後場コメント No.4 東和薬品、Gウイン、伊藤忠、中外薬、川崎船、ジャフコG

2024/06/11(火) 15:01
★13:23  東和薬品-大幅高 新中計策定 営業益累計で680億円以上めざす
 東和薬品<4553.T>が大幅高。同社は10日、25.3期~27.3期を対象とする中期経営計画を策定したと発表した。

 計数目標として、連結売上高3000億円の達成、連結営業利益は累計680億円以上(今期予想は180億円)、ROIC(投下資本利益率)は6%以上(のれん影響あり)とする。国内ジェネリック医薬品事業の新たなステージに向けた進化、新規市場・新規事業の基盤確立とグループシナジーの実現、持続的成長を支えるサステナビリティ経営の強化と基盤の整備に取り組むとしている。

★13:45  ゴールドウイン-東海東京が目標株価引き下げ 25.3期は一過性費用で踊り場
 ゴールドウイン<8111.T>が反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、25.3期は一過性費用で踊り場と指摘。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価を13700円→12800円に引き下げた。

 J-ESOP(株式給付信託)関連費用が25.3期も想定され、東海東京ではこうした費用計上から25.3期は一時的に減益になると見込む。一方、26.3期は一過性費用のはく落から営業利益は成長軌道に回帰すると予想。「ザ・ノース・フェイス」のアジア圏での人気は健在であり、同ブランドを中心とした成長継続を予想する目線に変更はないとしている。

★13:53  伊藤忠商事-底堅い 自動運転トラックを用いた米物流サービス企業に出資
 伊藤忠商事<8001.T>が底堅い。同社は11日、商用車の自動運転技術開発、および自動運転車両を用いた物流サービスを米国・カナダで展開する米国Gatik AIに出資したと発表した。
 
 同資本提携を通じ、米国で取り組む商用車の卸売・販売金融事業などとのシナジーの創出など、川下領域でのバリューチェーンの拡大を図るとともに、米国以外の他地域においても、自動運転車両による物流サービスの可能性を追求することで、持続可能な物流の実現に向けてまい進するとしている。

★13:58  中外製薬-続伸 電子カルテと治験データ収集システムの高度なデータ連携に向け共同研究
 中外製薬<4519.T>が続伸。同社は11日、国立がん研究センター東病院、NTTデータと電子カルテに記載された臨床データのEDCへの連携に関する共同研究を実施したと発表した。
 
 同研究では、PhambieLINQ(NTTデータが開発した医療機関と製薬企業をつなぐ治験総合プラットフォーム)を活用し、疾患領域を限定せず、有害事象・併用薬を含めて、治験で必要となる主要な臨床データの連携が可能となったとしている。

★14:05  川崎汽船-大幅安 米公表のガザ停戦新提案 国連安保理が支持呼びかける決議採択=NHK
 川崎汽船<9107.T>が大幅安。NHKは11日12時31分、イスラエルとイスラム組織ハマスのガザ地区での戦闘をめぐり、国連の安全保障理事会では、先にアメリカが公表した6週間の停戦と人質解放を含む新たな提案について、各国に支持を呼びかけイスラエルとハマスの双方に合意し実行するよう求める決議が採択されたと報じた。

 報道によれば、対立が続いてきた安保理で決議が採択されたことで、実際の停戦合意に向けた圧力となるのか注目されるとしている。停戦の実現により紅海が通行しやすくなれば、海上運賃が下落するとの見方などにより海運株が売られているようだ。

 日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>も安い。

★14:13  ジャフコG-後場上げ幅拡大 スポットワーク仲介のタイミー、7月にも上場へと伝わる
 ジャフコ グループ<8595.T>が後場上げ幅拡大。ロイターは11日14時ごろに、単発の仕事仲介アプリを運営するタイミー(東京都港区)が7月にも東京証券取引所への新規上場(IPO)をめざしていると報じた。

 記事では関係者の話として伝えた。時価総額は1500億円程度をめざすもよう。来週にも東証グロース市場への上場が承認されるようだ。IPOに際しては同社などが保有株を売却するとしている。


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