前場コメント No.6 ＷＳＣＯＰＥ、デンソー、愛三工、板硝子、東京計器、ＪＲ東日本
★9:24 ダブルスコープ－3日ぶり反落 韓国での一時「非常戒厳」宣言を嫌気か
ダブル・スコープ<6619.T>が3日ぶり反落。韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が3日夜に、野党多数の国会が行政をまひさせていると訴え「非常戒厳」を宣言したことが嫌気されているもよう。
報道によれば、尹氏の発表後に国務会議（閣議）が開かれ、戒厳令は解除されたとしている。同社は韓国子会社が事業が担っており、韓国電池大手が主な取引先となっている。現地の混乱による事業への懸念から、株価も売りが出ているようだ。前日比279円（前日比3.1％安）となる場面があった。
ダブル・スコープ<6619.T>が3日ぶり反落。韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が3日夜に、野党多数の国会が行政をまひさせていると訴え「非常戒厳」を宣言したことが嫌気されているもよう。
報道によれば、尹氏の発表後に国務会議（閣議）が開かれ、戒厳令は解除されたとしている。同社は韓国子会社が事業が担っており、韓国電池大手が主な取引先となっている。現地の混乱による事業への懸念から、株価も売りが出ているようだ。前日比279円（前日比3.1％安）となる場面があった。
★9:26 デンソー－ＳＢＩが新規「買い」 全方位での成長シナリオが織り込み不足
デンソー<6902.T>が3日ぶり反落。ＳＢＩ証券では、全方位での成長シナリオが織り込み不足と判断。投資判断を新規「買い」、目標株価を3100円でカバレッジを開始した。
ＳＢＩ予想事業利益は 25.3期5850億円（前期比56％増:営業利益会社計画5500億円）、26.3期6700億円（同15％増）。11月以降のSBI為替前提は1米ドル145円。今期のトヨタ世界生産同社前提は推定960万台程度、2度の下方修正となったが、北米での構造改革効果や中国での固定費削減などで足元の収益力は改善傾向とみている。来期以降は、トップライン、コストの両面の寄与で利益は2桁増を予想、セクター内でも強い利益成長の発現が期待可能と考えている。
デンソー<6902.T>が3日ぶり反落。ＳＢＩ証券では、全方位での成長シナリオが織り込み不足と判断。投資判断を新規「買い」、目標株価を3100円でカバレッジを開始した。
ＳＢＩ予想事業利益は 25.3期5850億円（前期比56％増:営業利益会社計画5500億円）、26.3期6700億円（同15％増）。11月以降のSBI為替前提は1米ドル145円。今期のトヨタ世界生産同社前提は推定960万台程度、2度の下方修正となったが、北米での構造改革効果や中国での固定費削減などで足元の収益力は改善傾向とみている。来期以降は、トップライン、コストの両面の寄与で利益は2桁増を予想、セクター内でも強い利益成長の発現が期待可能と考えている。
★9:29 愛三工業－ＳＢＩが新規に「買い」 インドでの成長機会など評価
愛三工業<7283.T>が大幅高。ＳＢＩ証券では、インドでの成長機会などを評価。投資判断は新規に「買い」とし、目標株価2000円でカバレッジを開始した。
ＳＢＩでは、電動化リスクが現状で最も高い部類の上場サプライヤーと捉えていたが、同社は電動化対応製品の開発や重複事業の集約などを喫緊の課題として推進している。トヨタ系平均を上回るまでになった収益力だけでなく、今後の収益構造の変貌可能性も評価。インド依存度が高い点も成長性の観点で好材料としている。
愛三工業<7283.T>が大幅高。ＳＢＩ証券では、インドでの成長機会などを評価。投資判断は新規に「買い」とし、目標株価2000円でカバレッジを開始した。
ＳＢＩでは、電動化リスクが現状で最も高い部類の上場サプライヤーと捉えていたが、同社は電動化対応製品の開発や重複事業の集約などを喫緊の課題として推進している。トヨタ系平均を上回るまでになった収益力だけでなく、今後の収益構造の変貌可能性も評価。インド依存度が高い点も成長性の観点で好材料としている。
★9:33 日本板硝子－4日ぶり反発 リサイクル光輝材「METASHINE ECO」を開発
