前場コメント No.1 JX金属、SHIFT、日新、日本製鉄、川田TECH、IMAGICAG

2025/05/12(月) 11:30
★9:00  JX金属-売り気配 今期営業益16%減見込む 前期は31%増
 JX金属<5016.T>が売り気配。同社は9日、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を950億円(前期比15.5%減)に、年間配当予想を15.00円(前期は109.55円)にすると発表した。市場コンセンサスは1059億円。

 半導体材料セグメントはタンタル・ニオブ事業における一過性損失の反転、薄膜材料事業の増益を見込む。一方、情報通信材料セグメントはマクロ経済環境悪化影響、円高、タツタ電線公開買い付け(TOB)に伴う負ののれん計上の反転により減益を見込む。基礎材料セグメントは一過性利益の反転や円高、銅価下落の前提などにより減益を見込む。
 
 25.3期通期の連結営業利益は1125億円(前の期比30.5%増)だった。情報通信材料セグメントにおけるサプライチェーン在庫調整の一巡による圧延銅箔の増販、AIサーバー用途での高機能銅合金の採用拡大などが寄与した。

★9:00  SHIFT-大和が投資判断を2段階引き上げ テスト受託最大手、AI武器に新成長局面へ
 SHIFT<3697.T>が買い気配。大和証券では、テスト受託最大手、AI武器に新成長局面を予想。投資判断は「3(中立)」から「1(買い)」に2段階引き上げ、目標株価は1000円→1700円に引き上げた。

 大和では、今期営業利益以下を若干の下方修正。これは直近実績と下期の採用増を反映したものという。26年8月期以降は微調整。日銀短観3月調査にて国内の25年度のソフト投資額(計画)の活況見通しを確認。テスト・開発委託需要は旺盛な状況が続くとみている。 生成AIがテスト業務を侵食する懸念は杞憂と見ている。テスト特化の独自AIモデルを構築。これを武器に成長が加速する期待もあるとコメントしている。

★9:00  日新-買い気配 MBOで非公開化へ べインの出資で1000億円超と伝わる
 日新<9066.T>が買い気配。ブルームバーグは9日16時13分、経営陣が参加する買収(MBO)により同社が株式を非公開化することわかったと報じた。
 
 記事によれば、米投資ファンドのべインキャピタルが参画し、買収総額は1000億円超となるもよう。プレミアムは単純計算で現行の株価水準に対して30%程度のようだ。12日にも発表するとしている。

 同社は9日20時、上記の報道については同社が発表したものではないとコメント。企業価値の向上に資するさまざまな選択肢を常に検討しており、非公開化を検討しているのは事実だが、現時点で決定した事実はないと説明した。今後、開示すべき事実を決定した場合には適時適切に公表するとしている。

★9:01  日本製鉄-売り気配 今期最終益43%減見込む 減配見通しも発表
 日本製鉄<5401.T>が●。同社は9日、26.3期通期の連結純利益予想を2000億円(前期比42.9%減)に、年間配当予想を120円(前期は160円)にすると発表した。市場コンセンサスは5071億円。

 中国経済の低迷などを背景に世界鉄鋼需要は一段と厳しさを増しており、製品・原料価格ともに大幅下落している足もとの外部環境は極めて厳しい状況とした。また、米国トランプ政権による関税政策の動向が現時点では見通せないなか、国内外の多方面の顧客に供給している同社への間接影響は甚大であり、こうした広範なサプライチェーン全体への影響を定量的に把握することは現段階では困難な状況としている。

 25.3期通期の連結純利益は3502億円(前の期比36.2%減)だった。製鉄事業で大幅減益となったことなどが響いた。国内・海外ともに製造業・建設業が低迷、世界鉄鋼需要は未曾有の危機的な状況が継続。中国経済の減速による需給ギャップ拡大を受けた過剰生産・輸出増加は構造的であり改善の兆しがなく、不透明感が増幅したとしている。

★9:01  川田テクノロジーズ-買い気配 fundnoteが大株主に浮上 保有割合は5.94%
 川田テクノロジーズ<3443.T>が買い気配。同社について、fundnoteが大株主に浮上した。5月9日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は5.94%。

 保有目的について、投資助言会社Kaihouの投資助言に基づき投資信託の信託財産の運用のため保有。スチュワードシップ・コードに則り建設的な対話により、IR・資本効率・ガバナンスの高度化と企業価値向上を促す。ただし、受益者の利益を保全するために、保有目的を「重要提案行為を行う」に変更する場合があるとしている。

★9:01  IMAGICA-買い気配 MBOで上場廃止へ TOB価格は1株795円
 IMAGICA GROUP<6879.T>が買い気配。三日月(東京都品川区)は9日、マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として、同社に対して公開買い付け(TOB)を行うと発表した。

 TOBの買付価格(普通株式)は1株につき795円。買い付け期間は5月12日~6月20日。買い付け予定数は1960万6751株で、下限は484万1400株。上限は設けない。TOB完了後は一連の手続きを経て、同社株は上場廃止となる見込み。

 同社も同日、TOBについて賛同の意見を表明するとともに、株主に対して同公開買い付けへの応募を推奨すると発表した。


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