前場コメント No.9 信越化、ダイトーケミ、アシックス、ラクトJPN、メタプラネット、三社電機

2024/07/30(火) 11:31
★9:34  信越化学-岩井コスモが目標株価引き上げ 2本柱の需給底入れ確認で安心感広がろう
 信越化学工業<4063.T>が3日ぶり反落。岩井コスモ証券では、2本柱のシリコンウエハーと塩ビ樹脂の需給底入れが確認できたことで安心感が広がると判断。投資判断「A」を継続、目標株価を7000円→7250円と引き上げた。

 岩井コスモでは、2本柱のシリコンウエハーと塩ビ樹脂の需給底入れが確認できたことで安心感が広がるとみている。これら2製品は中国依存度も低く株価の上昇に弾みがつきそうだと指摘。強い向かい風が続いていたが、HBMメモリ特需と米金利低下でシリコンウエハーと塩ビ樹脂が同時に上向き始めたことに注目だとしている。

★9:35  ダイトーケミックス-急落 1Q営業益22%減 販管費増などが響く
 ダイトーケミックス<4366.T>が急落。同社は29日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は1.8億円(前年同期比21.7%減)だったと発表した。

 自動化などによる安全、品質の向上と省力化に向けた設備投資、持続的な成長と最適な組織運営を図るための社員採用など、成長投資に積極的に取り組んだことにより、販管費が増加したことなどが響いた。


★9:41  アシックス-もみ合い きょう受渡日 一時プライム市場の売買代金1位
 アシックス<7936.T>がもみ合い。きょう30日が実施している売り出しの受渡日となっていることから活発に売買されている。

 受け渡しにより、新たに株式を取得した株主らによる売買が活況となっているもよう。株価は売り出し価格2442.5円を下回る2300円台で推移している。9時33分時点で東証プライム市場の売買代金1位。

★9:41  ラクトジャパン-いちよしがフェアバリューを引き上げ 商品ミックス改善で利益成長持続を予想
 ラクト・ジャパン<3139.T>が続伸。いちよし経済研究所では、商品ミックス改善をドライバーに利益成長持続を予想。レーティングは「A」を継続、フェアバリューは3500円→4000円に引き上げた。

 いちよしでは、24.11期業績について、利益率改善を織り込み、営業利益予想を40億円→44億円(前期比38.2%増)に引き上げた。同下期(6-11月)は、インフレに伴う消費の落ち込みを見据え、顧客の生産動向にはやや不安はあるが、輸入品への需要回帰で、数量拡大基調を維持するとみている。25.11期以降について、高採算・高付加価値品の販売の注力による商品ミックス改善の持続で安定成長を維持すると考えている。なお、26.11期はチーズ製造工場の能力増強に伴う先行費用により、一時的に粗利率の低下および利益成長の鈍化を見込んでいる。

★9:52  メタプラネット-ストップ安売り気配 株式併合の権利落ち日は売り優勢
 メタプラネット<3350.T>がストップ安売り気配。株式併合の権利落ち日となったことが材料。

 同社は7月31日を基準日として1株を10株に併合することを発表しており、権利落ち日となったきょうは前日の終値201円に対し、基準価格が2010円となっている。株価は大幅安で寄り付いた後、ストップ安まで売られる展開となっている。

★10:00  三社電機製作所-急騰 1Q営業益25%減も進ちょく順調
 三社電機製作所<6882.T>が急騰。同社は29日、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は4.3億円(前年同期比24.8%減)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は30.4%。

 電源機器事業は、販売構成による限界利益率の改善や生産を前倒ししたことによる稼働益により増益となった。一方、半導体事業が顧客の在庫調整を受けて赤字となったことで、全体では減益となった。

 なお、通期計画に対して進ちょくが順調なことから、株価は買いが優勢となっている。


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