前場コメント No.1 アドバンテ、WACUL、シンワワイズ、トヨタ、ファーストリテイ、わらべや

2025/04/11(金) 11:31
★9:00  アドバンテスト-売り気配 米ハイテク株安を嫌気 SOX指数8%安
 アドバンテスト<6857.T>が売り気配。米国のハイテク株安が嫌気されている。

 米中による報復関税のかけ合いが続いており、貿易戦争激化への懸念から前日の米国株は主要3指数ともに下落。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は8%安で終え、個別ではエヌビディアが5.9%安、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、が8.4%安、インテルが7.7%安となるなどハイテク株の下落が目立った。夜間の日経平均先物も1200円安で終えている。
 
 この流れを受けて、同社のほか東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、フジクラ<5803.T>、古河電気工業<5801.T>など国内の半導体・電線株も売り気配でスタートしている。

★9:00  WACUL-買い気配 TBSHDが1株で502円でTOB 上場廃止へ
 WACUL<4173.T>が買い気配。同社は10日、TBSホールディングス<9401.T>による同社株の公開買い付けに関して賛同の意見を表明するとともに、公開買い付けに応募するか否かについては中立の立場をとった上で、株主の判断に委ねると発表した。なお、上場廃止となる見込み。

 TOBの買付価格(普通株式)は1株につき502円、普通株式の買付予定数は778万8340株で、下限は518万0200株。上限は設けない。買い付け期間は4月11日~5月29日となっている。

★9:01  シンワワイズ-4日ぶり反落 ニューホライズン4号投組などが1株で400円でTOB 上場は維持
 Shinwa Wise Holdings<2437.T>が4日ぶり反落。同社は10日、ニューホライズン4号投資事業有限責任組合およびCatalyst Art Investmentsによる同社株式に対する公開買い付けが公表されたことを発表した。

 TOBの買付価格(普通株式)は1株につき400円、普通株式の買付予定数および上限は338万2600株で、下限は158万9700株。買い付け期間は4月10日~5月26日となっている。なお、上場廃止を企図するものではない。

 同社は、公開買い付けに関する意見表明については決定次第改めて発表するとしている。

★9:01  トヨタ-売り気配 ダウ平均が一時2000ドル超える下落 ドル円は143円台に
 トヨタ自動車<7203.T>が売り気配。米国株安や円高進行などが嫌気されている。

 前日の米国株は、米中貿易戦争の激化懸念や関税を巡る先行き不透明感から主要3指数ともに下落。ダウ平均の下げ幅は一時2000ドルを超える場面があったほか、米長期債やドルも売られトリプル安(株安・債券安・通貨安)の様相が強まった。ドル円は足元143円台(前日大引け時点で147円程度)で推移している。

 米国株安や円高進行を受け、同社のほかSUBARU<7270.T>、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>など自動車株が軒並み売り気配でスタートしている。

★9:01  ファストリ-売り気配 通期最終益を上方修正も利益確定の売り
 ファーストリテイリング<9983.T>が売り気配。同社は10日、25.3期通期の連結純利益(IFRS)予想を従来の3850億円から4100億円(前期比10.2%増)に上方修正すると発表した。上期業績の進ちょくを踏まえた。

 25.8期上期(9-2月)の連結純利益は2336億円(前年同期比19.2%増)だった。市場コンセンサスは2165億円。

 国内ユニクロ事業や、東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州のユニクロ事業が大幅な増収増益と、大変好調な業績となったことで、グループ全体で過去最高の業績を達成したとしている。

 併せて25.8期の中間配当を従来予想の225円に対し240円(前期中間は175円)に決定し、期末配当予想を従来予想の225円から240円(前期末は225円)に上方修正した。年間配当予想は450円→480円(前期は400円)となる。

 なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。

★9:01  わらべや日洋-買い気配 今期営業益33%増見込む 前期は計画上回る
 わらべや日洋ホールディングス<2918.T>が買い気配。同社は10日、26.2期通期の連結営業利益予想を60.0億円(前期比32.9%増)に、年間配当予想を90円(前期は90円)にすると発表した。
 
 海外食品関連事業においてオハイオ工場の稼働準備コストの増加などを見込む。一方、国内食品関連事業における増収効果や前期工場再編費用のはく落などにより増益の見通し。

 25.2期通期の連結営業利益は45.2億円(前の期比29.2%減)だった。会社計画36.0億円を上回った。食品関連事業において、売上高や商品規格の見直し効果が予想を上回ったことなどが寄与した。


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