ウィークリーレポート

スペースXの強気姿勢維持で宇宙祭り再び
2026/06/05
 スペースXの仮条件が早くも公表され、135米ドル(2万1452.85円)の一本値とされた。時価総額にして約1兆7700億ドル。公募で750億ドル(約12兆円)、うち20億~25億ドル(3178.2億~3972.8億円)を日本で調達する。日本での調達額は当初20億ドルとされたが、引き上げの可能性が出てきた。
 レンジなしの一本値での仮条件ではあるが、米国のIPOでは仮条件が変更されることも珍しくなく、PayPay上場時も緊急に引き下げられた。ブックビルディングを経たのち、12日の条件決定を想定している。日本時間では朝方になり、米国では翌日には上場となるためネット証券では、昼までには購入を辞退するかどうかの判断を迫られる。需要申告とはいうものの、価格変更にかかわらずとのことであり、成り行き買い注文に近い扱いだ。

 時価総額は一部報道で目指すとされた2兆ドルには届かなかったが、米調査会社ピッチブックの評価1.5兆ドルを上回る。軌道修正しながらも強気姿勢は維持した形だ。日本経済新聞によると、ピッチブック社では買収したAI部門の低迷について指摘している。
 これを受け国内新興市場は宇宙関連が再び活気付く。スペースXの目論見書公表後は材料出尽くしで宇宙関連株は失速していた。だが、ちょうど行って来いの水準まで戻っていたこともあり、5日は軒並み大幅高となっている。

 ただ巨額のIPOは既上場株にとっては、資金シフトの割を食う点も注意しなければならない。それは同時期に上場することになったGOに取っても、他人事ではないということを意味する。せっかくの和製ユニコーンのIPOも、話題性を奪われたようにもなっているが、日程面のかぶりがどう影響するのか。
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グロース250 740.60 -7.44
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