後場コメント No.3 椿本チ、クラシコム、クロスプラス、ブラザー、LeTech、グローバルス

2024/06/17(月) 15:02
★13:14  椿本チエイン-SMBC日興が目標株価引き上げ 還元強化策を踏まえる
 椿本チエイン<6371.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、資本効率改善に向けた還元強化策を考慮。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を4500円→6300円に引き上げた。

 SMBC日興では、25.3期予想EPSに、増益下で株主還元強化期待が織り込まれた局面である24.3期平均のPER10倍を適用し目標株価を引き上げた。一方で、株価のもう一段上昇については、中期経営計画に示されたような事業成長戦略のための投資加速、売り上げ拡大、収益性改善などが進むことが必要と考えている。

★13:15  クラシコム-大幅に3日続落 通期営業益を上方修正も今期減配見通しを嫌気
 クラシコム<7110.T>が大幅に3日続落。同社は14日、24.7期通期の連結営業利益予想を従来の9.5億円から10.5億円に上方修正すると発表した。同社は24.7期1Qより連結財務諸表を作成しているため、前期との比較はできない。

 足もとの「北欧、暮らしの道具店」の売り上げの堅調な進ちょく状況、および今後の成長投資のための広告宣伝費など、主なコストの規模、タイミングを合理的に見通すことが可能となったため、残期間における予測の精緻化を行ったことを踏まえた。

 3Q累計の連結営業利益は10.0億円だった。

 併せて、未定としていた24.7期の期末配当予想を10円(前期末は45円)にすると発表した。年間配当予想も同額となる。

★13:22  クロスプラス-大幅続伸 1Q営業益3%減も上期計画上回る
 クロスプラス<3320.T>が大幅続伸。同社は14日、25.1期1Q(2-4月)の連結営業利益は7.4億円(前年同期比3.0%減)だったと発表した。上期計画5.0億円を上回った。
 
 卸し売りにおいて、ライフスタイル商品の構成比率上昇により売上総利益率が改善した。一方、賃上げによる人件費やトラック運賃などの物流費、小売りの売り上げ増加に伴う販売手数料の増加などもあり、営業減益となった。

 なお、1Q時点で上期計画を上回ったことから、今後の業績期待で株価は買われている。

★13:24  ブラザー工業-反落 長崎県と水素関連における連携協定締結
 ブラザー工業<6448.T>が反落。同社は14日、カーボンニュートラル社会の実現をめざす長崎県の取り組みに対し、水素を含む再生エネルギー分野において協力していくことを目的とし、連携協定を締結したと発表した。
 
 長崎県は洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギーが豊富であると同時に、再生可能エネルギーの導入と関連産業の振興に先進的に取り組んでいる。双方が有する資源を活用して協働していくことで、県内再生可能エネルギー関連をはじめとする県内産業の活性化が期待されるとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


★13:36  LeTech-急落 3Q累計経常益43%増 通期売上高は一転減収へ
 LeTech<3497.T>が急落。同社は14日、24.7期3Q累計(8-4月)の経常利益は10.1億円(前年同期比43.2%増)だったと発表した。不動産ソリューション事業における高収益案件の売却などが寄与した。

 24.7期通期の売上高予想については、従来の214.0億円(前期比33.8%増)から145.0億円(同9.3%減)に下方修正した。想定していた不動産販売案件の一部が翌期以降の売却となったことが響く。利益予想は据え置いた。高収益案件の成立により事業全体の利益率を押し上げているためとしている。

 なお、株価は売上高予想の下方修正を受けて売りが優勢となっている。

★13:42  グローバルスタイル-3日続落 3Q累計営業益21%減 販管費増が響く
 グローバルスタイル<7126.T>が3日続落。同社は14日、24.7期3Q累計(8-4月)の連結営業利益は4.4億円(前年同期比21.2%減)だったと発表した。

 新規出店に伴い、地代家賃や広告宣伝費などの販管費が増加したことが響いた。

 併せて、未定としていた24.7期の期末配当予想を30円(前期末は30円)にすると発表した。年間配当予想も同額となる。


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