コラム
急成長株の買いタイミング
「おススメスクリーニング」は足元の相場状況などを勘案したスクリーニング条件をご紹介します。
今回のスクリーニング
高PER
高PBR
ハイリスク
PERおよびPBRが高い銘柄は割高と考えられがちですが、成長企業にそれは当てはまりません。高PER・高PBRは急成長の証といえます。今回は、このような高PER・高PBR銘柄の株価がいったん落ち着いたタイミングを狙うスクリーニング条件をご紹介します。
スクリーニング条件
その1 PER 50倍以上(設定項目は29番)
高PER銘柄を抽出します。
その2 PBR 5倍以上(設定項目は30番)
高PBR銘柄を抽出します。
その3 乖離率(100日) -5%~5%(設定項目は16番)
直近で急騰、急落している銘柄をはじくため、100日移動平均線からの乖離率を一定範囲に絞っています。平均へ戻ってきた銘柄の次の上昇を狙うイメージです。
スクリーニング結果(2020年9月16日時点)
AI関連として注目されるブレインパッド<3655>、携帯キャリアへの屋内基地局貸しを行っており5G関連として注目されるJTOWER<4485>、学校教育向けICT事業を柱とするチエル<3933>、4月にオンライン診療プラットフォームのOEM提供を行うと発表したオプティム<3694>など、AI、5G、GIGAスクール構想、オンライン診療といった注目度の高いテーマの関連銘柄が抽出されました。
成長期待の高い銘柄は、基本的に移動平均線より上で推移することが多いといえます。そのような銘柄が100日線など中期のチャートの節目に接近している場合は、買いゾーンに入っていると考えることができます。この水準を明確に上放れてくれば、追随買いが入って大きな動きが発生する可能性があります。
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