IPO銘柄詳細
クリングルファーマ
コード | 市場 | 業種 | 売買単位 | 注目度 |
---|---|---|---|---|
4884 | マザーズ | 医薬品 | 100株 | C |
スケジュール
スケジュール | |
---|---|
仮条件決定 | 2020/12/08 |
ブックビルディング期間 | 2020/12/10 - 12/16 |
公開価格決定 | 2020/12/17 |
申込期間 | 2020/12/18 - 12/23 |
払込期日 | 2020/12/27 |
上場日 | 2020/12/28 |
価格情報 | |
---|---|
想定価格 | 950円 |
仮条件 | 950 - 1,000円 |
公開価格 | 1,000円 |
初値予想 | 1,500円 |
初値 | 1,480円 |
- スケジュールは上場企業都合により変更になる場合があります。
基本情報
代表者名 | 安達 喜一(上場時53歳10カ月)/1967年生 |
---|---|
本店所在地 | 大阪府茨木市彩都あさぎ |
設立年 | 2001年 |
従業員数 | 10人 (2020/10/31現在)(平均43歳、年収424.8万円) |
事業内容 | HGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発 |
URL | https://www.kringle-pharma.com/ |
株主数 | 73人 (目論見書より) |
資本金 | 300,000,000円 (2020/11/24現在) |
上場時発行済株数 | 4,227,700株(別に潜在株式485,000株) |
公開株数 | 667,000株(公募580,000株、オーバーアロットメント87,000株) |
調達資金使途 | 研究開発費 |
連結会社 | 0社 |
シンジケート
公開株数580,000株(別に87,000株)
種別 | 証券会社名 | 株数 | 比率 |
---|---|---|---|
主幹事証券 | 野村 | 464,000 | 80.00% |
引受証券 | SBI | 29,000 | 5.00% |
引受証券 | SMBC日興 | 29,000 | 5.00% |
引受証券 | 楽天 | 17,400 | 3.00% |
引受証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー | 17,400 | 3.00% |
引受証券 | いちよし | 5,800 | 1.00% |
引受証券 | 東洋 | 5,800 | 1.00% |
引受証券 | エース | 5,800 | 1.00% |
引受証券 | 岡三 | 5,800 | 1.00% |
大株主(潜在株式を含む)
大株主名 | 摘要 | 株数 | 比率 |
---|---|---|---|
日本全薬工業(株) | 特別利害関係者など | 500,840 | 12.12% |
慶応イノベーション・イニシアティブ1号投組 | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 470,460 | 11.38% |
DBJキャピタル投組 | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 319,800 | 7.74% |
THVP-1号投組 | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 226,600 | 5.48% |
CYBERDYNE(株) | 特別利害関係者など | 200,000 | 4.84% |
OUVC 1号投組 | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 200,000 | 4.84% |
安達喜一 | 代表取締役社長 | 171,900 | 4.16% |
岩谷邦夫 | - | 132,040 | 3.20% |
丸石製薬(株) | 資本業務提携先 | 100,000 | 2.42% |
(株)リプロセル | 取引先 | 100,000 | 2.42% |
とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド投組 | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 100,000 | 2.42% |
バイオ・サイト・キャピタル(株) | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 79,960 | 1.93% |
業績動向(単位:百万円)
決算期 | 種別 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|
2021/09 | 単独予想 | 206 | -1,037 | -1,015 | -1,017 |
2020/09 | 単独実績 | 467 | -171 | -116 | -117 |
2019/09 | 単独実績 | 0 | -371 | -301 | -302 |
2018/09 | 単独実績 | 0 | -223 | -64 | -64 |
