ヒロセ電機-買い気配 今期営業益6%増見込む 株主還元方針の変更も発表
ヒロセ電機<6806.T>が買い気配。同社は24日に、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は360億円(前期比5.8%増)と発表した。市場コンセンサスは357億円。
自動車用機器市場向けの電子部品需要は引き続き堅調であり、民生用機器市場向けビジネスの回復も見込むとした。想定為替レートは1米ドル143.00円、1ユーロ155.00円、1韓国ウォン0.1080円。
24.3期通期の連結営業利益は340億円(前の期比27.2%減)だった。自動車用機器市場向けビジネスは堅調に推移したものの、産業用機器市場向け、民生用機器市場向けビジネスの売り上げが低迷したことが響いた。
併せて、株主還元方針を変更することも発表した。従来、中期的にROE10%・配当性向50%の実現を目標としていたが、今回、配当の安定的な増加に努めるという基本方針のいっそうの実践を図るため、単年度の業績の影響を受けにくいDOE(株主資本配当率)を株主還元指標として採用し、2024年度より中期的にDOE5%を目標とするとした。
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