前場コメント No.6   白鳩、トヨタ、NTTデータ、荏原、エアトリ、ウインテスト

2020/09/18(金) 11:37
★9:56  白鳩-急騰 小田急百貨店が中国向け越境EC参入との報道で連想買い
 白鳩<3192.T>が急騰。日本経済新聞電子版が17日16時45分、小田急電鉄<9007.T>グループの小田急百貨店は23日に中国向けの越境電子商取引(EC)事業に本格参入すると報じたことが手がかり。

 記事によれば、中国のスタートアップ企業が提供するSNS(交流サイト)を通じ、化粧品やアクセサリーなどを販売するようだ。2021年2月までに250点の商品展開を目指す。新型コロナウイルスの影響で激減したインバウンド需要を補うほか、出店実績の無い中国での認知度向上を狙うとしている。

 発表を受け、小田急が約40%を出資する同社の販路拡大に期待した思惑的な買いが入っている。

★10:05  トヨタなど-自動車株に買い 米自動車株高を好感か
 トヨタ自動車<7203.T>、いすゞ自動車<7202.T>、ホンダ<7267.T>など自動車株が高い。前日の米国市場において自動車株が買われたことが好感されているもよう。

 17日の米国市場はアップルなど主力ハイテク株の利益確定売りが続いた一方、出遅れ銘柄が物色されフォードが3.70%高、GMは0.41%高、フィアット・クライスラーは0.40%高で終了。テスラを除く自動車株が逆行高となった。これらのことから、国内自動車株にも買いが広がっているようだ。

★10:18  NTTデータ-大幅高 デジタル庁21年設置 各府省庁のシステム一元化との報道を好感
 NTTデータ<9613.T>が大幅高。18日付の日本経済新聞朝刊は、政府は行政のデジタル化を推進する「デジタル庁」を2021年秋までに新設する方針だと報じた。

 記事によれば、最新のデジタル化の動向に対応するため、民間人をトップに据える案を検討するようだ。新設するデジタル庁で各府省庁のシステムの一括調達を進め、データ様式を統一していくとしている。

 報道を受け、省庁、金融機関に強い同社の業績に追い風との見方から買いが入っているようだ。これまでデジタル庁関連では、値動きの軽い小型株の上昇が目立っていたが、大型株にも資金が入ってきている。

★10:24  荏原-続伸 荏原環境プラントが七尾市ごみ処理施設整備・運営事業を受注
 荏原<6361.T>が続伸。同社グループの荏原環境プラントは17日、真柄建設(石川県金沢市)および戸田組(同県七尾市)とともに、石川県の「七尾市ごみ処理施設整備・運営事業」を受注したと発表した。

 この事業は、DBO(Design-Build-Operate)方式が採用されており、エネルギー回収型廃棄物処理施設を建設し、その後20年間の事業運営を行うものだという。荏原環境プラントは七尾市が求める民間の創意工夫に対し、安定性と継続性を重視した安全安心な施設整備・運営維持管理を実施するとしている。

★10:25  エアトリー反発 エアトリ国内航空券の決済がPayPay対応
 エアトリ<6191.T>が反発。同社は17日、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」の国内航空券にて17日より新決済手段としてPayPayを導入開始したと発表した。

 PayPayアカウントを保有するユーザーを中心とした新規ユーザーの獲得を見込み、事前にチャージした電子マネーを使って支払いができるため、顧客にとってより快適で安心なサービスの提供が可能になるとしている。

★10:31  ウインテスト-大幅高 制限値幅4倍適用で一時44%高
 ウインテスト<6721.T>が大幅高。同社は15日、21.7期通期の連結営業損益予想を7.8億円の黒字(前期は5.4億円の赤字)だと発表。これを好感し、株価は翌16日ときのう17日に続けて寄り付かないままストップ高買い気配となった。

 そのため、きょうからは値幅制限の上限が4倍に修正された。買いの勢いはきょうも続いており、株価は高いところで前日比44%高の435円まで上昇する場面があった。


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