売上高
営業利益
経常利益
純利益
1株あたりの数値(単位:円)
決算期 | 種別 | EPS | BPS | 配当 |
---|---|---|---|---|
2021/09 | 単独予想 | -248.73 | 401.43 | 0.00 |
事業詳細
大阪大学発バイオベンチャー。難治性疾患の治療薬を研究開発している。中村敏一阪大大学院医学系研究科教授(当時)の発見したHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を基にした組み換えヒトHGFタンパク質を創薬シーズ(創薬の基になる物質)として、4件の臨床試験を国内で実施している。
HGFは当初、肝細胞の増殖を促進する因子として発見された。細胞の表面に存在する受容体と結合することにより、細胞の増殖開始のスイッチをオンにする性質を持つ。もともと体の中で働く物質であることから組み換えタンパク質として製造が可能になれば、高い安全性と効果を併せ持つ医薬品になると期待される。
社名はこのHGFなどが分子内に、クリングル構造と呼ばれるタンパク質のドメイン4個を持つことに由来する。
〈開発パイプライン〉
1.脊髄(せきずい)損傷急性期
2020年7月より第3相試験実施中。22年後半に終了予定。第1/2相試験の結果を受け、19年9月に厚生労働省により希少疾病用医薬品に指定された。この疾患は国内では事故などにより年間5000人の新規患者が発生する。
2.ALS(筋委縮性側索硬化症)
16年5月より医師主導治験として第2相を実施中。患者の組み入れを終了しており、投与期間を継続中である。21年後半には開鍵(盲検情報の公表)の予定。国内患者数は約1万人。
3.声帯瘢痕(はんこん)=声帯が固く変性(繊維化)し、声が出しにくくなる疾患
第1/2相試験が終了し、次相試験を計画中。国内推定患者数は3000~1万2000人。
なお、この疾患でHGFの作用が確認された場合には、「抗線維化」作用に基づく創薬コンセプトそのものが示されることになる。このため他の線維化が原因となる慢性疾患(慢性腎不全、肝硬変、肺線維症など)への適応拡大の可能性が示されることになる。
4.急性腎障害
第1相試験終了。次相試験と日本人での最大耐用量を確認するため小規模な第1相の追加試験を策定中である。次相試験は比較的大規模なプラセボ対照二重盲検比較試験になることが想定されるため、製薬企業などのパートナーを探索している。
これらのほか、米クラリス・バイオセラピューティクス社に原薬を供給する眼科疾患(非臨床試験実施中)、慶応大学と共同研究するその他神経疾患(基礎研究実施中)などがある。また、米国では急性腎障害の第1a/1b相の臨床試験を実施したが、現在は資金的観点から開発をいったん中止している。
2020年9月期の売上高構成比は、医薬品開発事業100%。主な販売先は丸石製薬64.2%、米クラリス・バイオセラピューティクス社35.8%。
HGFは当初、肝細胞の増殖を促進する因子として発見された。細胞の表面に存在する受容体と結合することにより、細胞の増殖開始のスイッチをオンにする性質を持つ。もともと体の中で働く物質であることから組み換えタンパク質として製造が可能になれば、高い安全性と効果を併せ持つ医薬品になると期待される。
社名はこのHGFなどが分子内に、クリングル構造と呼ばれるタンパク質のドメイン4個を持つことに由来する。
〈開発パイプライン〉
1.脊髄(せきずい)損傷急性期
2020年7月より第3相試験実施中。22年後半に終了予定。第1/2相試験の結果を受け、19年9月に厚生労働省により希少疾病用医薬品に指定された。この疾患は国内では事故などにより年間5000人の新規患者が発生する。
2.ALS(筋委縮性側索硬化症)
16年5月より医師主導治験として第2相を実施中。患者の組み入れを終了しており、投与期間を継続中である。21年後半には開鍵(盲検情報の公表)の予定。国内患者数は約1万人。
3.声帯瘢痕(はんこん)=声帯が固く変性(繊維化)し、声が出しにくくなる疾患
第1/2相試験が終了し、次相試験を計画中。国内推定患者数は3000~1万2000人。
なお、この疾患でHGFの作用が確認された場合には、「抗線維化」作用に基づく創薬コンセプトそのものが示されることになる。このため他の線維化が原因となる慢性疾患(慢性腎不全、肝硬変、肺線維症など)への適応拡大の可能性が示されることになる。
4.急性腎障害
第1相試験終了。次相試験と日本人での最大耐用量を確認するため小規模な第1相の追加試験を策定中である。次相試験は比較的大規模なプラセボ対照二重盲検比較試験になることが想定されるため、製薬企業などのパートナーを探索している。
これらのほか、米クラリス・バイオセラピューティクス社に原薬を供給する眼科疾患(非臨床試験実施中)、慶応大学と共同研究するその他神経疾患(基礎研究実施中)などがある。また、米国では急性腎障害の第1a/1b相の臨床試験を実施したが、現在は資金的観点から開発をいったん中止している。
2020年9月期の売上高構成比は、医薬品開発事業100%。主な販売先は丸石製薬64.2%、米クラリス・バイオセラピューティクス社35.8%。
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