前場コメント No.7 パスコ、三菱マ、三菱Ｕリース、リプロセル、星医療、ＳＵＭＣＯなど
★9:42 パスコ－底堅い 今期営業益を上方修正 公共部門堅調
パスコ<9232.T>が底堅い。同社が25日、20.3期の通期連結営業利益予想を従来の27億円から31億円（前期比17.1％増）に上方修正すると発表した。国内公共部門の受注が好調に推移したとしている。併せて、今期末配当を前回予想15円から25円（前期0円）に増額修正した。
パスコ<9232.T>が底堅い。同社が25日、20.3期の通期連結営業利益予想を従来の27億円から31億円（前期比17.1％増）に上方修正すると発表した。国内公共部門の受注が好調に推移したとしている。併せて、今期末配当を前回予想15円から25円（前期0円）に増額修正した。
★9:44 三菱マテリアル－野村が目標株価引き上げ 官需専門工事のコア銘柄として注目
三菱マテリアル<5711.T>が反落。野村証券では、官需専門工事のコア銘柄として注目。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を4870円→5180円に引き上げた。
3月25日に発表した23.3期までの中期経営戦略について、事業別のROIC目標の導入、焼結部品、アルミなどの低収益事業について、「収益構造改革を実施しつつ、M&A・事業撤退も視野に入れる」と位置付けた点などは評価できると指摘している。一方、23.3期の会社の経常利益予想は750億円で、野村予想540億円と乖離があるという。銅価格や為替前提を会社計画と同じにすると、23.3期の野村予想は約600億円になると試算している。この試算値の約600億円と750億円の差は主に売上予想の相違によるものと見ている。
三菱マテリアル<5711.T>が反落。野村証券では、官需専門工事のコア銘柄として注目。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を4870円→5180円に引き上げた。
3月25日に発表した23.3期までの中期経営戦略について、事業別のROIC目標の導入、焼結部品、アルミなどの低収益事業について、「収益構造改革を実施しつつ、M&A・事業撤退も視野に入れる」と位置付けた点などは評価できると指摘している。一方、23.3期の会社の経常利益予想は750億円で、野村予想540億円と乖離があるという。銅価格や為替前提を会社計画と同じにすると、23.3期の野村予想は約600億円になると試算している。この試算値の約600億円と750億円の差は主に売上予想の相違によるものと見ている。
★9:47 三菱ＵＦＪリース－東海東京が目標株価引き下げ 中長期的な成長戦略に変更なし
三菱ＵＦＪリース<8593.T>が小幅続伸。東海東京調査センターでは、21/3期は減速も、中長期的な成長戦略に変更なしとコメント。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は690円→630円に引き下げた。
20/3 期は3Q累計まで計画比堅調に進捗。4Q（1～3月）にコスト増加が想定されるものの、通期予想の着地は売上総利益が1841億円（前年比16.3％増）、当期利益が715億円（同3.9％増）と会社計画を上回るとみている。21/3期は新型肺炎の影響や世界経済の減速の影響を受けるとし、売上総利益1665億円（前年比9.6％減）、当期利益655億円（同8.4％減）と減速を見込む。だだし現中計の「金融と事業の融合」は継続され、成長戦略（不動産等の重点産業分野へ注力）に変化はないとコメントしている。
三菱ＵＦＪリース<8593.T>が小幅続伸。東海東京調査センターでは、21/3期は減速も、中長期的な成長戦略に変更なしとコメント。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は690円→630円に引き下げた。
20/3 期は3Q累計まで計画比堅調に進捗。4Q（1～3月）にコスト増加が想定されるものの、通期予想の着地は売上総利益が1841億円（前年比16.3％増）、当期利益が715億円（同3.9％増）と会社計画を上回るとみている。21/3期は新型肺炎の影響や世界経済の減速の影響を受けるとし、売上総利益1665億円（前年比9.6％減）、当期利益655億円（同8.4％減）と減速を見込む。だだし現中計の「金融と事業の融合」は継続され、成長戦略（不動産等の重点産業分野へ注力）に変化はないとコメントしている。
★9:53 リプロセル－大幅高 iPS再生医療で京大が財団 新型コロナワクチンで思惑も
リプロセル<4978.T>が大幅高。日本経済新聞電子版は26日、京都大学iPS細胞研究所の一部機能を分離した新たな財団法人が4月に始動すると報じた。
