マーケットの話題

明日の戦略
中東情勢の緩和はプラス材料も、米国株の反応がいまいち
2026/03/24 17:38
 プライム市場の売買代金は概算で6兆7500億円。騰落銘柄数は値上がり1511/値下がり60と値上がりが優勢だった。業種別ではその他製品のみが下落。保険業、非鉄金属、石油・石炭製品などが値上がり上位となった。 売買代金上位の強弱はまちまち。キオクシアHDやアドバンテストなど半導体関連中心に主力株の大半は買い一巡後に失速する動きとなった。フジクラやJX金属は5%を超える上昇となったほか、三菱商事、三井物産などの資源株の一角は相対的に強含んだ。一方、三菱重工など防衛3社がマイナスで終え、任天堂はスイッチ2の生産台数削減が報じられ、後場は売り気配で下げ幅を拡大した。値上がり率上位では、ジェイ・エス・ビーのストップ高を筆頭に、株式の非公開化を公表した日本板硝子がストップ高。米バークシャー系との戦略的提携を発表した東京海上HDや、深センプロジェクトのシンジケートローン組成に向け協議開始と発表した宮越HDなどもストップ高まで買われた。一方、値下がり率上位では、東洋エンジニアリングが大幅続落となったほか、アイネスは業績の下方修正や減配が引き続き悪材料視された。

 あすも材料難の中、中東情勢やトランプ発言に左右される展開が続く公算が大きい。為替、原油相場、米国株、金利などさまざまな変動要素が同時に大きく動く構図が続いており、引き続き気の抜けない状況にある。 一方、自律反発の域を脱しえないが、24日のTOPIXは陽線で終えた。TOPIXは史上最高値をつけた2月27日から直近3月23日安値まで11%下落しており、TOPIXをベンチマークとする大口投資家によるリバランスに伴う下値買いが入る可能性がある。また、権利付き27日の後場から権利落ち日の30日にかけては公的年金など大口投資家による配当再投資に伴うTOPIX先物への買いが入ることもあり、月末・年度末における需給要因を通じて相場の下支えに対する期待値が高まりやすいタイミングでもある。 ただ、週明けの米主要3指数は反発したが、底入れを感じさせる上昇ではなく、引け味も決して良いとはいえない。中東情勢の緩和がプラス材料になる場合でも、米ハイテク株への売りなどが続く場合は日本株にも悪影響となる。

2026/03/24 15:45
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
日経平均 52,252.28 +736.79 +1.43% 52,380.60 52,701.99 51,645.15
TOPIX 3,559.67 +73.23 +2.10% 3,544.42 3,575.33 3,524.01
グロース250 724.55 +19.39 +2.75% 718.19 729.90 711.18
2026/03/24 15:58
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
為替(ドル/円) 158.61 +0.24 +0.15% 158.37 158.79 158.26
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は3日ぶり反発 52000円台を回復
2026/03/24 16:06
 24日の日経平均は3日ぶり反発。終値は736円高の52252円。米国時間にNY原油価格が急落したことで日本株には見直し買いが入った。ただ、時間外で原油が再び上昇したことに反応し、株価も上げ幅を縮める値動きとなった。上値が重く3日連続で陰線を形成したものの、終盤に強含んだことで52000円台を回復した。  東証プライムの売買代金は概算で6兆7500億円。業種別ではその他製品のみが下落。保険業、非鉄金属、石油・石炭製品などが値上がり上位となった。米投資ファンドの出資と非公開化を発表した日本板硝子<5202.T>がストップ高。半面、ニンテンドースイッチ2の生産台数削減が伝わった任天堂<7974.T>が後場急落した。
前場概況
日経平均は3日ぶり反発 一時1000円超上昇も3ケタ前半に縮小
2026/03/24 11:47
 24日前場の日経平均は3日ぶり反発。前引けは394円高の51910円。トランプ米大統領の発言を受け、米国時間でNY原油が90ドルを下回ったことから日本株にも買い戻しが入った。朝方に4ケタの上昇となる場面もあったが、不安は根強くNY原油が時間外で再び上昇。日経平均も3ケタ前半に上げ幅を縮めた。全体的に上値が重いものの、値上がり銘柄数は多くTOPIX優位となっている。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆4900億円。業種別では、保険業、石油・石炭製品、不動産業などが値上がり率上位。その他製品のみが下落している。場中に業績予想の上方修正を発表した川崎地質<4673.T>がストップ高。半面、上昇で始まったキオクシアホールディングス<285A.T>がマイナスに転じ大幅安となった。
今日の株式見通し
大幅高か トランプ氏の投稿受け地政学リスクが後退
2026/03/24 07:35
 東京市場は大幅高か。米国株は4営業日ぶりに大幅反発。ダウ平均は631ドル高の46208ドルで取引を終えた。トランプ大統領がSNSでイランとの対話や攻撃延期を示唆したことで、中東情勢の激化を警戒していた売り方の買い戻しが加速。100ドル目前まで高騰していた原油相場が80ドル台へ急落し、インフレや景気後退への懸念が急速に後退した。ドル円は足元158円30銭近辺で推移している。CME225先物は大阪日中比と比べて1955円高の52995円で取引を終えた。

 米国市場でのリスクオフ一服と先物の急騰を受けて、日本株は寄り付きから買い戻しが入る展開となるだろう。CME225先物は53000円に迫る水準を示唆しており、昨日の下げ分を全て取り戻すことになりそうだ。米国でキャタピラーなどの資本財やIT、一般消費財が買われた流れを受け、国内でも主力株を中心に幅広い銘柄が値上がりするだろう。特に原油価格の急落は、昨日大きく売られた空運や化学、輸送用機器などの反発を後押しするとみる。 トランプ大統領は「イラン側が米国との協議で核兵器を保有しないことに合意した」とも主張しており地政学リスクが後退している。イラン側が米国との協議を否定しているため過度な楽観は禁物だが、今日は大幅高スタートから場中も強い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは52800-53800円。
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市場スケジュール
日銀金融政策決定会合の議事要旨(1/22~23開催分)
《決算発表》
TAKARA&C、セキチュー
米3月製造業購買担当者景気指数(PMI)(22:45)
米3月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
米2年国債入札
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