前場コメント No.7 川重、33FG、THK、高速、日本ハム、第一生命

2025/05/12(月) 11:30
★9:49  川崎重工業-大幅高 日米交渉 日本側が造船分野の協力進める計画策定を提案と伝わる
 川崎重工業<7012.T>が大幅高。NHKは12日、アメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐり、政府が3回目の日米交渉に向けて準備を加速させる方針と報じた。

 報道によれば、交渉をめぐっては日本側が造船分野の協力を進める計画の策定を提案していて、アメリカ側と具体的な調整が行われる見通しとしている。

 同方針を受け、造船関連として同社に買いが入っている。

★9:50  三十三FG-急騰 今期最終益28%増見込む 前期は25%増
 三十三フィナンシャルグループ<7322.T>が急騰。同社は9日、26.3期通期の連結純利益予想を111億円(前期比28.3%増)に、年間配当予想を128円(前期は100円)にすると発表した。

 25.3期通期の連結純利益は86.5億円(前の期比25.3%増)だった。貸出金利息が増加したことなどが寄与した。期末配当は従来予想の57円に対し63円(前の期は44円)に決定した。

★9:50  THK-急騰 1Q営業益20%減も今期増配を好感 年間配当予想は246円
 THK<6481.T>が急騰。同社は9日、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は17.0億円(前年同期比19.7%減)だったと発表した。市場コンセンサスは45.4億円。

 産業機器事業の需要がおおむね改善基調で推移した一方、輸送機器事業においては昨年後半に自動車の生産が落ち込んで以降、需要は大きな変化なかった。販管費が増加したこともあり、営業減益となった。
 
 従来未定としていた年間配当予想は246.0円(前期は146.5円)に修正した。中間・期末それぞれ123円を予定している。

★9:53  高速-急騰 今期営業益7%増見込む 創立60周年記念株主優待実施へ
 高速<7504.T>が急騰。同社は9日、26.3期通期の連結営業利益予想を48.5億円(前期比7.0%増)に、年間配当予想を116円(うち創立60周年記念配当60円、前期は54円)にすると発表した。

 原料価格や燃料費高騰によるコスト増加が懸念されており、連結業績予想では、その影響を見込んでいる。今後の動向次第で同想定は大きく変動する可能性があり、今後の業績動向を踏まえ、予想の修正が必要となる場合には、速やかに開示するとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は45.3億円(前の期比7.2%増)だった。会社計画の43.5億円から上振れた。人材投資、物流費などの増加をこなし先行投資を進めるなかで販管費をコントロールした結果、各項目において当初計画超での着地となった。

 なお、同日発表された創立60周年記念株主優待の実施も好感されている。

★9:53  高速-急騰 創立60周年記念株主優待を実施へ QUOカード贈呈
 高速<7504.T>が急騰。同社は9日、創立60周年記念株主優待を実施すると発表した。
 
 同一の株主番号かつ100株以上の保有記録で、2025年6月30日、2025年9月30日および2025年12月31日基準の同社株主名簿に3回連続して記録されている株主を対象に、創立60周年記念オリジナルQUOカード(3000円)を贈呈する。
 
 同記念株主優待は、創立60周年を記念して今回限り、現行の通常優待に加えて行うものとしている。

★10:01  日本ハム-8日ぶり大幅反落 今期最終益13%増見込む コンセンサス下回る 前期は5%減
 日本ハム<2282.T>が8日ぶり大幅反落。同社は9日、26.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を300億円(前期比12.8%増)に、年間配当予想を156円(前期は135円)にすると発表した。市場コンセンサスは313億円。

 加工事業の継続的な構造改革効果に加え、食肉事業におけるブランド食肉の生産拡大、相場の好転により増益を見込む。

 25.3期通期の連結純利益は266億円(前の期比5.3%減)だった。食肉事業における上期の国産鶏肉の相場安や輸入食肉の販売数量が減少したこと、持分法による投資利益の減少などにより減益となった。

★10:01  日本ハム-8日ぶり大幅反落 600万株・300億円を上限に自社株買い 割合6.1%
 日本ハム<2282.T>が8日ぶり大幅反落。同社は9日、600万株・300億円を上限とする自己株式の取得を行うと発表した。取得期間は5月9日~26年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は6.1%となる。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢となっている。

★10:06  第一生命-続伸 英キャプラをグループ会社に 世界最大規模の債券ファンド=日経
 第一生命ホールディングス<8750.T>が続伸。日本経済新聞電子版は12日10時、同社が世界最大規模の債券ヘッジファンドの英キャプラ・インベストメント・マネジメントを持ち分法適用会社にすると報じた。
 
 記事によれば、出資比率を現在の5%弱から15%に高め、取締役も派遣するようだ。トランプ米政権の関税政策で債券運用の難易度が増すなか、海外の政府系投資会社も評価するキャプラの運用力を取り込むもよう。12日午後に発表するとしている。


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