後場コメント No.3 タカヨシHD、NSW、AGC、都築電、ENEOS、JR九州

2025/05/12(月) 15:31
★12:54  タカヨシHD-後場買い気配 上期営業益8%減も期末増配を好感
 タカヨシホールディングス<9259.T>が後場買い気配。同社は12日12時40分、25.9期上期(10-3月)の連結営業利益は4.6億円(前年同期比8.0%減)だったと発表した。野菜・果実の強化や、出店の継続などにより増収となったものの、販管費の増加が響いた。

 併せて、25.9期の期末配当予想を従来予想の無配から20円に引き上げた。年間配当予想も同額となる。

★12:57  NSW-後場急落 今期営業益17%減見込む 前期は4%増
 NSW<9739.T>が後場急落。同社は12日11時30分、26.3期通期の連結営業利益予想を51.0億円(前期比16.6%減)に、年間配当予想を85円(前期は85円)にすると発表した。

 今後のさらなる成長に向け、コア事業・基盤事業の拡大や中長期的な成長領域の創出に向けて積極的に取り組む。一方、人的資本投資や研究開発などの拡大も考慮し、減益の見通し。

 25.3期通期の連結営業利益は61.2億円(前の期比4.3%増)だった。企業の生産性向上や競争力強化を目的としたDX関連への投資意欲が引き続き高く、システム刷新やクラウドへの対応などデジタル化に向けたIT投資需要は堅調に推移した。この環境下、IoTシステム構築関連が大幅に伸長したことなどにより増益となった。

★13:04  AGC-後場マイナス転換 1Q営業益7%増もコンセンサス下回る
 AGC<5201.T>が後場マイナス転換。同社は5月12日13時に、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は258.4億円(前年同期比7.0%増)だったと発表した。市場コンセンサスは299.8億円。

 オートモーティブの品種構成改善と価格政策効果や電子の出荷増加、為替の増収効果により増収となった。収益改善施策の効果発現も寄与した。

★13:06  都築電気-後場急騰 今期営業益3.4%増見込む 前期は0.6%増
 都築電気<8157.T>が後場急騰。同社は12日12時、26.3期通期の連結営業利益予想を67.0億円(前期比3.4%増)に、年間配当予想を100円(前期は99円)にすると発表した。

 顧客ニーズを確実にとらえるとともに、中期経営計画のテーマである「成長領域へのリソースシフト」を着実に進めることで事業拡大を図る。また、「資本コストを意識した経営」や「積極的な戦略投資」なども進め企業価値の向上をめざすとしている。


 25.3期通期の連結営業利益は64.8億円(前の期比0.6%増)だった。プライシングマネジメントなどによる増収や、原価低減および電子デバイス事業分の販管費減少が寄与した。

★13:13  ENEOS-後場急落 今期最終益18%減見込む 前期は22%減
 ENEOSホールディングス<5020.T>が後場急落。同社は12日13時、26.3期通期の連結純利益予想を1850億円(前期比18.2%減)に、年間配当予想を30円(前期は26円)にすると発表した。通期見通しの前提として、ドバイ原油は1バレルあたり75ドル、想定為替レートは1米ドル140円とした。市場コンセンサスは2018億円。

 25.3期通期の連結純利益は2261億円(前の期比21.5%減)だった。会社計画は1100億円。3月の原油価格の下落に伴い、原油および石油製品等の在庫評価による損失影響1500億円程度と見込んでいた。一方、期末における簿価切り下げが想定を下回ったことで、従来予想を上回った。

 併せて、中期経営企画(26.3期~28.3期)を策定したことも発表した。最終年度の目標として、ROE10.0%以上、ROIC(投下資本利益率)6.0%以上、純利益(在庫影響除く)3200億円をめざす。株主還元については、年間30円を起点として業績に応じた累進配当を導入する。3カ年平均で、在庫影響除き当期利益の50%以上を配当と自社株買いで還元するとしている。

★13:16  JR九州-MSMUFGが目標株価を引き下げ 短期株価上昇しても、利益確定には時期尚早
 九州旅客鉄道<9142.T>が小幅安。モルガン・スタンレーMUFG証券では、短期株価上昇しても、利益確定には時期尚早と考ている。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を4800円から4600円に引き下げた。

 モルガン・スタンレーでは、増配(会社方針の配当性向35%、増配基調へ)・自己株取得(市場期待値は低かった印象)・F3/26の前年比15%営業増益ガイダンス(鉄道運賃の値上げ実施直後であり、過度に保守的な会社ガイダンスへの懸念が強かった印象)など、総じてポジティブと指摘。短期的な株価はポジティブ反応を想定。株価上昇後でも、依然割安感が強く、利益確定は時期尚早と判断している。F3/26会社OP計画676億円に対して、790億円を予想。IFIS予想734億円を下回るが、保守的な会社計画と判断している。


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