ウィークリーレポート
それ分かってましたよね?2
前々週にここで取り上げたSchoo<264A.T>が二匹目のドジョウと化した。ウイークリー配信の週明けから株価は早速上昇した。事前に動き過ぎてしまうと逆噴射のリスクが高まるが、決算発表前は一服。今期の大幅増収増益の予想が発表済みの数字通りに出されると、翌15日はストップ高まで買い上げられた。
前期の業績が結構な上振れ着地だったという面もあるにせよ、期待以上に「それ分かってましたよね?」という株価反応だ。商いの多い直近上場株は以前なら大抵は織り込み過ぎてしまい、決算発表後は逆噴射というのがオチだったが、今はすっかり逆であり分かっていることでさえ織り込まない。
そのほか決算で動いた直近上場株にはHmcomm<265A.T>が大引け比例配分まで寄らずのストップ高に。3Q累計の利益が通期予想を超過したことで上方修正期待が高まった。AI関連ゆえ一時は第2のSapeet<269A.T>として期待したこともあったが、これまではことごとく不発に終わっていた。4Qは赤字予定とのことで業績予想は据え置かれただけに、いささか過剰とも思える反応ではあるが、公開規模が小さかっただけにいったん火が着くと途端に値動きは軽くなる。
前期の業績が結構な上振れ着地だったという面もあるにせよ、期待以上に「それ分かってましたよね?」という株価反応だ。商いの多い直近上場株は以前なら大抵は織り込み過ぎてしまい、決算発表後は逆噴射というのがオチだったが、今はすっかり逆であり分かっていることでさえ織り込まない。
そのほか決算で動いた直近上場株にはHmcomm<265A.T>が大引け比例配分まで寄らずのストップ高に。3Q累計の利益が通期予想を超過したことで上方修正期待が高まった。AI関連ゆえ一時は第2のSapeet<269A.T>として期待したこともあったが、これまではことごとく不発に終わっていた。4Qは赤字予定とのことで業績予想は据え置かれただけに、いささか過剰とも思える反応ではあるが、公開規模が小さかっただけにいったん火が着くと途端に値動きは軽くなる。
半面、AI関連ではオルツ<260A.T>が決算発表後に急落し、公開価格を割り込む事態となっている。TVニュース番組の特集効果で公開規模がありながらも一時は公開価格の1.4倍まで買い上げられたが、その後は行って来いになっていた。大赤字の決算は分かっていたことなので驚きはなかったが、改めて見せつけられたことで我に返ったかのようだ。この点ではROXX<241A.T>が今期の大幅な赤字縮小予想を発表し、大幅反発となったのとは対象的だ。
一方、大型上場組ではリガク<268A.T>がIPOでは異例となる場中に決算を発表すると、株価は急落した。業績面での驚きはなかったが、顧客の在庫調整などを受けて受注減少が継続。円安進行下で業績の上振れ期待が株価を支えていた面もあったとみられ、失望売りを招いた。
また、中間決算で進ちょくのよかったAiロボ<247A.T>は大幅高で始まるもその後下落に転じる乱高下と難しい展開になった。機関投資家が参戦する規模になるとまだまだ事前期待が織り込まれやすく、簡単に二匹目のドジョウとはいかないもようだ
一方、大型上場組ではリガク<268A.T>がIPOでは異例となる場中に決算を発表すると、株価は急落した。業績面での驚きはなかったが、顧客の在庫調整などを受けて受注減少が継続。円安進行下で業績の上振れ期待が株価を支えていた面もあったとみられ、失望売りを招いた。
また、中間決算で進ちょくのよかったAiロボ<247A.T>は大幅高で始まるもその後下落に転じる乱高下と難しい展開になった。機関投資家が参戦する規模になるとまだまだ事前期待が織り込まれやすく、簡単に二匹目のドジョウとはいかないもようだ