ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、売り一服
20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売り一服。24時時点では111.83円と22時時点(111.78円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。ブラード米セントルイス連銀総裁が「トランプ米大統領のコメントはFOMCの金利決定に影響しない」と発言するといったん下げ止まったが、戻りは鈍かった。
「日銀は30-31日の金融政策決定会合で鈍い物価動向を踏まえ、物価2%目標の実現に向けて金融緩和策の持続可能性を高める方策の検討に入った」「長短金利操作付き量的・質的金融緩和の長期金利目標やETFなど資産買い入れ手法の柔軟化などが選択肢になる模様」などと伝わった後に売りが再開し、111.57円まで失速した。
もっとも、ダウ平均がプラス圏に浮上したうえ、米10年債利回りが上昇幅を拡大したことで111.86円まで反発した。
ユーロドルは買い一服。24時時点では1.1707ドルと22時時点(1.1712ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。ドル全面安の地合いに沿って1.1723ドルまで上値を伸ばしたが、一巡すると1.1710ドル前後で方向感が出なくなった。
ユーロ円は24時時点では130.92円と22時時点(130.91円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。日銀絡みの報道が伝わった後に130.74円まで売られたが、ダウ平均のプラス圏浮上などが下値を支えた。
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