前場コメント No.4 ディスコ、ダイセキ、ミニストップ、任天堂、神戸物産、トレファク

2025/04/09(水) 11:30
★9:07  ディスコ-売り気配 営業益最高 前期、AI需要取り込み=日経
 ディスコ<6146.T>が売り気配。9日付の日本経済新聞朝刊は、同社の25.3期の連結営業利益が前の期比で3割超増の1650億円程度と、5年連続で過去最高を更新したようだと報じた。
 
 記事によると、会社計画を100億円程度上回り、市場予想(QUICKコンセンサス、約1640億円)並みを確保したとみられるという。生成AI関連などの需要拡大を取り込んだ。世界経済の先行き懸念を背景に、顧客の設備投資意欲がどの程度影響を受けるかが今後の焦点となるとしている。

 なお、市場予想並みの着地ではサプライズに乏しいとの見方から、株価は売りで反応している。

★9:10  ダイセキ-大幅反落 今期営業益9.6%増見込むもコンセンス下回る
 ダイセキ<9793.T>が大幅反落。同社は8日、26.2期通期の連結営業利益予想を157億円(前期比9.6%増)に、年間配当予想を72円(前期は72円)にすると発表した。市場コンセンサスは162億円。

 ダイセキを中心に、業容拡大を図る。ダイセキ環境ソリューション<1712.T>では、大都市圏を中心に不動産需要は底堅いと予測しており、高付加価値かつ大規模案件の受注拡大に注力するとしている。

 25.2期通期の連結営業利益は143億円(前の期比3.3%減)だった。

 なお、株価は業績見通しがコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:10  ダイセキ-大幅反落 80万株・32億円を上限に自社株買い 割合は1.66%
 ダイセキ<9793.T>が大幅反落。同社は8日、80万株・32億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年4月9日~7月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.66%となる。

 なお、株価は同日発表の決算が失望材料となったことで、売りに押されている。

★9:10  ミニストップ-大幅反落 前期最終損益を下方修正 減損計上などを踏まえる
 ミニストップ<9946.T>が大幅反落。同社は7日、25.2期通期の連結営業損益予想を従来の25.0億円の赤字から67.7億円の赤字(前の期は4.7億円の赤字)に下方修正すると発表した。

 同社グループが保有する店舗資産および共用資産について減損損失を計上するほか、ベトナム子会社の株式について関係会社株式評価損を計上することも踏まえた。

★9:14  任天堂-東海東京が目標株価引き上げ Switch2ハードの革新性は限定的もタイトルは充実
 任天堂<7974.T>が反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、Switch2ハードの革新性は限定的も、タイトルは充実と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を8660円→9890円と引き上げた。

 東海東京では、1.ハイエンドゲームをどこでもプレイ可能という革新性を有していたSwitchと比し、Switch2ハードの革新性は劣後すると考えること、2.一方、ローンチウィンドウで「マリオカート」、「ドンキーコング」、「カービィ」、「ゼルダ無双」の新作投入が予定されており、旧作のアップデート版の投入やサードパーティ製タイトルも充実していること、3.Switchの成功や上記タイトルの充実により初動の販売動向は良好と考えるが、株価には織り込み済みと考えることから、レーティングNeutralを継続している。

★9:19  神戸物産-続伸 円高進行を好感 1ドル145円台に セリアも高い
 神戸物産<3038.T>が続伸。円高進行が好感されている。

 前日の米国市場では、相互関税を巡り対象国との交渉が進むとの期待から、ダウ平均が一時1400ドル超上昇するとドル円も147円台後半まで円安が進行した。一方、「トランプ米政権が中国に対する104%の追加関税をあす9日に発動する」と伝わるとセンチメントが悪化。ダウ平均がマイナスに転じるととともに円高も急速に進み、足元では145円台半ばとなっている。

 不透明感が強まるなか、円高進行を受けて輸入コスト低下の恩恵を受けられ、ディフェンシブ性が強い業態の同社に買いが入っている。円高メリット、生活防衛に関連するセリア<2782.T>やトライアルホールディングス<141A.T>なども高い。

★9:20  トレファク-大幅反落 3月度の既存店売上高4.4%増 前月比では伸び鈍化
 トレジャー・ファクトリー<3093.T>が大幅反落。同社は8日、3月度の既存店売上高は速報値で前年同月比4.4%増だったと発表した。前月比では5.5ポイント低下した。全店は同12.4%増で、前月比では6.7ポイント低下した。

 同月は、月後半に天候が回復し気温が上昇するにつれて、春物衣料の販売が伸長したほか、服飾雑貨、生活家電、ホビー用品なども堅調だったとしている。


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