証プライムの売買代金は概算で5兆3700億円。業種別では石油・石炭、その他製品、卸売などが上昇している一方、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器などが下落している。上方修正を発表したロート製薬<4527.T>が急騰。半面、前期が営業減益となり、今期の見通しも市場の期待を下回ったレーザーテック<6920.T>が急落している。
東証プライムの売買代金は概算で5兆3700億円。業種別では石油・石炭、その他製品、卸売などが上昇している一方、非鉄金属、ガラス・土石、電気機器などが下落している。上方修正を発表したロート製薬<4527.T>が急騰。半面、前期が営業減益となり、今期の見通しも市場の期待を下回ったレーザーテック<6920.T>が急落している。
今日の株式見通し
しっかりか 米国株は下落もナスダックはほぼ横ばい
東京市場はしっかりか。米国株は下落。ダウ平均は464ドル安の53885ドルで取引を終えた。中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が上昇したことなどが嫌気された。ドル円は足元158円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大阪日中終値と比べて70円高の65620円、ドル建てが110円高の65660円で取引を終えた。
日本株はサンディスクの時間外の大幅安を受けて、きのう先んじてAI関連の多くが売り込まれており、米国株の下落はある程度織り込んでいると考えられる。6日の米国ではハイテク株は強弱まちまちで、ナスダックは下げたものの横ばい程度の動きであった。日経平均は米国株安に対するネガティブな影響が限定的になると予想する。本日は米雇用統計の発表日だけに、買いが優勢になったとしても上値追いには慎重になるとみるが、場中は底堅く推移するだろう。日経平均の予想レンジは65400-66100円。
日本株はサンディスクの時間外の大幅安を受けて、きのう先んじてAI関連の多くが売り込まれており、米国株の下落はある程度織り込んでいると考えられる。6日の米国ではハイテク株は強弱まちまちで、ナスダックは下げたものの横ばい程度の動きであった。日経平均は米国株安に対するネガティブな影響が限定的になると予想する。本日は米雇用統計の発表日だけに、買いが優勢になったとしても上値追いには慎重になるとみるが、場中は底堅く推移するだろう。日経平均の予想レンジは65400-66100円。