前場コメント No.8 日本色材、東洋電、村田製、佐鳥電機、東天紅、NTT

2024/04/12(金) 11:31
★10:23  日本色材-急落 今期最終益11%見込む 前期は62%増
 日本色材工業研究所<4920.T>が急落。同社は11日、25.2期通期の連結純利益予想を3.6億円(前期比10.7%減)にすると発表した。

 受注増に伴う生産設備の稼働向上や各種インフレの単価反映、各種コスト圧縮努力などを継続するとしている。

 24.2期通期の連結営業利益は4.0億円(前の期比61.6%増)だった。繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額(益)2.1億円を計上したことが寄与した。

★10:29  東洋電機製造-続落 3Q累計営業益79%増も低い進ちょく率を嫌気
 東洋電機製造<6505.T>が続落。同社は11日、24.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は1.6億円(前年同期比78.6%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は26.5%。

 産業事業において、採算性の向上に取り組んだことが寄与した。

 なお、株価は進ちょく率の低さが嫌気され売りが優勢となっている。

★10:29  村田製作所-SMBC日興が目標株価を引き上げ 成長投資継続を評価も、財務戦略の見直しにも期待
 村田製作所<6981.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、成長投資継続を評価も、財務戦略の見直しにも期待。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3167円→3300円に引き上げた。

 基本的な見方は2023年4月18日付レポートから大きな変更はない年的。2010年代の「モバイル」というメガトレンドの勝者で、2020年代の「モビリティ」でも勝者となれる蓋然性が高いと考えている。特に1層目のMLCCでは、前工程を中心に能力増強投資を着実に実行していることで、需要拡大局面で市場成長をリードする供給能力を準備していることは、高く評価されるべきであるとコメント。一方で、「中期方針2024」で示したM&A等の戦略投資での進捗が限定的な水準にとどまる中で、次期中計を待たずに資本効率の改善などキャピタルアロケーションを柔軟に見直す経営判断も可能な事業環境がようやく整いつつあると考えている。新経営体制での財務戦略にも期待している。

★10:44  佐鳥電機-急落 3Q累計営業益10%増 12-2月の伸び悩みを嫌気
 佐鳥電機<7420.T>が急落。同社は11日、24.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は35.1億円(前年同期比10.0%増)だったと発表した。SMエレの子会社化や、車載向け半導体の好調推移、円安などが寄与した。

 なお、上期(6-11月)の営業利益26.8億円に対し、3Q(12-2月)は8.3億円にとどまった。利益の伸び悩みを受けて株価は売りが優勢となっている。

★10:44  東天紅-3日ぶり反発 前期営業益を上方修正 レストランなどが回復傾向
 東天紅<8181.T>が3日ぶり反発。同社は11日、24.2期の営業利益予想を従来1.8億円から4.2億円(前の比は6.1億円の赤字)に上方修正すると発表した。

 新型コロナウイルスに対する行動制限がなくなり、レストランおよび中小宴会婚礼が回復傾向にあり、前年に比べ売上が増加したことを踏まえた。

★10:50  NTT-3日ぶり反発 LLMによる視覚読解技術を確立
 NTT<9432.T>が3日ぶり反発。同社は12日、大規模言語モデル(LLM)によって文書を視覚情報も含めて理解する視覚読解技術を実現したと発表した。
 
 同技術により、LLMが文書の内容を視覚と言語を融合して理解し、任意のタスクを追加学習なしで遂行することが可能となるという。


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