後場コメント No.2 HKS、日機装、クラダシ、霞ヶ関キャ、アストロスケール、サイバセキュリ

2025/07/02(水) 15:30
★12:52  HKS-3日ぶりに大幅反発 株主優待制度を変更
 エッチ・ケー・エス<7219.T>が3日ぶりに大幅反発。同社は1日に、株主優待制度を変更すると発表した。

 従来は、基準日付の株主名簿に記載、または記録された1単元(100株)以上の株式を保有する株主のうち、同社が指定する有効期間内に同社製品を購入した株主のみに、オリジナルQUOカードを優待品として進呈していたが、この優待品の進呈先を、「基準日の株主名簿に記載、または記録された、1単元(100株)以上の株式を保有するすべての株主」に変更する。
 2025年8月31日を基準日とする株主優待より変更後の制度を適用し、持株数および保有期間に応じてオリジナルQUOカード1000円分~1万円分を進呈する。

★12:52  日機装-底堅い 東アフリカ医療支援プロジェクトで酸素製造プラント受注
 日機装<6376.T>が底堅い。同社は2日、国際機関ユニットエイド(スイス)が主導する地域医療支援プロジェクトにおいて、医療用酸素製造プラントを受注したと発表した。

 東アフリカのケニアとタンザニアに計4基(3施設)を設置する。医療用酸素は手術や呼吸器疾患などの治療に不可欠となるが、サハラ以南のアフリカでは深刻な不足が課題となっている地域がある。このプロジェクトでは同地域の医療用酸素の製造能力を向上して価格を引き下げることで、より多くの人たちが適切な治療を受けられることをめざす。また、プロジェクトには日本政府が支援を表明し、令和5度補正予算額として10億円を拠出しているとした。

★12:53  クラダシ-4日ぶり大幅反発 オンライン料理教室のL’ATELIER de SHIORIを子会社化
 クラダシ<5884.T>が4日ぶり大幅反発。同社は1日、2025年6月27日付で、月額制オンライン料理教室「L’atelier de SHIORI Online」を中心とした事業を展開するL’ATELIER de SHIORI(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化したと発表した。
 
 「L’atelier de SHIORI Online」は、料理家のSHIORI氏が、”圧倒的なおいしさ”と”再現性”を兼ね備えたレシピを提供するオンライン料理教室だという。

 子会社化を通じて、同社がこれまでにEC「Kuradashi」で培ったノウハウやブランディング力と「L’atelier de SHIORI Online」で培った生活者へ高い共感を生むマーケティング力を融合させる。これにより、「食」に関わるフードロスや気候変動といった社会課題における生活者の認識変容ならびに行動変容を促し、成長戦略の一環として事業成長を加速させ、同社のミッション・ビジョンの実現に寄与するとしている。

★13:01  霞ヶ関キャピタル-SMBC日興が新規「1」 成長力にはまだ驚く余地がある
 霞ヶ関キャピタル<3498.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、同社の成長力にはまだ驚く余地があると判断。投資判断は新規に「1(アウトパフォーム)」とし、目標株価2万円でカバレッジを開始した。

 同社は開発用地を取得後、開発投資家に売却し、その後PMフィーのほか、成功報酬・AMフィーを得るビジネスモデルを展開。この資金回収が速いビジネスモデルにより、他社より高い成長率を維持することが可能であるとSMBC日興では予想している。同社の過去平均PER19.0倍(2020/9~2024/8)の水準はフロービジネスを主体とする不動産中小型銘柄の中では相対的にバリュエーションは高かったが、他社比優れた成長率が要因とみており、今後も同社のマルチプルは一定のプレミアムが許容されるとみている。

★13:05  アストロスケール-後場プラス転換 米空軍研究所から新規受注 金額は12億円
 アストロスケールホールディングス<186A.T>が後場プラス転換。同社は2日13時、米国連結子会社のAstroscale U.S.が、米空軍研究所から新規防衛調査契約を受注したと発表した。

 受注金額は税抜きで12億円(1米ドル143.69円換算)。契約期間は2027年3月31日まで。内容は自律的なランデブ・近傍運用およびドッキングに関する調査となる。26.4期通期の業績予想に一定程度の影響が見込まれるが、現時点では影響度合いの数値化が難しいため、今後適切なタイミングの業績開示において説明する予定としている。

★13:12  サイバーセキュリティクラウド-続落 チャットプラスに「CloudFastener」導入
 サイバーセキュリティクラウド<4493.T>が続落。同社は2日13時、同社が提供するパブリッククラウド環境フルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener(クラウドファスナー)」を、AIチャットボットサービス「ChatPlus」を展開するチャットプラス(東京都千代田区)に導入したと発表した。
 
 チャットプラスでは、サービスの拡大に伴いトラフィックが急増し、AWS環境におけるセキュリティ強化の重要性が増していたという。AWSセキュリティサービスを活用した脅威の可視化や対応優先度の整理、コスト最適化、日々の運用支援まで包括的に支援するサービスとして「CloudFastener」導入に至ったとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


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