米インテル－大幅高　予想を上回る増収増益決算や強い見通しを好感

1月24日 終値 前日比 前日比（％） ---------------------------------- INTC 68.47 +5.15 +8.13％ 　1月24日の取引で米半導体大手インテル（NASDAQ：INTC）が大幅に上昇。クラウド向けが好調で10-12月期の利益が市場予想を大きく上回ったことや、強い見通しが示されたことが好感された。株価は一時、前日比5.97ドル高(+9.43％)の69.29ドルまで上昇し、5.15ドル高(+8.13％)の68.47ドルで終了。S&P500の上昇率トップとなり、年初来では14.4％高となった。 　インテルが23日引け後に発表した2019年度第4四半期（10-12月）決算は、売上高が前年同期比8.3％増の202億900万ドルとなり市場予想の192億2600万ドルを上回った。営業利益が同9.2％増の67億9700万ドル、純利益が32.9％増の69億500万ドルとなり、調整後の一株当たり利益は1.52ドルと市場予想の1.25ドルを大幅に上回った。 　クラウド・サービス・プロバイダーからの需要が旺盛で、データセンター向けの売上高が15％増と大幅に増加し、PC向け売上高も2％増と増収を維持した。 　1-3月期の見通しについては、売上高を市場予想の172億ドルを大幅に上回る190億ドル、一株当たり利益は1.30ドルとし、市場予想の1.04ドルを上回った。2020年通期についても、売上高を市場予想の723億ドルに対し735億ドル、一株当たり利益を予想の4.68ドルに対し5.00ドルと見通した。