日本板硝子<5202.T>が4日ぶり反発。同社は3日、同社舞鶴事業所で、フロート板ガラス製造時に発生するガラスの端材を活用して、産業用光輝材の原料となるフレーク状ガラスの製造に成功したと発表した。今後は表面処理プロセスの量産化技術の確立を進め、リサイクル光輝材「METASHINE ECO」（メタシャイン エコ）として2026年の上市をめざすとしている。
日本板硝子<5202.T>が4日ぶり反発。同社は3日、同社舞鶴事業所で、フロート板ガラス製造時に発生するガラスの端材を活用して、産業用光輝材の原料となるフレーク状ガラスの製造に成功したと発表した。今後は表面処理プロセスの量産化技術の確立を進め、リサイクル光輝材「METASHINE ECO」（メタシャイン エコ）として2026年の上市をめざすとしている。
★9:34 東京計器－大和が新規「2」でカバレッジ 防衛装備品の事業拡大による収益性改善に期待
東京計器<7721.T>が大幅高。大和証券では、防衛装備品の事業拡大による収益性改善に期待として、新規に投資判断「2（アウトパフォーム）」、目標株価を4100円でカバレッジを開始した。
同社は防衛・通信機器事業は航空自衛隊の航空機に搭載されるレーダー警戒装置と、艦船などに使われる慣性航法装置が主力製品。国内シェアは100％に近い（推定）。防衛省が防衛予算を増やしていることなどを背景に、24.3期の防衛・通信機器事業の受注高は前期比36％増と増加。大和では、同事業の25.3期営業利益を15億円（前期比約4.1倍）、27.3期は24億円（同33％増）へ拡大、営業利益率は24.3期2.2％から27.3期は8.6％まで改善を見込むとしている。
東京計器<7721.T>が大幅高。大和証券では、防衛装備品の事業拡大による収益性改善に期待として、新規に投資判断「2（アウトパフォーム）」、目標株価を4100円でカバレッジを開始した。
同社は防衛・通信機器事業は航空自衛隊の航空機に搭載されるレーダー警戒装置と、艦船などに使われる慣性航法装置が主力製品。国内シェアは100％に近い（推定）。防衛省が防衛予算を増やしていることなどを背景に、24.3期の防衛・通信機器事業の受注高は前期比36％増と増加。大和では、同事業の25.3期営業利益を15億円（前期比約4.1倍）、27.3期は24億円（同33％増）へ拡大、営業利益率は24.3期2.2％から27.3期は8.6％まで改善を見込むとしている。
★9:34 ＪＲ東日本－6日ぶり反落 山手線など初乗り運賃10円値上げ 近く申請へ＝ＮＨＫ
ＪＲ東日本（東日本旅客鉄道）<9020.T>が6日ぶり反落。ＮＨＫは4日、同社が2026年3月に向けて検討を進めてきた運賃の値上げについて、山手線などの切符の初乗り運賃を10円値上げする方針で近く国に対し申請を行う見通しと報じた。
報道によれば、人口減少が続き将来の利用者の伸びが期待できない中、鉄道事業を安定的に維持する資金を確保する必要があるとして、再来年3月の運賃改定をめざしているようだ。全体の値上げ幅は10％未満にとどめる方針で、これにあわせて一部の区間で運賃を低く抑えていた今の運賃体系を見直すことも検討するとしている。
なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。
ＪＲ東日本（東日本旅客鉄道）<9020.T>が6日ぶり反落。ＮＨＫは4日、同社が2026年3月に向けて検討を進めてきた運賃の値上げについて、山手線などの切符の初乗り運賃を10円値上げする方針で近く国に対し申請を行う見通しと報じた。
報道によれば、人口減少が続き将来の利用者の伸びが期待できない中、鉄道事業を安定的に維持する資金を確保する必要があるとして、再来年3月の運賃改定をめざしているようだ。全体の値上げ幅は10％未満にとどめる方針で、これにあわせて一部の区間で運賃を低く抑えていた今の運賃体系を見直すことも検討するとしている。
なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。
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