前場コメント No.9 リンテック、イーディーピ、三菱重、長瀬産、ブルーイノベ、メルカリ

2024/09/26(木) 11:32
★10:41  リンテック-上げ幅拡大 EUV露光機用ペリクルの量産化見通しにめど
 リンテック<7966.T>が上げ幅拡大。同社は26日10時30分、先端半導体の微細回路形成に欠かせないEUV(極端紫外線)露光機用ペリクル(防塵材料)について、量産化の見通しが立ったと発表した。

 同社は2023年10月から産業技術総合研究所の先端半導体研究センターと共同研究を推進してきた。今後は2025年度内の量産体制確立に向け、さらに取り組みを強化するとしている。

★10:47  イーディーピー-3日ぶり反発 低抵抗基板の新製品発売
 イーディーピー<7794.T>が3日ぶり反発。同社は26日10時、昨年発売した低抵抗基板を大型化し、13x13ミリメートルまでのサイズを新製品として発売すると発表した。
 
 従来は自立基板のサイズが7x7ミリメートル以下に限定されており、大電流を流す大型デバイスの研究開発や、一つの基板に多数のデバイスを製作するような研究開発に対応できなかったという。15x15ミリメートルなどの大型単結晶を使い、低抵抗基板の面積拡大を進めた結果、13x13ミリメートルまでの自立単結晶基板の開発に成功し、発売に至ったとしている。

★10:59  三菱重工業-丸三が目標株価引き上げ 防衛関連・発電プラントの受注増に注目
 三菱重工業<7011.T>が5日続伸。丸三証券では、防衛関連・発電プラント(GTCC)の受注増に注目。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を1860円→2300円に引き上げた。

 環境意識の高まりにより、同社の手掛ける高効率なGTCCの受注拡大や防衛関連受注が拡大しており、丸三では中期的な業績拡大のけん引役となると予想。加えて原子力発電所再稼働、核融合発電関連としても注目している。27.3期はGTCCや防衛関連などが堅調に推移すると予想し、前回予想よりも売上収益、事業利益ともに上方修正している。

★11:01  長瀬産業-反発 旭化成ファーマの診断薬事業を買収
 長瀬産業<8012.T>が反発。同社は26日、注力領域であるライフサイエンス分野の製造機能強化と、育成領域である研究開発機能を活用したバイオ分野での事業拡大を目的として、旭化成<3407.T>グループの旭化成ファーマの診断薬事業を買収すると発表した。
 
 今回の買収により、両社の既存顧客に加え、同社グループのライフサイエンス分野のネットワークにより、販売網拡大・強化を見込むという。また、旭化成ファーマの精密で高感度な診断薬酵素の研究開発能力は、同社の技術力を高め、新たな市場競争力の確保に寄与するとしている。

★11:03  ブルーイノベーション-買い気配 東邦HDと戦略的業務提携 医薬品物流革新に向け
 ブルーイノベーション<5597.T>が買い気配。同社は26日11時、東邦ホールディングス<8129.T>と医薬品物流革新に向けて戦略的業務提携契約を締結したと発表した。

 今回の提携により、ドローン・ロボットなどを活用し、平時および災害時の医薬品などの供給に関する課題に対応する。これにより、持続的で安定した供給体制の実現をめざすとしている。

 東邦HDの株価も上げ幅を広げている。

★11:08  メルカリ-SMBC日興が目標株価を引き上げ 日本MarketplaceのGMVを注視する状況が継続
メルカリ<4385.T>が小幅安。SMBC日興証券では、日本MarketplaceのGMVを注視する状況が継続と指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は2500円→2700円に引き上げた。

 直近株価は上昇、EC株全般の上昇などの需給要因も強いとし、コア営業利益のレンジ計画を発表し下限値がコミットメントであることや、中計として27/6期にかけてコア営業利益のCAGR25%以上と示されたことなども評価された可能性があるとみている。ただし、それらの計画数字を評価する条件として、Marketplace(MP)のGMVがしっかり伸びることが必要と指摘。GMVが弱くとも赤字事業の収益改善等での利益成長はできるだろうが、MPの鈍化が強まればエコシステムが弱くなりメルカードやメルハロも失速しうるという。核事業であるMPに従来以上に経営資源を注ぎ貪欲に成長を追求してほしいとコメントしている。


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