前場コメント No.6  前沢工、OTS、CEHD、象印、日立物、三菱ロジなど

2020/01/17(金) 11:31
★9:18  前沢工業-もみ合い 環境事業は営業赤字に 20.5期 日経報道
 前沢工業<6489.T>がもみ合い。17日付の日本経済新聞朝刊は、同社の浄水場工事など環境事業の営業損益が20.5期に2億~5億円程度の赤字(前期は1億2700万円の黒字)になりそうだと報じた。

 記事によれば、従来は7000万円の黒字を見込んでいた。自治体の公共工事の入札が想定より遅れるもよう。19年の大型台風で被災した浄水場では受注済み工事が滞っているようだ。
 
 一方、上下水道施設に使うバルブ販売事業や機器メンテナンス事業は堅調で、環境事業の落ち込みを補える見通し。今期の全社ベースの連結営業利益は、前期比5%減の12億円という会社予想の達成をめざすとしている。
 

★9:20  オンコセラピー-急騰 第30回新株予約権の大量行使を発表
 オンコセラピー・サイエンス<4564.T>が急騰。同社は16日に、第30回新株予約権(行使価額修正条項付)の1月1日から1月16日までの期間における大量行使を発表した。前月末時点における未行使新株予約権数は9万4398個、月初から行使された新株予約権の数は4万3049個、現時点における未行使新株予約権数は5万1349個となっている。

★9:27  CEHD-急騰 光通信の同社株買い増しを材料視
 CEホールディングス<4320.T>が急騰。同社株について光通信<9435.T>が保有割合を増やしたことが材料視されているもよう。

 1月16日分公表の大量保有報告書(5%ルール)で判明したもの。保有割合は5.49%→6.65%となった。

★9:29  象印マホービン-野村が目標株価引き上げ 中国ビジネスの成長戦略が加速
 象印マホービン<7965.T>が続落。野村証券では、中国ビジネスの成長戦略が加速と指摘。レーティングは「Neutral」を継続。目標株価は1200円→2000円に引き上げた。

 19.11期決算および16日開催の決算説明会を踏まえ、業績予想と目標株価を見直した。景気悪化の影響でステンレスボトルの販売が落ち込んだことなどから、短期的な中国売上の落ち込みが厳しいと指摘。しかしながら、現地専用商品の投入や、ベビー用品店など新たな販路開拓といった中期的な成長戦略が加速している点は前向きに評価できると指摘している。中国家電大手のGalanzグループが大株主となっているが、外部パートナーとの連携などを活用した成長戦略も選択肢の一つとコメント。中国ビジネスの成長確度の高まりなどを加味し、目標株価は従来値から上方修正した。

★9:29  日立物流-三菱UFJMSが新規に「Neutral」 従来の評価軸から新たな評価軸への転換点
 日立物流<9086.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、従来の評価軸から新たな評価軸への転換点と指摘。投資判断を新規に「Neutral」とし、目標株価は3400円で設定した。

 従来は3PLノウハウの高度化やデジタル化などによる収益性の高いビジネスモデルが評価されてきたと指摘。さらなる株価上昇には、SGHD(9143)と経営統合した場合の利益成長シナリオに加え、有効な資金使途やIFRS第16号適用後の最適なアセットアロケーションなど財務戦略の評価向上も必要と考えている。


★9:30  三菱ロジスネクスト-大幅に8日続伸 国内販売子会社を再編 販売系列を一本化へ
 三菱ロジスネクスト<7105.T>が大幅に8日続伸。同社は16日に、5月15日(予定)を設立日として子会社9社を設立し、10月1日(予定)を効力発生日として、連結子会社である国内販売会社11社の不動産管理以外の事業を、吸収分割の方法により、設立した分割準備会社9社に承継させるとともに、この会社分割の効力発生を停止条件として、国内販売会社11社を同社が吸収合併することにより、販売子会社の再編を実施する方針を決定したと発表した。

 今後、顧客に高品質・高機能な商品ならびにサービスを提供するにあたり、より強固な販売ネットワークを構築することが必要と判断し、分割準備会社9社の設立(子会社異動)および会社分割により、国内販売子会社を再編し、販売系列を一本化することとした。

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