前場コメント No.1 イオン、ispace、三菱商、ABCマート、PRISMBio、プログリット

2024/10/10(木) 11:30
★9:00  イオン-売り気配 上期営業益16%減 減価償却費や人件費の増加など響く
 イオン<8267.T>が売り気配。同社は9日、25.2期上期(3-8月)の連結営業利益は986億円(前年同期比16.2%減)だったと発表した。市場コンセンサスは1154億円。

 総合スーパー(GMS)が、DX関連投資や省エネ投資拡大に伴う減価償却費の増加、賃上げに伴う人件費の増加などにより赤字となった。スーパーマーケット、ヘルス&ウエルネスの減益も響いた。

★9:01  ispace-3日続伸 月共同ミッション実現めざし宇宙ロボット企業AMCと覚書締結
 ispace<9348.T>が変わらず挟み3日続伸。同社は9日に、ロンドンに拠点を置く宇宙ロボット企業であるAsteroid Mining Corporation(以下、AMC)と将来の月面ミッションにおける探査ロボットの技術実証および月探査の実施に向けた月輸送サービスの提供に関する覚書を締結したと発表した。

 両社が署名した覚書は、将来、同社の月着陸船がAMCの宇宙ロボット「SpaceCapable Asteroid Robotic-Explorer(SCAR-E)」を月面に送り届けるというミッション構想を掲げ、そのための協力体制に合意するもので、AMCの将来の小惑星採掘に向けた技術実証を目的としたものとしている。

★9:01  三菱商事-3日ぶり反発 米バークシャー、円債をきょう起債と伝わる 商社に思惑買いか
 三菱商事<8058.T>が3日ぶり反発。ブルームバーグは10日、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが同日、今年2回目の円建て債を起債すると報じた。

 記事によれば、バークシャーは3年から30年の7本立て社債の発行条件を決める予定。調達した資金を活用して日本株への投資を拡大するのではないかとの思惑が市場で広がっているとしている。

 バークシャーはこれまでにも円債発行によって調達した資金で商社株に投資したとされており、同社などに思惑的な買いが入っているようだ。三井物産<8031.T>、丸紅<8002.T>、伊藤忠商事<8001.T>、住友商事<8053.T>も高い。

★9:01  ABCマート-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は16%増
 エービーシー・マート<2670.T>が買い気配。同社は9日、25.2期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の587億円から618億円(前期比11.0%増)に上方修正すると発表した。

 国内においては、上期の好調な業績に加え、下期は売り場面積の拡大に伴う店舗売上の増加を見込み、海外については、韓国、米国いずれも前年を上回る見通しであることを踏まえた。

 上期(2-7月)の連結営業利益は341億円(前年同期比16.1%増)だった。効率の良い店舗運営と経費の削減に努めたことが寄与した。

★9:01  プリズムバイオラボ-買い気配 ノーベル化学賞、AIでたんぱく質構造予測の英米3氏授与を材料視か
 PRISM BioLab<206A.T>が買い気配。2024年のノーベル化学賞について、米グーグルのAI開発部門であるグーグルディープマインドのデミス・ハサビス氏と、ジョン・ジャンパー氏、米ワシントン大学のデービッド・ベーカー教授が受賞したことが材料視されているもよう。

 9日付の日本経済新聞朝刊によれば、英米3氏はたんぱく質の立体構造の高精度な予測や新たなたんぱく質を人工的に設計できるAI技術を開発し、生命科学の研究や創薬に革新をもたらした功績が評価されたとしている。

 同社は細胞内のたんぱく質間相互作用(PPI)を制御する独自の創薬基盤技術をもつことから、今回のノーベル化学賞の関連銘柄として買いが入っているようだ。

★9:02  プログリット-買い気配 今期営業益30%増見込む 前期は計画上回る
 プログリット<9560.T>が買い気配。同社は9日、25.8期の営業利益予想を10.7億円(前期比29.8%増)に、年間配当予想を18.0円(前期は13.0円)にすると発表した。

 積極的なマーケティング活動を通じた認知向上・指名検索の獲得数拡大を図るとともに、法人向けの「プログリット(PROGRIT)」の導入拡大を推進する。高単価な短期集中の英語コーチングサービスでのシェア拡大などにも取り組むとしている。

 24.8期通期の営業利益は8.2億円(前の期比65.8%増)だった。会社計画7.5億円を上回った。サブスクリプション型の英語学習サービス「シャドテン」は、引き続き学習コンテンツの拡充やアプリの顧客体験改善などにより有料課金ユーザー数が堅調に推移した。スピーキングに特化したサービス「スピフル」、AI英会話サービス「ディアトーク」なども開始し、これらの結果、増収増益となった。


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