IPO銘柄詳細
ノイルイミューン・バイオテック
コード | 市場 | 業種 | 売買単位 | 注目度 |
---|---|---|---|---|
4893 | 東証グロース | 医薬品 | 100株 | B |
スケジュール
スケジュール | |
---|---|
仮条件決定 | 2023/06/12 |
ブックビルディング期間 | 2023/06/13 - 06/16 |
公開価格決定 | 2023/06/19 |
申込期間 | 2023/06/20 - 06/23 |
払込期日 | 2023/06/27 |
上場日 | 2023/06/28 |
価格情報 | |
---|---|
想定価格 | 720円 |
仮条件 | 700 - 740円 |
公開価格 | 740円 |
初値予想 | 770円 |
初値 | 695円 |
- スケジュールは上場企業都合により変更になる場合があります。
基本情報
代表者名 | 玉田 耕治(上場時55歳3カ月)/1968年生 |
---|---|
本店所在地 | 東京都港区芝大門 |
設立年 | 2015年 |
従業員数 | 22人 (2023/04/30現在)(平均48.3歳、年収830.3万円) |
事業内容 | CAR-T(キメラ抗原受容体を作るT細胞)細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発 |
URL | https://www.noile-immune.com/ |
株主数 | 34人 (目論見書より) |
資本金 | 2,787,552,000円 (2023/05/25現在) |
上場時発行済株数 | 43,202,865株(別に潜在株式2,842,000株) |
公開株数 | 4,166,400株(公募3,623,000株、オーバーアロットメント543,400株) |
調達資金使途 | 自社パイプラインの開発、非臨床試験にかかる費用、新規パイプライン創製および他家技術、培養技術などにかかる研究費 |
連結会社 | 0社 |
シンジケート
公開株数1,019,000株(別に543,400株)/国内分
種別 | 証券会社名 | 株数 | 比率 |
---|---|---|---|
主幹事証券 | SMBC日興 | 815,900 | 80.07% |
引受証券 | SBI | 81,500 | 8.00% |
引受証券 | 野村 | 43,300 | 4.25% |
引受証券 | みずほ | 43,300 | 4.25% |
引受証券 | 東洋 | 5,000 | 0.49% |
引受証券 | 岩井コスモ | 5,000 | 0.49% |
引受証券 | あかつき | 5,000 | 0.49% |
引受証券 | 丸三 | 5,000 | 0.49% |
引受証券 | 極東 | 5,000 | 0.49% |
引受証券 | マネックス | 5,000 | 0.49% |
引受証券 | 岡三 | 5,000 | 0.49% |
大株主(潜在株式を含む)
大株主名 | 摘要 | 株数 | 比率 |
---|---|---|---|
(株)鶴亀 | 荻原弘子氏の資産管理会社 | 9,871,350 | 23.27% |
武田薬品工業(株) | その他の関係会社 | 8,119,800 | 19.14% |
玉田耕治 | 代表取締役社長 | 4,192,000 | 9.88% |
石崎秀信 | 元取締役 | 2,430,000 | 5.73% |
Binex CO.,LTD. | 特別利害関係者など | 2,277,825 | 5.37% |
和田聡 | 特別利害関係者など | 2,000,000 | 4.71% |
瀬戸恭子 | 特別利害関係者など | 2,000,000 | 4.71% |
佐古田幸美 | 外部協力者 | 1,363,000 | 3.21% |
大和日台バイオベンチャー投組 | 投資業(ファンド) | 1,349,200 | 3.18% |
(株)アプリコット | 荻原弘子氏とその親族が全議決権所有 | 1,203,850 | 2.84% |
業績動向(単位:百万円)
決算期 | 種別 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|
2023/12 | 単独1Q実績 | 8 | -269 | -493 | -494 |
2023/12 | 単独会社予想 | 319 | -1,535 | -1,832 | -1,834 |
2022/12 | 単独実績 | 625 | -106 | -384 | -386 |
2021/12 | 単独実績 | 100 | -767 | -792 | -795 |
売上高
営業利益
経常利益
純利益
1株あたりの数値(単位:円)
決算期 | 種別 | EPS | BPS | 配当 |
---|---|---|---|---|
2023/12 | 単独会社予想 | -44.27 | 105.24 | 0.00 |
参考類似企業
事業詳細
