前場コメント No.1 東エレク、アステラス薬、シマノ、Jマテリアル、フルサトマルカ、酉島製

2024/04/24(水) 11:38
★9:00  東京エレクトロン-買い気配 米長期金利低下しSOX指数2%高 テキサスインスツルメンツ決算も材料視
 東京エレクトロン<8035.T>が買い気配。米ハイテク株の上昇などが材料視されている。

 前日の米国市場は主要3指数ともに上昇。4月の購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り、米10年債利回りが低下したことでハイテク株が買われた。エヌビディアやASMLも3%台の上昇となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.2%高となった。
 
 また、大引け後に半導体大手のテキサス・インスツルメンツが決算を発表。4-6月売上高の強気見通しが好感され、時間外で急騰している。これらが材料視され、国内半導体株も買いが優勢。アドバンテスト<6857.T>やレーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>なども買いスタートとなっている。

★9:00  アステラス製薬-大和が投資判断引き下げ 株主還元水準の持続性に要注意
 アステラス製薬<4503.T>が反落。大和証券では、株主還元水準の持続性に要注意として、投資判断を「3(中立)」から「4(アンダーパフォーム)」に引き下げ、目標株価は1500円→1200円に引き下げた。

 4月12日発表の修正会社予想などを踏まえると、売り上げが大和の期待以下か販管費などが円安の影響を除いても大和の従来想定以上のどちらかまたは両方の可能性があると推定。24.3期予想には12日発表の減損損失などの費用計上を織り込むとともに、販管費や研究開発費などの予想を増額し、利益予想を引下げた。近い将来にいったん株主還元水準の維持よりも第三者からの新たな収益機会獲得に手元資金を優先的に充当せざるを得なくなる可能性も十分ありうる、と指摘している。

★9:01  シマノ-買い気配 通期最終益を上方修正 一転増益へ 1Qは17%増
 シマノ<7309.T>が買い気配。同社は23日、24.12期通期の連結純利益予想を従来の540億円(前期比11.7%減)から663億円(同8.4%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは611億円。

 ドル高の進行に伴うアジア通貨安の影響から営業外収益が発生した。売上原価率の改善なども寄与する。

 24.12期1Q(1-3月)の連結純利益は237億円(前年同期比17.2%増)だった。市場コンセンサスは132億円。

★9:01  シマノ-買い気配 立会外買い付けで上限260億円の自社株買いへ 割合は1.11%
 シマノ<7309.T>が買い気配。同社は23日、100万株・260億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。
 
 取得期間は2024年4月25日~25年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.11%となる。取得方法は自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けとしている。

★9:01  ジャパンマテリアル-買い気配 前期営業益を上方修正 案件受注が想定上回る
 ジャパンマテリアル<6055.T>が買い気配。同社は23日、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の72.0億円から77.5億円(前期比30.2%減)に上方修正すると発表した。

 顧客の設備投資に伴い発生するイニシャル部門の供給配管設計施工において、材料価格の高騰による原価率の悪化などがあったものの、想定よりも多くの案件を受注・計上した。顧客の生産活動に伴い発生するオペレーション部門の特殊ガス販売や製造装置の保守・メンテナンスなどが、下期途中から順調に推移したことも寄与する。決算発表は5月13日の予定。

★9:02  フルサトマルカ-買い気配 通期最終益を上方修正 増配も発表
 フルサト・マルカホールディングス<7128.T>が買い気配。同社は23日、24.12期通期の連結純利益予想を従来の42.0億円(前期比10.6%減)から52.7億円(同12.2%増)に、期末配当予想を45円から67円(前期末は56円)に上方修正すると発表した。

 政策保有株式の縮減により、保有する38銘柄を売却した。投資有価証券売却益を特別利益に計上することから、従来予想を上回る見通し。期末に投資有価証券売却益に対する特別配当22円を実施する。年間配当予想は97円(前期は66円)となる。

★9:02  酉島製作所-SBIが新規に「買い」 卓越したグローバル経営に注目
 酉島製作所<6363.T>が買い気配。SBI証券は、ハイテクポンプの恵まれた企業立地と卓越したグローバル経営に注目として、新規に投資判断「買い」、目標株価3500円でカバレッジを開始した。

 SBIでは、中東やアフリカなど新興国での人口増加・工業化に伴う水・食料不足により、海水淡水化プラントや灌漑施設向けハイテクポンプの需要拡大が続くと想定。25.3期以降も足もとで過去最高額の受注残高を売り上げ計上しながら業績拡大が続く見込み、と指摘している。


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