前場コメント No.10 ブシロード、豊田織機、SAAFHD、青山商、ヤマダHD、サンリオ

2024/09/09(月) 11:32
★10:21  ブシロード-底堅い 韓国にグループ会社設立 アジア地域のトレカ流通強化
 ブシロード<7803.T>が底堅い。同社は6日、アジア地域におけるTCG(トレーディングカードゲーム)流通の強化および市場拡大を目的として、韓国にグループ会社のブシロードアジアを設立すると発表した。

 これにより、韓国を始めとするアジア地域へのTCGおよび関連商品の卸販売を直接行い、TCG小売店への各種サポートの提供をより迅速に行うことが可能になるとしている。

★10:29  豊田自動織機-SMBC日興が目標株価引き下げ 持ち合い解消期待は一部後退
 豊田自動織機<6201.T>が大幅安。SMBC日興証券では、持ち合い解消期待は一部後退とし、投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価を16000円→13500円に引き下げた。

 SMBC日興では、昨今の持ち合い解消議論のなかで、同社のキャッシュの必要性や、グループの再編議論に時間を要する可能性を考慮し、保有するトヨタ株の含み益評価を従来よりも減額した。一方、今後もサプライヤ株等の売却が継続することを踏まえれば、それら資金活用による自社株買いやM&Aも期待され、株価評価の改善余地は残ると考えている。業績面では当面材料に乏しいものの、足元のフォークリフト受注低下懸念を物流SOLの収益力改善で補完できるかが焦点としている。

★10:35  SAAFHD-反発 グループ会社がNo.1と協業
 SAAFホールディングス<1447.T>が反発。同社は6日、グループ会社で地盤調査、地盤改良、地盤保証、沈下修正などの事業を展開するサムシングが、No.1<3562.T>と緊密な関係を構築しながら協業すると発表した。
 
 No.1、サムシング両社の取引先の多くが建設関連の事業者であるという点で一致していることから協議を重ねた結果、協業の実現に至ったという。同協業により、両社のサービスを双方で提供する営業連携をおこない、取引先の利便性を向上させ、サービス満足度を高めていくとしている。

★10:41  青山商事-下げ幅縮小 8月度の既存店売上高3.6%増
 青山商事<8219.T>が下げ幅縮小。同社は9日10時30分、8月度のビジネスウェア事業における既存店売上高は速報値で前年同月比3.6%増だったと発表した。全店は同4.0%増となった。

★10:45  ヤマダHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 今後も住建の成長が割安感是正の鍵となろう
 ヤマダホールディングス<9831.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、今後も住建の成長が割安感是正の鍵と想定。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を460円→490円に引き上げた。

 SMBC日興では、本業のデンキセグメントはおおむね堅調と判断。同社にとって住建セグメントの回復が重要課題となっていると指摘した。24.3期では先行的なマーケティング費用を投じ、注文住宅だけでなく建て売りの展開強化も始めた。その結果、25.3期1Qの売上高は前年同期比+12.6%と二桁増収、営業利益は赤字幅が縮小。同社は25.3期は住建のV字回復をめざしている。SMBC日興は、2Q以降も改善基調が続けば同業他社比で割安な同社株価も見直されると考えている。

★10:45  サンリオ-SBIが目標株価引き上げ インバウンド、中国、北米を中心に収益は拡大傾向
 サンリオ<8136.T>が反発。SBI証券では、インバウンド、中国、北米を中心に収益は拡大傾向と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を3980円→4740円と引き上げた。

 同社の25.3期1Q(4-6月)決算は売上高289億円(YoY+42%)、営業利益107億円(同+80%)。SBI予想77億円を大きく上回った。2Q以降は1Qで一部未消化に終わった投資が先行することが想定されるが、トップラインの良好なモメンタムは継続するとSBIでは考えている。短期的には上期計画から1Q実績を差し引いた2Q計画は売上高281億円、営業利益76億円でQoQ減収減益計画だが、過去の経験則からみて2Qが1Qに対して減収になる可能性は低いとSBIでは考えており、修正後の会社計画は依然、保守的と指摘している。


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