後場コメント No.3 ベリテ、双日、デンソー、オリックス、三井化学、三菱重

2021/06/10(木) 15:05
★13:28  ベリテ-後場上げ幅拡大 5月度の既存店売上高4.1倍
 ベリテ<9904.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日13時、5月度の既存店売上高は前年同月比4.1倍だったと発表した。客数は同2.9倍、客単価は40.4%上昇となった。なお、22.3期より収益認識基準を変更しているため、これらの数値は新基準適用前の方法で算出したとしている。

★13:29  双日-続伸 豪州において日本企業が手がける中で最大規模となる太陽光発電所の建設を開始
 双日<2768.T>が続伸。同社は10日、ENEOSホールディングス<5020.T>とともに、豪州において日本企業が手がける中で最大規模である204MW(メガワット)の太陽光発電所の建設を開始したと発表した。

 発電する再生可能エネルギー電力のうち70%は現地の電力小売会社に安定的に販売する一方で、残る30%のうちの一部を、同社が掲げている2050年に向けた長期ビジョン「サステナビリティチャレンジ」におけるCO2削減方針に基づき、同社が同州内で保有・運営するグレゴリー・クライナム炭鉱に供給する計画としている。

★13:31  デンソー-みずほが目標株価引き上げ 電動化進展と体質改善効果で22/3期に過去最高益更新を予想
 デンソー<6902.T>が小幅安。みずほ証券では、電動化進展と体質改善効果で22/3期に過去最高益更新を予想。投資評価は「買い」を継続、目標株価は8600円→9000円に引き上げた。

 電動化進展やADAS/自動運転の普及による売上収益拡大に加え、体質改善効果や各種費用の効率的な配分により営業利益率上昇の確度も高まったとの見方を強めた。22/3期は半導体不足による減産や原材料価格上昇といった逆風はあるとしながらも、個社要因で打ち返し過去最高益を更新、その後も業績拡大が続くと予想している。EPS成長、バリュエーション上昇の両面で株価を押し上げるとの見方は不変であり、引き続きセクター内トップピックとしている。

★13:40  オリックス-底堅い 国内最大の乾式バイオガス発電施設 「寄居バイオガスプラント」竣工
 オリックス<8591.T>が底堅い。同社は10日、埼玉県寄居町で建設していたバイオマスによる再生可能エネルギー発電施設「寄居バイオガスプラント」を竣工したと発表した。

 6月より試運転を開始し、2022年1月に商業運転の開始を予定する。乾式のメタン発酵バイオガス発電施設の竣工は、関東圏で同件が初としている。

★13:47  三井化学-みずほが目標株価引き上げ 成長3事業の拡大により22/3期に過去最高益を更新と予想
 三井化学<4183.T>が小幅高。みずほ証券では、成長3事業の拡大により22/3期に過去最高益を更新と予想。投資評価は「買い」を継続、目標株価は4300円→4700円に引き上げた。

 業績予想期間を通じ、モビリティ、ヘルスケア及びフード&パッケージング(F&P)の「成長3事業」が全社のコア営業利益の7割超を稼ぎ出す構造が定着と予想、業績予想期間を通じ10%以上のROEを確保と予想し、「石化技術に立脚するスペシャリティ化学会社」としての評価定着に伴う株価バリュエーションの拡大に期待する。22/3期営業利益は過去最高益更新に相当する1160億円に達し、会社予想(1130億円)を30億円上回ると予想している、

★13:49  三菱重工-4日続落 英大手電力と商用規模のCO2回収実現に向け協業
 三菱重工業<7011.T>が4日続落。同社は10日、グループ会社の三菱重工エンジニアリングと英国の大手電力会社であるDrax(ノース・ヨークシャー州)が、世界初となる商用規模でのネガティブ・エミッション(CO2の回収・除去)実現に向け協業すると発表した。

 この協業により、Draxが持つバイオマス発電所において、最新のCO2回収技術ライセンスを長期使用することで契約を締結したという。プロジェクトが実現すれば、世界最大量となる年間800万トン以上のCO2排出量を削減できるとしている。

 なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。


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