前場コメント No.1 IHI、ソフトバンクG、オリックス、アルプス物、コーセー、LINEヤフー

2024/05/09(木) 11:30
★9:00  IHI-買い気配 今期最終黒字600億円見込む 前期は682億円の赤字
 IHI<7013.T>が買い気配。同社は8日、25.3期通期の連結純損益予想(IFRS)を600億円の黒字に、年間配当予想を100円(前期は100円)にすると発表した。市場コンセンサスは999億円の黒字。

 防衛事業・民間向け航空エンジンが引き続き成長する見通し。販価改善や原価低減などによる収益回復も見込む。

 24.3期通期の連結純損益は682億円の赤字(前の期は445億円の黒字)だった。航空機エンジン「PW1100G-JM」の追加検査プログラム費用などが響いた。民間向け航空エンジンにおけるスペアパーツ販売は順調に拡大した。防衛事業は過去最高の受注高となった。

★9:00  ソフトバンクG-続落 傘下の英アームが時間外で急落 今期見通しが市場予想下回る
 ソフトバンクグループ<9984.T>が続落。同社傘下の英アーム・ホールディングスの株価が、8日時間外取引で急落したことが材料。

 アームが8日取引時間後に発表した決算は、着地は堅調だったものの25.3期の見通しが市場予想を下回った。これを受け、一時10%安となる95ドル台まで売られる場面があった。

 アーム株の下落を受け、同社にも売りが出ている。

★9:00  オリックス-買い気配 今期最終益13%増見込む 前期は19%増
 オリックス<8591.T>が買い気配。同社は8日に、25.3期通期の連結純利益予想(米国基準)は3900億円(前期比12.7%増)と発表した。市場コンセンサスは3901億円。

 これまで築いたビジネスの継続的な成長に加えて、すべてのセグメントで新たな成長の機会があると考えており、今後もそれらの取り込みによる持続的な利益成長をめざすとしている。

 24.3期通期の連結純利益は3461億円(前の期比19.2%増)だった。生命保険料収入および運用益やサービス収入、オペレーティング・リース収益、金融収益の増加が寄与した。

 併せて、24.3期の期末配当を従来の51.2円から55.8円(前期は42.8円)に決定することも発表した。年間配当は94.0円→98.6円(前期は85.6円)となる。また、25.3期の年間配当予想は98.6円(中間49.3円、期末49.3円)とした。

★9:00  オリックス-買い気配 上限4000万株・500億円の自己株取得へ 割合は3.5%
 オリックス<8591.T>が買い気配。同社は8日に、上限4000万株・500億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月15日~2025年3月31日で、自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は3.5%。

★9:00  アルプス物流-買い気配 旧日立系ロジスティードが同社買収へ 株式価値1500億円超と評価=日経
 アルプス物流<9055.T>が買い気配。日本経済新聞電子版は8日17時05分、米投資ファンドKKR傘下のロジスティード(旧日立物流)が、同社を買収する方針を固めたと報じた。

 記事によれば、株式価値を1500億円超と評価し、TOB(株式公開買い付け)を通じて非公開化するもよう。現在5割弱を保有するアルプスアルパイン<6770.T>は2割の保有を続けるとしている。

 報道に対し、同社は同日、「当社が公表したものではございません。ロジスティードから株式公開買付け(TOB)を通じた買収提案を受けていることは事実ですが、現時点で決定している事実はございません」とのコメントを発表している。

 なお、1500億円を同社発行済み株式数で割った場合、4200円強となる。

★9:00  コーセー-買い気配 1Q営業益36%増 日本好調 欧米でのタルト成長も寄与
 コーセー<4922.T>が買い気配。同社は8日、24.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は79.0億円(前年同期比35.5%増)だったと発表した。市場コンセンサスは47.1億円。

 主力の化粧品事業は中国で主要ブランド「デコルテ」が減収となった。一方で日本が好調だったほか、米国・欧州でのメイクアップブランド「タルト」の売り上げ成長により事業全体では増収増益となった。同事業の営業利益率は11.0%(前年同期は11.6%)と2ケタを維持した。通期の営業利益予想は200億円を据え置いた。

★9:01  LINEヤフー-買い気配 今期売上収益7%増見込む 前期は9%増
 LINEヤフー<4689.T>が買い気配。同社は8日、25.3期通期の連結売上収益予想(IFRS)を1兆9350億円(前期6.6%増)だと発表した。市場コンセンサスは1兆9838億円。

 優先事項であるセキュリティ対策の強化とともに、今後の成長の要となる領域に関しても規律をもって投資をすることでプロダクトを強化し、増収増益をめざすとしている。

 24.3期通期の連結売上収益は1兆8147億円(前の期比8.5%増)だった。2022年10月にPayPayを連結子会社化した影響に加え、アスクル<2678.T>グループおよびZOZO<3092.T>グループの成長に伴うコマース事業の増収、アカウント広告の成長に伴うメディア事業の増収が寄与した。


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