前場コメント No.2 オリンパス、パレモHD、パソナG、三菱重、ナガイレーベ、マーチャント

2025/06/30(月) 11:30
★9:01  オリンパス-急騰 FDAの指摘事項に迅速に対応するとコメント
 オリンパス<7733.T>が急騰。同社は27日、米国食品医薬品局(FDA)による会津オリンパス製の一部医療機器に関する輸入警告について、FDAの指摘事項に迅速に対応すると発表した。

 25.3期の対象製品の米国での売上高は連結売上高の約1%となる。また、現段階では同措置による対象製品の他国への輸入に影響はないとしている。

★9:01  パレモHD-急落 1Q営業赤字転落 不安定な天候などにより客数が伸び悩む
 パレモ・ホールディングス<2778.T>が急落。同社は27日、26.2期1Q(2月21日~5月20日)の連結営業損益は1400万円の赤字(前年同期は7800万円の黒字)だったと発表した。

 春先から初夏にかけて全国的に寒暖差が大きく、日照時間も短い日が続くなど不安定な天候が多かったことや、物価上昇に伴う節約志向の高まりなどの影響もあり、客数が伸び悩んだことが響いた。全社の既存店売上高前年比は3.4%減となった。

★9:02  パソナG-5日ぶり反落 通期最終損益を下方修正 万博出展関連費用の計上など響く
 パソナグループ<2168.T>が5日ぶり反落。同社は27日、25.5期通期の連結純損益予想を従来の43.0億円の赤字から86.5億円の赤字(前の期は959億円の黒字)に下方修正すると発表した。

 BPOソリューションの案件の獲得が想定よりも伸びなかったほか、エキスパートソリューションが計画を下回る見込みとなった。万博出展関連費用について特別損失を計上したことも響く。
 
 26.5期見通しについては、BPOソリューションは引き続き大型受託案件のピークアウト影響を受ける見込みだが、エキスパートソリューションは足元でも前期を上回って推移している。地方創生・観光ソリューションはインバウンドの集客をさらに強化することで、既存施設を中心に収益改善を進める。これらにより収益を改善し、黒字に転換する計画。業績予想は7月15日の決算発表に併せて開示する予定としている。

★9:02  三菱重工業-3日続伸 H2Aロケット最終号機の打ち上げ成功
 三菱重工業<7011.T>が3日続伸。同社は29日、大型ロケット「H-2Aロケット50号機(最終号機)」の打ち上げに成功したと発表した。

 種子島宇宙センターから29日01時33分03秒に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の温室効果ガス・水循環観測技術衛星「いぶきGW」を搭載した同ロケットを打ち上げた。ロケットは計画どおり飛行し、打ち上げ後約16分07秒に「いぶきGW」を正常に分離したことを確認したとしている。

★9:03  ナガイレーベン-買い気配 3Q累計営業益6.9%減も記念配を好感
 ナガイレーベン<7447.T>が買い気配。同社は27日、25.8期3Q累計(9-5月)の連結営業利益は29.2億円(前年同期比6.9%減)だったと発表した。

 増収となったものの、原材料費の価格改定、国内人件費の増加、円安水準での為替レートおよび、海外工場移転による一過性の物流費増加などにより、減益着地となった。

 併せて、25.8期の期末配当予想を従来予想の60円から100円(前期末は60円)に引き上げると発表した。1株当たり40円の創業110周年記念配当を実施する。株価は記念配の実施が好感されて、買いが優勢となっている。


★9:03  マーチャント-もみ合い 新株および新株予約権で38.5億円調達 M&A資金などに充当
 マーチャント・バンカーズ<3121.T>がもみ合い。同社は27日、Hong Kong Sunlight House(香港)を割当先とする第三者割り当てによる新株式および第17回新株予約権の発行を発表した。

 新株の払込期日は7月14日。発行株式数は231万6300株。発行価額は1株につき331円。新株予約権の割当日は7月14日。発行数は9万1954個(潜在株式数919万5400株)。発行価額は1個につき362円。行使価額は348円。差引手取概算額として38億5149万9093円を調達し、M&A、企業・案件への投資資金に充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は最大で39.04%となる。


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