川崎汽船-買い気配 今期最終益15%増見込む 前期は85%減
川崎汽船<9107.T>が買い気配。同社は7日に、25.3期通期の連結純利益予想は1200億円(前期比14.5%増)と発表した。市場コンセンサスは1264億円。
コンテナ船事業においては、荷動き需要は米国を中心に緩やかな回復が一定程度見込まれるものの、地政学的不安定さや継続的なインフレを背景に本格的な回復には至らないことが見込まれる。また、新造船竣工がピークを迎え、供給が需要を上回る状態が続く一方、不透明な中東情勢に起因する喜望峰ルートの利用拡大が高い船腹需要を生む状況は今後も継続するとみている。
24.3期通期の連結純利益は1048億円(前の期比84.9%減)だった。持分法適用関連会社OCEAN NETWORK EXPRESSが運営するコンテナ船事業において、市況の平常化の過程にあることに加え、荷動きの伸び悩みや新造船の竣工増による需給軟化が響いた。
併せて、25.3期の年間配当予想を83.33円→85.0円(中間42.5円、期末42.5円)に修正することも発表した。
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