ニューヨーク外国為替市場概況・4時 加ドル円、伸び悩み

2020/04/03(金) 04:09
 2日のニューヨーク外国為替市場で加ドル円は伸び悩み。一部通信社から、ロシアが(これまでの42ドル台とされた)国家予算編成の前提となる原油価格を20ドル台へ引き下げるとの観測報道が伝わると、石油価格競争の激化が意識され原油先物は大きく上昇幅を削った。それとともに産油国通貨の加ドルも対円で75.83円付近まで売り戻された。その後、テキサス州当局者から「露エネルギー相と日量1000万バレルの減産について協議」との発言が伝わったことで原油相場は再び強含むも、加ドル円の戻しは76.09円付近までと限定的だった。  同じく産油国通貨のメキシコペソも対円で4.41円まで弱含み、ノルウェー・クローネ円が23時台につけた10.51円を上値に10.29円まで下押ししている。  ユーロドルは下落が一服。4時時点では1.0851ドルと2時時点(1.0841ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない欧州から「フランスでの感染による死亡者が5387人に急増」と新たなニュースが伝わると、再び売り圧力が増して3時半前に1.0821ドルまで下値を広げた。もっとも、週初の高値からは340ポイント近く下げてきたこともあり、売り一巡後は一転ショートカバーの動きに。株高で反発したユーロ円にも後押しされて、1.0850ドル台を回復した。  ユーロ円は下げ渋り。4時時点では117.00円と2時時点(117.05円)と比べて5銭程度のユーロ安水準。原油相場に振らされる産油国通貨が対円で軟調に転じると、ユーロ円もつれ安となり一時116.75円まで下押しした。その後、米株が強含み始めると117円付近までユーロ買い・円売り戻しの動きとなった。  ドル円はもみ合い。4時時点では107.83円と2時時点(107.96円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。ユーロドルやクロス円の動きを眺めながら、107円後半で方向感なく上下した。 本日これまでの参考レンジ ドル円:107.02円 - 108.09円 ユーロドル:1.0821ドル - 1.0968ドル ユーロ円:116.35円 - 117.72円
関連ニュース
為替の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,951.32 +322.84
TOPIX 2,683.56 +20.03
グロース250 645.15 +5.03
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.56 -0.08
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