ウィークリーレポート
仮条件も直近上場株もまちまち
9月に入り同月上場のブックビルディングが始まった。上場日程が集中する分、ブックビルも重なっており10日は9月上場全てが対象となる。5日までに発表された仮条件は3社が想定価格を上限にした下振れレンジとなった半面、グロースエクスパートナーズは12~16%の上振れレンジとまちまちな傾向だ。6日には残り3社も発表される。
直近上場株も方向感がなくまちまちな展開だが、3月に上場したイシンが連日急騰し、5日時点では前月末比+81%の上昇となった。同社は企業の自治体向けマーケティングを支援しており、広告料などを稼ぐビジネスモデルを採る。2日にタイミーの自治体との取り組みについて自治体職員向け情報誌「自治体通信」に掲載したと発表した。連日大商いのタイミーとのつながりを材料に、株価が低迷していた反動もあり買いが殺到する事態となっている。6日は大型カンファレンスの開催も発表し、追加燃料投入となっている。
直近上場株も方向感がなくまちまちな展開だが、3月に上場したイシンが連日急騰し、5日時点では前月末比+81%の上昇となった。同社は企業の自治体向けマーケティングを支援しており、広告料などを稼ぐビジネスモデルを採る。2日にタイミーの自治体との取り組みについて自治体職員向け情報誌「自治体通信」に掲載したと発表した。連日大商いのタイミーとのつながりを材料に、株価が低迷していた反動もあり買いが殺到する事態となっている。6日は大型カンファレンスの開催も発表し、追加燃料投入となっている。
一方、先月までグロース市場の物色の中心となっていたバイオベンチャーはさえない。正確には8月最終週からだが、政策支援を背景とした物色は一巡したもようだ。政策頼みで物色されていただけに、次の総理大臣が誰になるか不透明なうちは手を付けにくいのだろう。同じく政策頼みのアストロスケールも軟調だ。総裁選の先回りでは有力候補の掲げるライドシェア関連のウィルスマートが急騰したことがあったが、ほぼ行って来いとなった9月に入ってからは落ち着いている。