記事によれば、iPS細胞を利用した再生医療の普及に向けて細胞提供事業などを担うもよう。国の予算が2022年度末に切れたとしても寄付金で運営する。再生医療をできるだけ安価にしようと、企業の開発支援なども視野に入れるとしている。
これを受けて、東大・京大発ベンチャーでiPS試薬・モデル細胞、遺伝子改変等研究支援と再生医療事業を手がける同社に買いが向かっている。
また、同社のパートナー企業であるｅＴｈｅＲＮＡ（本社：ベルギー）が北米およびヨーロッパのパートナーと共同でCoV-2（新型コロナウイルス）に対する新規mRNAワクチンを開発し、前臨床開発を開始したと発表していることも材料視されているようだ。
リプロセル<4978.T>が大幅高。日本経済新聞電子版は26日、京都大学iPS細胞研究所の一部機能を分離した新たな財団法人が4月に始動すると報じた。
記事によれば、iPS細胞を利用した再生医療の普及に向けて細胞提供事業などを担うもよう。国の予算が2022年度末に切れたとしても寄付金で運営する。再生医療をできるだけ安価にしようと、企業の開発支援なども視野に入れるとしている。
これを受けて、東大・京大発ベンチャーでiPS試薬・モデル細胞、遺伝子改変等研究支援と再生医療事業を手がける同社に買いが向かっている。
また、同社のパートナー企業であるｅＴｈｅＲＮＡ（本社：ベルギー）が北米およびヨーロッパのパートナーと共同でCoV-2（新型コロナウイルス）に対する新規mRNAワクチンを開発し、前臨床開発を開始したと発表していることも材料視されているようだ。
★10:04 星医療－ストップ高 人工呼吸器に不足懸念 コロナ重症患者増に官民備え＝日経
星医療酸器<7634.T>がストップ高買い気配。26日付の日本経済新聞朝刊は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、患者の呼吸を補助し生命維持に使う人工呼吸器が不足する懸念があると報じた。
記事では、米欧で政府が医療機器メーカー以外にも協力を呼びかけるなど官民をあげた連携が進むとしている。
報道を受け、在宅医療向けなど人工呼吸器を取り扱う同社や人工呼吸器を製造するフクダ電子<6960.T>に買いが向かっている。記事で取り上げられたニプロ<8086.T>も高い。
星医療酸器<7634.T>がストップ高買い気配。26日付の日本経済新聞朝刊は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、患者の呼吸を補助し生命維持に使う人工呼吸器が不足する懸念があると報じた。
記事では、米欧で政府が医療機器メーカー以外にも協力を呼びかけるなど官民をあげた連携が進むとしている。
報道を受け、在宅医療向けなど人工呼吸器を取り扱う同社や人工呼吸器を製造するフクダ電子<6960.T>に買いが向かっている。記事で取り上げられたニプロ<8086.T>も高い。
★10:09 ＳＵＭＣＯ－野村が目標株価引き下げ 新型肺炎影響で業績予想を減額
ＳＵＭＣＯ<3436.T>が反落。野村証券では、新型肺炎影響で業績予想を減額。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を2600円→2000円に引き下げた。
新型コロナウィルスの影響拡大で、スマホや自動車など消費財需要の伸び悩みを考慮し、20年の300mm、200mm半導体ウエハ需要(枚数）についてそれぞれ6％、4％、21年について3％、1％下方修正した。一方、20年中には新型コロナウイルスの悪影響は沈静化すると見ており、21年の300、200mmウエハ需要の前期比はそれぞれ12％増、5％増と回復を織り込んでいる。業績も新型コロナウイルスの悪影響が一巡すると見られる21.12期以降は営業増益となる確度が高いと考えている。
ＳＵＭＣＯ<3436.T>が反落。野村証券では、新型肺炎影響で業績予想を減額。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を2600円→2000円に引き下げた。
新型コロナウィルスの影響拡大で、スマホや自動車など消費財需要の伸び悩みを考慮し、20年の300mm、200mm半導体ウエハ需要(枚数）についてそれぞれ6％、4％、21年について3％、1％下方修正した。一方、20年中には新型コロナウイルスの悪影響は沈静化すると見ており、21年の300、200mmウエハ需要の前期比はそれぞれ12％増、5％増と回復を織り込んでいる。業績も新型コロナウイルスの悪影響が一巡すると見られる21.12期以降は営業増益となる確度が高いと考えている。
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