前場コメント No.6 JAL、SANKYO、北電工、NTT、プロパティD、安川電

2025/05/28(水) 11:30
★9:40  日本航空-東海東京が目標株価引き上げ 株価カタリストは総還元性向を意識した還元方針の再開
 日本航空<9201.T>が4日続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、株価カタリストは総還元性向を意識した還元方針の再開と指摘。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を3300円→3500円と引き上げた。

 東海東京では株価カタリストとして、1.好調な国際線需要、国内線の高イールド維持、政府の燃料補助制度延長に伴う燃料費の下振れなどによる26.3期予想EBITの計画上振れ、2.コロナ禍からの業績改善と永久劣後債、社債型種類株式の発行(見込み)などによる財務体質改善、総還元性向を意識した還元方針の再開などを想定している。

★9:46  SANKYO-東海東京が目標株価引き上げ 今後もキャッシュ蓄積時に自社株買い実施を期待
 SANKYO<6417.T>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、今後もキャッシュ蓄積時に自社株買い実施を期待。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を2730円→3030円と引き上げた。

 東海東京は理由として、1.パチンコ、パチスロともに市場シェア首位を獲得、高いブランド力や開発力を生かし、スマパチの規制緩和(7月よりゲーム性の拡張が可能となるラッキートリガー3.0+が導入予定)にもスムーズな対応が可能と考えること、2.ビスティブランドを共同展開する円谷フィールズホールディングスが、高稼働スマスロを複数輩出してスマスロのブランド力が向上、ビスティブランドのパチスロ販売台数の継続的伸長が期待されること、3.25.3期決算時に、総額600億円の自社株買いを発表、今後もキャッシュ蓄積時に自社株買いが期待されること、を挙げている。

★9:51  北陸電気工業-急騰 フェローテックHDが同社株買い増し 保有割合7.21%→8.06%
 北陸電気工業<6989.T>が急騰。同社について、フェローテックホールディングス<6890.T>が保有株を買い増した。5月27日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は7.21%→8.06%となっている。保有目的は取引関係強化を目的とした政策投資(状況に応じて重要提案行為などを行うこともありうる)としている。

★9:55  NTT-SMBC日興が投資評価引き上げ 株価バリュエーションの改善が進むと予想
 NTT<9432.T>が反発。SMBC日興証券では、株価バリュエーションの改善が進むと予想。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に、目標株価を155円→210円へそれぞれ引き上げた。

 SMBC日興では、同社の公開買い付け(TOB)によるNTTデータグループ完全子会社化の可能性は高いと予想。NTTデータグループの完全子会社化は成長戦略や株主還元の継続に必要であり、株価評価の改善要因にもなると考えている。今後、日本の通信事業からのキャッシュフローや、情報通信分野で世界屈指の研究開発力を生かし、グローバルをリードするICT/ITサービス企業として成長することで、それに相応しい株価評価がなされるとみている。

★10:02  プロパティデータバンク-反発 期末配当を増額 20円→24円
 プロパティデータバンク<4389.T>が反発。同社は27日、25.3期の期末配当を従来予想の20円に対し24円(前の期末は20円)に決定したと発表した。

★10:06  安川電機-SMBC日興が投資評価引き上げ ようやく割安感が出てきた
 安川電機<6506.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、ようやく割安感が出てきたと判断。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」と引き上げたが、目標株価は4100円→3900円と引き下げた。

 同社は2025年の年初からFA相対でアンダーパフォームを続けているが、SMBC日興では足元のバリュエーションは過去最低水準であり需要が低迷した場合でもさらなる株価のダウンサイドは限定的とみている。加えて、(a)米国シェア拡大、(b)自律制御ロボット「MOTOMAN NEXT」の拡販、(c)新製品効果や高付加価値提案による収益性改善、の3点で株価上昇への中期的なカタリストは豊富とみている。


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