後場コメント No.3 住友商、三菱電、不二家、ニーズウェル、パイロット、F&LC

2024/09/10(火) 15:00
★13:20  住友商事-6日ぶり反発 化粧品原料の米子会社が企業再生手続き開始
 住友商事<8053.T>が6日ぶり反発。同社は10日、米国で化粧品原料の販売を行う子会社のプレスパースコーポレーションが、ニュージャージー州連邦破産裁判所に企業再生手続き開始の申し立てを行ったと発表した。

 プレスパースは米国内におけるタルク(滑石)関連訴訟を受けており、訴訟対応に係る費用が大きく事業継続が困難な見通しとなった。負債総額は24.3期末時点で82.9億円(1米ドル140円換算)。同社は24.3期4Qにおいて約50億円の訴訟関連費用を計上済みであり、25.3期連結業績への影響は軽微としている。

 なお、株価は地合いに連れ高している。

★13:27  三菱電機-6日続落 「翻訳サイネージ」を開発
 三菱電機<6503.T>が6日続落。同社は10日13時、国内の生産現場において雇用が拡大している外国籍従業員との円滑なコミュニケーションの実現に向けて、工場での朝礼など大人数が参加する場において、多言語を同時表示することで正確な内容を伝達できるシステム「翻訳サイネージ」のコンセプトを創出し、プロトタイプを開発したと発表した。
 
 今後、同システムの社内導入を進め、そこで得られた知見を踏まえて事業化をめざすとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★13:34  不二家-もみ合い 初のドーナツ専門店オープンへ 海老名駅前に
 不二家<2211.T>がもみ合い。同社は10日、初のドーナツ専門店「ペコちゃん milky ドーナツ」を神奈川県海老名市にオープンすると発表した。

 同社のロングセラーキャンディ「ミルキー」をイメージしたドーナツの新ブランドとなる。店舗は13日から海老名駅前のショッピングモール「ビナウォーク」で開店するとしている。

★13:41  ニーズウェル-5日ぶり反発 崎大と共同開発した入札資格自動診断ソリューション提供開始
 ニーズウェル<3992.T>が5日ぶり反発。同社は9日、長崎大学との産学共同研究開発の成果である生成AIを活用した、入札資格自動診断ソリューション「QualiBot」の提供を開始すると発表した。
 
 「QualiBot」は、入札案件の仕様書を自動で取得し、さまざまな入札仕様書から得た情報を分析・診断したうえで、予め登録済みの企業情報と照らし合わせ入札資格の合否をユーザーに提示するという。合否判定までに必要な大量の情報処理や診断などの煩雑な作業を人に代わって行うため、時間を効果的に短縮し、人件費などのコスト削減と合否判定の精度向上を実現するとしている。

★13:44  パイロット-野村が新規「Buy」 中長期的に成長が見込まれる
 パイロットコーポレーション<7846.T>が大幅高。野村証券では、中長期的に成長が見込まれるとして、新規に投資評価「Buy」、目標株価5400円でカバレッジを開始した。

 消せるボールペン「フリクション」やゲルインキボールペン「G-2」といった競争力をもつ商品を中心に中国、米州、欧州といった海外市場を開拓していくことで、中長期的に成長が見込まれると指摘。今後は年率6%程度の海外売上高の成長を見込んでいるほか、24年10月からは国内では一部商品の価格改定も行われる。増収効果が各種費用増加分を上回り、26.12期に最高益更新を予想している。

★13:50  F&LC-もみ合い 北京1号店をオープン 初日の予約600組超える
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>がもみ合い。同社は10日、中国大陸で首都・北京への初出店となる「スシロー西単大悦城店」を8月21日にオープンしたと発表した。

 北京1号店の特徴として、新型のデジタルビジョンと回転レーンを融合させた「デジロー(デジタル スシロービジョン)」を導入した。2021年に中国大陸に初めて出店したスシローは、華南の広州より展開を始め、深セン、成都と拠点を増やし、北上する形で出店を拡大してきた。北京1号店のオープン2時間後には、予約が600組を超えたとしている。


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