日本郵船-後場買い気配 今期最終益7%増見込む 20円増配へ 前期配当10円増額
日本郵船<9101.T>が後場買い気配。同社は8日12時、25.3期通期の連結純利益予想を2450億円(前期比7.2%増)に、年間配当予想を160円(前期は140円)にすると発表した。市場コンセンサスは2279億円。
コンテナ船部門は輸送需要の本格的な回復には時間を要し、また新造船竣工がピークを迎えることにより需給バランスの軟化を見込む。上期は紅海情勢に起因する喜望峰ルートの利用が継続し、船腹需給が引き締まった状態が続く想定。想定為替レートは1米ドル145円とした。
24.3期通期の連結純利益は2286億円(前の期比77.4%減)だった。コンテナ船持分法適用会社であるOCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)からの投資利益減少などが響いた。期末配当は従来予想の70円に対し80円(23.3期末は170円)に決定した。
なお、株価は同時に発表した自社株買いも材料視されている。
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