山口大学と国立がん研究センター発のバイオベンチャー。山口大グループから独占導入した遺伝子改変技術「PRIME(Proliferation-inducing and migration-enhancing)技術」を基に、がん免疫療法「CAR-T(カーティー)細胞療法」を開発している。「自社創薬」に加えてPRIME技術を他社にライセンスして医薬品を開発する「共同パイプライン」――の2つの事業モデルを有する。
社名のNoileは「がんという病を根絶させたい」という意味を込めた"No illness"と、「免疫なくして生命は成り立たず」という意味の"No immunity, No life"を由来とする。Immuneは英語で免疫者などの意味を持つ。2023年3月に上場する予定だったが、米銀破綻などによる株式市場の動向などを理由に上場を延期していた。
CARはキメラ抗原受容体の略であり、がん抗原を特異的に認識できる人工の受容体である。CAR-T細胞療法は患者から採ったT細胞をCARが発現するよう改変して患者に投与することにより、難治性のがんを治療する。血液がんに対しては非常に高い有効性が実証されており、既に日本などで医薬品として承認されているが、今のところ固形がんに対しては有効性を示せていない。
そうしたなか、同社は免疫学の教授でもある玉田耕治代表取締役らが開発したPRIME技術を応用し、固形がんにも効く次世代型CAR-T細胞の創薬を目指している。PRIME技術は免疫細胞の活性化や集積を誘導する物質を産生するよう、CAR-T細胞などの免疫細胞にさらなる遺伝子改変を加えた技術であり、同技術を搭載したCAR-T細胞療法を「PRIME CAR-T細胞療法」と称している。動物実験において固形がんに対し、従来のCAR-T細胞と比べて高い効果を発揮することが確認されている。
開発パイプラインのうち、臨床試験以上の段階に進むのは自社創薬事業のうち、(1)小細胞肺がんや悪性胸膜中皮腫などを標的にした「NIB101」と、(2)肝細胞がんや胃がん、肺へん平上皮がんなどの「NIB102」、(3)トリプルネガティブ乳がんや大腸直腸がん、卵巣がん、すい臓がんなどの「NIB103」――の3本であり、いずれも第1相試験を実施中である。NIB102とNIB103は武田薬品工業に導出済み。
一方、共同パイプライン事業については臨床試験以上進んでいるパイプラインはない。2本が前臨床試験、1本が基礎研究、残りが技術評価中の段階にある。
なお、現時点における開発パイプラインはいずれも患者自身の免疫細胞から製造する自家であるが、他家についても技術の応用は可能と考えており、ゲノム編集技術や多能性幹細胞から免疫細胞を作製する技術を持つ他のバイオベンチャーと提携し、共同で研究開発を進めている。
2022年12月期の事業収益の構成比はがん免疫療法創薬事業100%。主な販売先は中外製薬96.1%。
社名のNoileは「がんという病を根絶させたい」という意味を込めた"No illness"と、「免疫なくして生命は成り立たず」という意味の"No immunity, No life"を由来とする。Immuneは英語で免疫者などの意味を持つ。2023年3月に上場する予定だったが、米銀破綻などによる株式市場の動向などを理由に上場を延期していた。
CARはキメラ抗原受容体の略であり、がん抗原を特異的に認識できる人工の受容体である。CAR-T細胞療法は患者から採ったT細胞をCARが発現するよう改変して患者に投与することにより、難治性のがんを治療する。血液がんに対しては非常に高い有効性が実証されており、既に日本などで医薬品として承認されているが、今のところ固形がんに対しては有効性を示せていない。
そうしたなか、同社は免疫学の教授でもある玉田耕治代表取締役らが開発したPRIME技術を応用し、固形がんにも効く次世代型CAR-T細胞の創薬を目指している。PRIME技術は免疫細胞の活性化や集積を誘導する物質を産生するよう、CAR-T細胞などの免疫細胞にさらなる遺伝子改変を加えた技術であり、同技術を搭載したCAR-T細胞療法を「PRIME CAR-T細胞療法」と称している。動物実験において固形がんに対し、従来のCAR-T細胞と比べて高い効果を発揮することが確認されている。
開発パイプラインのうち、臨床試験以上の段階に進むのは自社創薬事業のうち、(1)小細胞肺がんや悪性胸膜中皮腫などを標的にした「NIB101」と、(2)肝細胞がんや胃がん、肺へん平上皮がんなどの「NIB102」、(3)トリプルネガティブ乳がんや大腸直腸がん、卵巣がん、すい臓がんなどの「NIB103」――の3本であり、いずれも第1相試験を実施中である。NIB102とNIB103は武田薬品工業に導出済み。
一方、共同パイプライン事業については臨床試験以上進んでいるパイプラインはない。2本が前臨床試験、1本が基礎研究、残りが技術評価中の段階にある。
なお、現時点における開発パイプラインはいずれも患者自身の免疫細胞から製造する自家であるが、他家についても技術の応用は可能と考えており、ゲノム編集技術や多能性幹細胞から免疫細胞を作製する技術を持つ他のバイオベンチャーと提携し、共同で研究開発を進めている。
2022年12月期の事業収益の構成比はがん免疫療法創薬事業100%。主な販売先は中外製薬96.1%。
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